DIANE BIRCH / BIBLE BELT
超個人的フジロック・ベストアクト、第1位と第2位の発表の前に、今回はベスト5に選んだアクト以外にも「ルーツな日記」的に無視出来ない素晴らしいライヴの目白押しだったので、その辺もしっかり拾っておこうという、つまりベスト5の圏外の発表という訳です。しかし圏外と言えど侮るなかれ、正直、今回のベスト5は苦労しましたからね~。特に4位と5位。まず、1位と2位は別格でした。どちらを1位にするかで少し悩みはしましたけど、トップ2は揺るがない。そしてそれに続くデレク&スーザン。ここまではすんなり決まりました。問題は4位です。この4位候補が5組あったんですけど、どれもが甲乙つけがたい感じでホント悩みました。ちなみにその5組は、コリーヌ・ベイリー・レイ、ジョン・バトラー・トリオ、JJグレイ&ザ・モフロ、ダイアン・バーチ、モー。で、この5組から泣く泣く4位と5位に選んだのがモーとコリーヌ・ベイリー・レイだった訳なんですけど、その差なんて夜やったか昼やったかぐらいの差しかありませんよ。昼は昼なりの雰囲気がありますけど、やはり夜の時間帯は見る側の気合いも違いますからね~。
という訳で、今回はフジロック・ベストアクトの圏外です! こちらはもう順位はつけられないので、観た順です。
MUSTANG@レッド・マーキー(前夜祭)
今年のフジロックで、一番最初に観たライヴです。フレンチ・ロカビリーとでも言いましょうか。フランス出身の3人組で、チープなキーボードとリヴァーヴの効いたギターというレトロなサウンドを武器に、エルヴィス・プレスリーのようなロカビリーをフランス語で歌うという面白いバンドです。CDで聴くと、微妙に力の抜けた感じがクセになるんですが、流石にライヴですとテンションが高くて格好良かったですね~。シンガーのジャン・フェルジヌの何処かセクシーな歌唱も良い感じでした。そして、前夜祭特有の異様な盛り上がりもフジらしくて最高! 翌日、深夜の苗場食堂でも観たんですけど、ここでも異様に盛り上がってました。ファイナルファンタジーの「チョコボのテーマ」にはやられましたね~。一晩中あのメロディが頭の中から離れませんでした…。
NARASIRATO PAN PIPERS@木道亭(7/30)
ソロモン諸島からやって来たパンパイプ軍団。色んな意味で凄かった! 実は初日の木道亭の前に前夜祭でも観たんです。総勢何人居るか分かりませんが、全員がいわゆる“土人ルック”というか“あだもちゃんファッション”みたいな感じで、踊りながらパンパイプをピュロピュロと吹きまくる。もう土着そのもの。ロックでもなんでもない。なのにパンパンのレッド・マーキーが1曲終わるごとに「オー!!!」と沸きに沸く。いや~、フジって素晴らしいな!と。で、翌日の木道亭。森の中にある小さなステージ。レッド・マーキーとはまた違う和気あいあいとした雰囲気が良かったですね。パン・パイパーズの衣装も何故か普通にTシャツ姿という気軽な感じでしたし。それでも一旦演奏が始まってしまえばそこは彼等の世界。森の中で体験する彼等の踊りとパンパイプの音色は一種のトリップ感すらあり、流石に一味違いましたね。「上を向いて歩こう」をみんなで歌ったのも楽しかったです。この日は、この後も続けてモリアーティを木道亭で観たので、かなり木道亭の魅力を満喫な一日でした。
JOHN BUTLER TRIO@グリーン・ステージ(7/31)
これはねえ、ホント最高でしたよ。どうしても広いグリーン・ステージの昼の時間帯というのは、観る側の集中力に欠けるというか、散漫な印象になりがちなんですけど、ジョン・バトラー・トリオは見事でしたね。最新作からラップ&ファンキーな「Don't Wanna See Your Face」、そしてバンジョーの音色がカントリーな息吹を伝える「Better Than」へ続く。トリオが醸す躍動感溢れるオーガニックなグルーヴとピースフルなヴァイヴが、あの広いフィールドをみるみる包み込んでいきました。そしてやってくれましたね!グリーンの爆音で聴く「Ocean」。ジョン・バトラーのギター1本による長尺インストですけど、正直、短いセットなので、ノリの良い歌物だけを固めてくるかとも思っていたので、これは嬉しかったですね~。ジョンの驚異的なテクニックが繊細な旋律を紡ぎ、エモーショナルがほとばしるような爆音が鳴り響く。グリーン全体が水を打ったように聴き入ってましたね。そしてラストの「Funky Tonight」も天晴でした。コール&レスポンスを含むドラム・ソロからメンバー3人による太鼓の乱れ叩き、そしてフィールド前方から後ろへ向けて観客達のウェーヴを作ったりと、野外ライヴならではの開放感に溢れたステージでした! ただ一つ、難を言わせて頂ければ、もっと観たかった~。
こちらのサイトにセット・リスとが載っていました。
01. Don't Wanna See Your Face
02. Better Than
03. One Way Road
04. Ocean
05. Zebra
06. Revolution
07. Close To You
08. Funky Tonight
KITTY DAISY&LEWIS@フィールド・オブ・ヘヴン(7/31)
フィールド・オブ・ヘヴンのステージに並んだ3兄弟の、あまりにレトロな雰囲気と、それに似つかわしくないほど若い風貌にどよめく観客達。それもそのはず、平均年齢はまだ20歳ぐらいですからね。しかもオールドタイムなロカビリーやブルース、カントリーなんかを、どう?カッコイイでしょ?と言わんばかりにヒップな感性で演奏する。噂には聞いてましたがなんかゾクゾクしましたね。で、ほとんど1曲ごとに楽器を持ち替える。もう誰がどの楽器を弾いたかは覚えていませんが、ギター、キーボード、ドラム、はもちろん、ジャンベ、ウクレレ、ハープ、アコーディオン、スティール・ギター、バンジョー、まだあったかな? まあ、芸達者ですよ。特に長姉デイジーのドラムおよびジャンベが良いんですよ! まったくテクニカルではないんですけど、絶妙のタメとハネを持ってる。気持ち良いんですよね~。そして3兄弟を支えるパパ(g)とママ(b)も良い仕事ぶりでした。あと忘れてならないのが途中ゲストで登場したエディ・タンタン・ソートン! レゲエのベテラン・トランペット奏者ですけど、このためにだけに来日したんですかね? 凄い! それにしても、この3兄弟、今後の成長も楽しみですよね。今のままでも格好良いんですけど、この多彩な楽器がさらに音楽的な深みを持ってきたら、それこそ無敵ですよ!
こちらのサイトにセット・リスとが載っていました。写真も豊富で、充実したサイトです。
01. Walking Blues
02. Mean Son Of A Gun
03. I’m Going Back
04. Don’t make A Fool Out Of Me
05. Polly Put The Kettle On
06. Buggin’ Blues
07. Honolulu Rock-A Roll-A
08. Hillbilly Music
09. I Got My Mojo Workling
10. Ska Song
11. Baby, Hold Me Tight
12. Tomorrow
13. Going Up The Country
14. Say You’ll Be Mine
JJ Grey & Mofro@フィールド・オブ・ヘヴン(8/1)
これも痺れましたね~。まあ、とにかくJJグレイの強靭な歌声が凄い! サザン・フィーリングをたっぷり含んだ喉を、力強く振るわせるように歌う。残念ながらセットリストはさっぱり分からないんですが、南部ロック&スワンプな空気が濃厚なステージでした。サザン・バラード(「A Woman」だったかな?)も良かったですし、JBばりなファンキー曲にはしっかり踊らされました。話題の最新作からも数曲演っていたようですね、「The Sweetest Thing」とか。そしてホーン隊を含むバック・バンド、MOFROの演奏も良かったですね~。ギタリストはテキサス出身って言ってたかな?この人がまた良いギター弾くんですよ! ホーンも良い感じですし、もちろんリズム隊も強力。そしてなによりバンドとしての一体感にやられましたね。重心の低いノリと、ジャム・バンド的な柔軟さを併せ持っているそのグルーヴに。流石にデレク・トラックスとツアーをしていたというだけあり、南部らしい朴訥さのなかに、独特なミクスチャー感があります。しかもそれはCDで聴くより、ライヴの方が断然芳醇に響くんです。このバンドはぜひ、ワンマンで観てみたいですね! 祈、再来日!
DIANE BIRCH@フィールド・オブ・ヘヴン(8/1)
ダイアン・バーチですよ! 黒っぽい衣装に大きなハットを被って登場。どことなくゴスっぽい雰囲気ですが、その資質は正統派な女性シンガー・ソング・ライター。天性の憂いを伴うその歌声は、ソウルフル且つエモーショナルですが、ディープになりすぎない爽やかさがあります。やっぱりオールド・テイストな風情を漂わす「Fools」とか「Nothing But A Miracle」なんかが良かったですね~。鍵盤を弾きながら歌う姿にもうっとりでした。観客のあちらこちらから「可愛い~」と声が漏れてましたからね。ホール&オーツのカヴァー「Rich Girl」にも痺れました。でも何と言っても「Forgiveness」でしょう。このゴスペル・フィーリングには参りました。正直、彼女の歌唱力がここまで素晴らしいとは予想していなかったというか、想像を超えるインパクトでしたね。これには惚れ直しました。ラストの「Valentino」も素敵でした。こういう楽しい感じの曲もまた似合うんですよ! まあ、とにかく全編、ダイアン・バーチの魅力に胸を鷲掴みにされっぱなしのステージでした。ただ一つ不満があるとすれば、バックの演奏があまりにもあっさりしすぎていたことですかね。流石にCDで聴くような黒っぽさは期待出来ないしろ、もう少し前に出てきてくれても良かったかも。ま、フルセットのライヴだとまた違うのかもしれませんけどね。そんなことも含めて、ダイアン・バーチの再来日を強く希望!
先程のキティー・デイジー&ルイスと同じサイトにダイアン・バーチのセット・リストもありました。
01. Choo Choo
02. Fools
03. Fire Escape
04. Nothing But A Miracle
05. Ariel
06. Rich Girl
07. Forgiveness
08. Don’t Wait Up
09. Mirror Mirror
10. Rewind
11. Photograph
12. Valentino
*かなり記憶が曖昧です。曲目等、間違いがあったらごめんなさいね。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
10.11.16 フジロック・ベスト・アクト 第3位!
10.09.09 フジロック・ベスト・アクト 第4位!
10.09.05 フジロック・ベスト・アクト 第5位!
超個人的フジロック・ベストアクト、第1位と第2位の発表の前に、今回はベスト5に選んだアクト以外にも「ルーツな日記」的に無視出来ない素晴らしいライヴの目白押しだったので、その辺もしっかり拾っておこうという、つまりベスト5の圏外の発表という訳です。しかし圏外と言えど侮るなかれ、正直、今回のベスト5は苦労しましたからね~。特に4位と5位。まず、1位と2位は別格でした。どちらを1位にするかで少し悩みはしましたけど、トップ2は揺るがない。そしてそれに続くデレク&スーザン。ここまではすんなり決まりました。問題は4位です。この4位候補が5組あったんですけど、どれもが甲乙つけがたい感じでホント悩みました。ちなみにその5組は、コリーヌ・ベイリー・レイ、ジョン・バトラー・トリオ、JJグレイ&ザ・モフロ、ダイアン・バーチ、モー。で、この5組から泣く泣く4位と5位に選んだのがモーとコリーヌ・ベイリー・レイだった訳なんですけど、その差なんて夜やったか昼やったかぐらいの差しかありませんよ。昼は昼なりの雰囲気がありますけど、やはり夜の時間帯は見る側の気合いも違いますからね~。
という訳で、今回はフジロック・ベストアクトの圏外です! こちらはもう順位はつけられないので、観た順です。
MUSTANG@レッド・マーキー(前夜祭)
今年のフジロックで、一番最初に観たライヴです。フレンチ・ロカビリーとでも言いましょうか。フランス出身の3人組で、チープなキーボードとリヴァーヴの効いたギターというレトロなサウンドを武器に、エルヴィス・プレスリーのようなロカビリーをフランス語で歌うという面白いバンドです。CDで聴くと、微妙に力の抜けた感じがクセになるんですが、流石にライヴですとテンションが高くて格好良かったですね~。シンガーのジャン・フェルジヌの何処かセクシーな歌唱も良い感じでした。そして、前夜祭特有の異様な盛り上がりもフジらしくて最高! 翌日、深夜の苗場食堂でも観たんですけど、ここでも異様に盛り上がってました。ファイナルファンタジーの「チョコボのテーマ」にはやられましたね~。一晩中あのメロディが頭の中から離れませんでした…。
NARASIRATO PAN PIPERS@木道亭(7/30)
ソロモン諸島からやって来たパンパイプ軍団。色んな意味で凄かった! 実は初日の木道亭の前に前夜祭でも観たんです。総勢何人居るか分かりませんが、全員がいわゆる“土人ルック”というか“あだもちゃんファッション”みたいな感じで、踊りながらパンパイプをピュロピュロと吹きまくる。もう土着そのもの。ロックでもなんでもない。なのにパンパンのレッド・マーキーが1曲終わるごとに「オー!!!」と沸きに沸く。いや~、フジって素晴らしいな!と。で、翌日の木道亭。森の中にある小さなステージ。レッド・マーキーとはまた違う和気あいあいとした雰囲気が良かったですね。パン・パイパーズの衣装も何故か普通にTシャツ姿という気軽な感じでしたし。それでも一旦演奏が始まってしまえばそこは彼等の世界。森の中で体験する彼等の踊りとパンパイプの音色は一種のトリップ感すらあり、流石に一味違いましたね。「上を向いて歩こう」をみんなで歌ったのも楽しかったです。この日は、この後も続けてモリアーティを木道亭で観たので、かなり木道亭の魅力を満喫な一日でした。
JOHN BUTLER TRIO@グリーン・ステージ(7/31)
これはねえ、ホント最高でしたよ。どうしても広いグリーン・ステージの昼の時間帯というのは、観る側の集中力に欠けるというか、散漫な印象になりがちなんですけど、ジョン・バトラー・トリオは見事でしたね。最新作からラップ&ファンキーな「Don't Wanna See Your Face」、そしてバンジョーの音色がカントリーな息吹を伝える「Better Than」へ続く。トリオが醸す躍動感溢れるオーガニックなグルーヴとピースフルなヴァイヴが、あの広いフィールドをみるみる包み込んでいきました。そしてやってくれましたね!グリーンの爆音で聴く「Ocean」。ジョン・バトラーのギター1本による長尺インストですけど、正直、短いセットなので、ノリの良い歌物だけを固めてくるかとも思っていたので、これは嬉しかったですね~。ジョンの驚異的なテクニックが繊細な旋律を紡ぎ、エモーショナルがほとばしるような爆音が鳴り響く。グリーン全体が水を打ったように聴き入ってましたね。そしてラストの「Funky Tonight」も天晴でした。コール&レスポンスを含むドラム・ソロからメンバー3人による太鼓の乱れ叩き、そしてフィールド前方から後ろへ向けて観客達のウェーヴを作ったりと、野外ライヴならではの開放感に溢れたステージでした! ただ一つ、難を言わせて頂ければ、もっと観たかった~。
こちらのサイトにセット・リスとが載っていました。
01. Don't Wanna See Your Face
02. Better Than
03. One Way Road
04. Ocean
05. Zebra
06. Revolution
07. Close To You
08. Funky Tonight
KITTY DAISY&LEWIS@フィールド・オブ・ヘヴン(7/31)
フィールド・オブ・ヘヴンのステージに並んだ3兄弟の、あまりにレトロな雰囲気と、それに似つかわしくないほど若い風貌にどよめく観客達。それもそのはず、平均年齢はまだ20歳ぐらいですからね。しかもオールドタイムなロカビリーやブルース、カントリーなんかを、どう?カッコイイでしょ?と言わんばかりにヒップな感性で演奏する。噂には聞いてましたがなんかゾクゾクしましたね。で、ほとんど1曲ごとに楽器を持ち替える。もう誰がどの楽器を弾いたかは覚えていませんが、ギター、キーボード、ドラム、はもちろん、ジャンベ、ウクレレ、ハープ、アコーディオン、スティール・ギター、バンジョー、まだあったかな? まあ、芸達者ですよ。特に長姉デイジーのドラムおよびジャンベが良いんですよ! まったくテクニカルではないんですけど、絶妙のタメとハネを持ってる。気持ち良いんですよね~。そして3兄弟を支えるパパ(g)とママ(b)も良い仕事ぶりでした。あと忘れてならないのが途中ゲストで登場したエディ・タンタン・ソートン! レゲエのベテラン・トランペット奏者ですけど、このためにだけに来日したんですかね? 凄い! それにしても、この3兄弟、今後の成長も楽しみですよね。今のままでも格好良いんですけど、この多彩な楽器がさらに音楽的な深みを持ってきたら、それこそ無敵ですよ!
こちらのサイトにセット・リスとが載っていました。写真も豊富で、充実したサイトです。
01. Walking Blues
02. Mean Son Of A Gun
03. I’m Going Back
04. Don’t make A Fool Out Of Me
05. Polly Put The Kettle On
06. Buggin’ Blues
07. Honolulu Rock-A Roll-A
08. Hillbilly Music
09. I Got My Mojo Workling
10. Ska Song
11. Baby, Hold Me Tight
12. Tomorrow
13. Going Up The Country
14. Say You’ll Be Mine
JJ Grey & Mofro@フィールド・オブ・ヘヴン(8/1)
これも痺れましたね~。まあ、とにかくJJグレイの強靭な歌声が凄い! サザン・フィーリングをたっぷり含んだ喉を、力強く振るわせるように歌う。残念ながらセットリストはさっぱり分からないんですが、南部ロック&スワンプな空気が濃厚なステージでした。サザン・バラード(「A Woman」だったかな?)も良かったですし、JBばりなファンキー曲にはしっかり踊らされました。話題の最新作からも数曲演っていたようですね、「The Sweetest Thing」とか。そしてホーン隊を含むバック・バンド、MOFROの演奏も良かったですね~。ギタリストはテキサス出身って言ってたかな?この人がまた良いギター弾くんですよ! ホーンも良い感じですし、もちろんリズム隊も強力。そしてなによりバンドとしての一体感にやられましたね。重心の低いノリと、ジャム・バンド的な柔軟さを併せ持っているそのグルーヴに。流石にデレク・トラックスとツアーをしていたというだけあり、南部らしい朴訥さのなかに、独特なミクスチャー感があります。しかもそれはCDで聴くより、ライヴの方が断然芳醇に響くんです。このバンドはぜひ、ワンマンで観てみたいですね! 祈、再来日!
DIANE BIRCH@フィールド・オブ・ヘヴン(8/1)
ダイアン・バーチですよ! 黒っぽい衣装に大きなハットを被って登場。どことなくゴスっぽい雰囲気ですが、その資質は正統派な女性シンガー・ソング・ライター。天性の憂いを伴うその歌声は、ソウルフル且つエモーショナルですが、ディープになりすぎない爽やかさがあります。やっぱりオールド・テイストな風情を漂わす「Fools」とか「Nothing But A Miracle」なんかが良かったですね~。鍵盤を弾きながら歌う姿にもうっとりでした。観客のあちらこちらから「可愛い~」と声が漏れてましたからね。ホール&オーツのカヴァー「Rich Girl」にも痺れました。でも何と言っても「Forgiveness」でしょう。このゴスペル・フィーリングには参りました。正直、彼女の歌唱力がここまで素晴らしいとは予想していなかったというか、想像を超えるインパクトでしたね。これには惚れ直しました。ラストの「Valentino」も素敵でした。こういう楽しい感じの曲もまた似合うんですよ! まあ、とにかく全編、ダイアン・バーチの魅力に胸を鷲掴みにされっぱなしのステージでした。ただ一つ不満があるとすれば、バックの演奏があまりにもあっさりしすぎていたことですかね。流石にCDで聴くような黒っぽさは期待出来ないしろ、もう少し前に出てきてくれても良かったかも。ま、フルセットのライヴだとまた違うのかもしれませんけどね。そんなことも含めて、ダイアン・バーチの再来日を強く希望!
先程のキティー・デイジー&ルイスと同じサイトにダイアン・バーチのセット・リストもありました。
01. Choo Choo
02. Fools
03. Fire Escape
04. Nothing But A Miracle
05. Ariel
06. Rich Girl
07. Forgiveness
08. Don’t Wait Up
09. Mirror Mirror
10. Rewind
11. Photograph
12. Valentino
*かなり記憶が曖昧です。曲目等、間違いがあったらごめんなさいね。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
10.11.16 フジロック・ベスト・アクト 第3位!
10.09.09 フジロック・ベスト・アクト 第4位!
10.09.05 フジロック・ベスト・アクト 第5位!
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