BILLY BOY ARNOLD, CHARLIE MUSSELWHITE, MARK HUMMEL, SUGAR RAY NORCIA & JAMES HARMAN / REMEMBERING LITTLE WALTER
2014年の『Blues Music Awards』が5月8日に発表になったようです。数年前までは『W.C. Handy Blues Awards』という名で親しまれてきたブルースの祭典。今年の『Album of the Year』に選ばれたのは、新旧のハーピスト5人が集まりシカゴ・ブルースの伝説リトル・ウォルターをトリビュートしたライヴ盤「Remembering Little Walter」(写真)でした!!
その新旧5人のハーピストとは、ビリー・ボーイ・アーノルド、チャーリー・マッスルホワイト、マーク・ハメル、シュガー・レイ・ノーシア、ジェイムズ・ハーマンという凄腕達。まあ、新旧と言っても一番若くてマーク・ハメルが58歳ですけどね。シュガー・レイ・ノーシアもほぼ同年代ですね。そして最も年配なのがビリー・ボーイ・アーノルドで78歳です。
やはりビリー・ボーイ・アーノルドの存在は光ってますよね。この中で唯一生粋のシカゴ・ブルース・マンですし、故リトル・ウォルターとは5歳しか歳も違いません。「You're So Fine」での軽快な歌声とハープ・ブロウはとても80歳近い方とは思えません。そしてもう一方強烈な印象を残しているのがチャーリー・マッスルホワイト。スロー・ブルース「Just A Feeling」での太く深いハープの音色とそれに呼応するような渋い歌声は相当滲みます。
それにしても、さすがにハープが主役なアルバムだけあって、ハープが良い音で録られてるんですよ! 冒頭、「I Got To Go」でのマーク・ハメルの吹くハープが開口一番に唸りを上げた瞬間に、ブルース・ハープの世界に吸い込まれるようでした。マーク・ハメルは今作のプロデューサーも請け負ってまして、おそらく彼が集めたであろうバック・バンドも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
ちなみにこのアルバム、『Album of the Year』だけでなく『Traditional Blues Album of the Year』も受賞するという2冠でした。そしてチャーリー・マッスルホワイトは『Best Instrumentalis – Harmonica』部門も受賞しております。
TEDESCHI TRUCKS BAND / MADE UP MIND
『Band of the Year』を受賞したのがテデスキ・トラックス・バンド。また最新作「MADE UP MIND」(写真)が『Rock Blues Album of the Year』を、そしてスーザン・テデスキが『Contemporary Blues Female Artist of the Year』を受賞するという活躍ぶり。多様化するブルースの未来を担うのはやはり彼らでしょうか?
BUDDY GUY / RHYTHM & BLUES
『B.B. King Entertainer of the Year』という部門を受賞したバディ・ガイ。今ひとつどういう位置づけの部門なのかよく分らない部門ですが、“エンターテイナー”ですから、バディ・ガイにピッタリですね。ちなみに最新作「RHYTHM & BLUES」(写真)は『Album of the Year』にノミネートされていたのですが、今回はお預けでした。
BOBBY RUSH / DOWN IN LOUSIANA
『Soul Blues Album of the Year』を受賞したのは、ボビー・ラッシュの「DOWN IN LOUSIANA」。チトリンサーキットで鍛え上げられたライヴのその濃密さは折り紙付きですが、近年はスタジオ作も傑作続き。特に今作は彼の代表作の一つになるのではないでしょうか?
ROYAL SOUTHERN BROTHERHOOD / SONGS FROM THE ROAD
『DVD of the Year』には我らがシリル・ネヴィルの勇姿をたっぷり拝めるロイヤル・サザン・ブラザーフッドのライヴDVD作品が。もちろんマイク・ジト、デヴォン・オールマンの見せ場もたっぷり。来日してくれませんかね~。
GARY CLARK JR. / BLACK AND BLU
『Contemporary Blues Male Artist of the Year』を受賞したゲイリー・クラーク・ジュニア。
CEDRIC BURNSIDE PROJECT / HEAR ME WHEN I SAY
『Best Instrumentalist – Drums』にはRLバーンサイドの孫、セドリック・バーンサイドが。彼はミシシッピーの新しいスターですね!
と、とりあえず個人的に気になる受賞者をいくつか紹介しましたが、もちろんこの他にも沢山の部門があるんです。興味がある方は、こちらのサイトで各部門のノミネートと受賞者の一覧を確認できます。(海外のサイトですけどね。)
http://blues.about.com/od/bluesawards/a/2014-Blues-Music-Awards.htm
2014年の『Blues Music Awards』が5月8日に発表になったようです。数年前までは『W.C. Handy Blues Awards』という名で親しまれてきたブルースの祭典。今年の『Album of the Year』に選ばれたのは、新旧のハーピスト5人が集まりシカゴ・ブルースの伝説リトル・ウォルターをトリビュートしたライヴ盤「Remembering Little Walter」(写真)でした!!
その新旧5人のハーピストとは、ビリー・ボーイ・アーノルド、チャーリー・マッスルホワイト、マーク・ハメル、シュガー・レイ・ノーシア、ジェイムズ・ハーマンという凄腕達。まあ、新旧と言っても一番若くてマーク・ハメルが58歳ですけどね。シュガー・レイ・ノーシアもほぼ同年代ですね。そして最も年配なのがビリー・ボーイ・アーノルドで78歳です。
やはりビリー・ボーイ・アーノルドの存在は光ってますよね。この中で唯一生粋のシカゴ・ブルース・マンですし、故リトル・ウォルターとは5歳しか歳も違いません。「You're So Fine」での軽快な歌声とハープ・ブロウはとても80歳近い方とは思えません。そしてもう一方強烈な印象を残しているのがチャーリー・マッスルホワイト。スロー・ブルース「Just A Feeling」での太く深いハープの音色とそれに呼応するような渋い歌声は相当滲みます。
それにしても、さすがにハープが主役なアルバムだけあって、ハープが良い音で録られてるんですよ! 冒頭、「I Got To Go」でのマーク・ハメルの吹くハープが開口一番に唸りを上げた瞬間に、ブルース・ハープの世界に吸い込まれるようでした。マーク・ハメルは今作のプロデューサーも請け負ってまして、おそらく彼が集めたであろうバック・バンドも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
ちなみにこのアルバム、『Album of the Year』だけでなく『Traditional Blues Album of the Year』も受賞するという2冠でした。そしてチャーリー・マッスルホワイトは『Best Instrumentalis – Harmonica』部門も受賞しております。
TEDESCHI TRUCKS BAND / MADE UP MIND
『Band of the Year』を受賞したのがテデスキ・トラックス・バンド。また最新作「MADE UP MIND」(写真)が『Rock Blues Album of the Year』を、そしてスーザン・テデスキが『Contemporary Blues Female Artist of the Year』を受賞するという活躍ぶり。多様化するブルースの未来を担うのはやはり彼らでしょうか?
BUDDY GUY / RHYTHM & BLUES
『B.B. King Entertainer of the Year』という部門を受賞したバディ・ガイ。今ひとつどういう位置づけの部門なのかよく分らない部門ですが、“エンターテイナー”ですから、バディ・ガイにピッタリですね。ちなみに最新作「RHYTHM & BLUES」(写真)は『Album of the Year』にノミネートされていたのですが、今回はお預けでした。
BOBBY RUSH / DOWN IN LOUSIANA
『Soul Blues Album of the Year』を受賞したのは、ボビー・ラッシュの「DOWN IN LOUSIANA」。チトリンサーキットで鍛え上げられたライヴのその濃密さは折り紙付きですが、近年はスタジオ作も傑作続き。特に今作は彼の代表作の一つになるのではないでしょうか?
ROYAL SOUTHERN BROTHERHOOD / SONGS FROM THE ROAD
『DVD of the Year』には我らがシリル・ネヴィルの勇姿をたっぷり拝めるロイヤル・サザン・ブラザーフッドのライヴDVD作品が。もちろんマイク・ジト、デヴォン・オールマンの見せ場もたっぷり。来日してくれませんかね~。
GARY CLARK JR. / BLACK AND BLU
『Contemporary Blues Male Artist of the Year』を受賞したゲイリー・クラーク・ジュニア。
CEDRIC BURNSIDE PROJECT / HEAR ME WHEN I SAY
『Best Instrumentalist – Drums』にはRLバーンサイドの孫、セドリック・バーンサイドが。彼はミシシッピーの新しいスターですね!
と、とりあえず個人的に気になる受賞者をいくつか紹介しましたが、もちろんこの他にも沢山の部門があるんです。興味がある方は、こちらのサイトで各部門のノミネートと受賞者の一覧を確認できます。(海外のサイトですけどね。)
http://blues.about.com/od/bluesawards/a/2014-Blues-Music-Awards.htm
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