ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

ALESSI'S ARK 来日決定!

2014-05-21 17:15:03 | SSW
ALESSI'S ARK / THE STILL LIFE

ALESSI'S ARKが6月に来日します。私、この人大好きなんですよ~。

1990年ロンドン生まれ。まだあどけなさすら残る20代前半の若手女性シンガー・ソング・ライターです。写真は彼女の3rdアルバムにして最新作の「THE STILL LIFE」。フワッとした柔らかいポップさの中に溶け込む、その若さとは裏腹に落ち着いた彼女の歌声は、どこか憂いを含みながらもドリーミー。それは軽やかでありながらも、心の奥底に沈殿していくような不思議な深みを持った歌声。カリンバの音色からサビへの展開が印象的な「Tin Smithing」、気怠さと爽やかさが心地良く同居するメロディとリズム「Veins Are Blue」、神秘的なダーク感と幼さの残る声がファンタジックに溶け合う「Big Dipper」、ロック的なヘヴィなリズムを持つ「Afraid Of Everyone」など、楽曲も魅力的。また、「Whatever Makes You Happy」や「Money」などでの、ゆったりと包み込むようなスウィング感も秀逸。ポップではありますが、その奥底にはフォーキーが横たわっている。アコギ弾き語りを核にした「The Good Song」や「Sans Balance」のような曲が、まったく違和感無く並んでいるのも、この作品の魅力的なところ。3分前後から1分台、2分台の短い曲が並べられているあたりにも彼女のポップセンスを感じさせられます。プロデュースを務めたAndy LeMaster(ブライト・アイズとも親交の厚い人)の手腕も見事。


実は私、大好きとか言っておいて、この人のこと、あまりよく知らないんです。名前の読み方すら、今回の来日決定で初めてアッレッシーズ・アークと読むことを知った程…。なにせ、日本ではまだあまり紹介されてませんしね。実際、フォークの人なのか?ポップの人なのか? さらにUKポストロックのカイトの作品にフィーチャリングされてたりもするので、なかなか掴みどころのない雰囲気を感じさせられたりもする。ま、ジャンル分けに拘っても仕方ありませんので、自分の耳で確かめましょう。とは言え、今回の来日はアコースティックライブだそうなので、私が最も観たいアレッシーズ・アークの姿が観れそうです。

↓「Alessi's Ark TV is the moon tour」と題された、アレッシーズ・アークの来日ツアー・スケジュール
6/4(水)@鳥取 asipai
6/5(木)@神戸 旧グッゲンハイム邸
6/6(金)@姫路 ハルモニア
6/7(土)@愛媛・松山 若草幼稚園
6/8(日)@島根・松江 清光院下のギャラリー
6/10(火)@香川観音寺 おかし工房Botan
6/11(水)@愛媛今治 幡勝寺
6/13(金)@奈良 Sankaku
6/14(土)@大阪 COCHI CAFE
6/15(日)@名古屋 モノコト

詳細はこちら→Cow and Mouse

東京は6月20日(金)恵比寿 Batica だそうです。





↓最新作「THE STILL LIFE」から「Veins Are Blue」のPV
http://www.youtube.com/watch?v=XhhulWXAp1U



↓こちらは私がALESSI'S ARKを好きになったきっかけの動画。数年前、たまたまYouTubeで見つけ、一発でファンになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=S5AR_JP3JdI






ALESSI'S ARK / TIME TRAVEL
YouTubeをきっかけにALESSI'S ARKを知り、早速購入したのが当時リリースされていた2nd作「TIME TRAVEL」。2011年の作品。英国らしい湿り気と、ポップの中に漂うフォーキー。柔らかくも不思議な魅力を放つALESSI'S ARKの歌声。全てにノックアウトでしたね。可愛らしいアートワークも秀逸。