INDIA. ARIE / TESTIMONY:VOL.1,LIFE & RELATIONSHIP
2月5日、渋谷AXでインディア・アリーのライブを観てきました! とにかくインディアの声と、そのソウルに酔いしれました。そして彼女のカリスマ的でありながら親近感溢れるパフォーマンスに会場全体が満たされた一夜でした。
客電が落ち、バンド・メンバーが登場。ギター、ベース、ドラム、キーボード、そして3人のコーラス隊。
まずスティーヴィー・ワンダーの「You're The Sunshine Of My Life」のレコードでショーがスタート。バンドのメンバーと大入りの観客が携帯電話の明かりをかざしながら手を振る、そんな雰囲気のなか待望のインディア・アリーが登場。
まずその服装に沸きました。オレンジ色系の長い布を頭から体に纏い、顔には大きなサングラス。民族衣装的な雰囲気とストリートの感性が融合したようなインディアらしい色彩。
ちなみにその長い布を取ると、頭には後に自らビッグ・ヘアと呼んでいた“縮れ爆発系”の髪型が現れ、全身は真っ白でオーガニックな雰囲気のドレスに。さらにそのドレスを脱ぐと、オレンジのタンクトップにジーンズと、なかなか楽しませてくれます。
そんな外見のイメージやファッションにもインディアはかなりこだわりを持っていることと思いますが、曲構成もかなり練られた見事なものでした。前半は新作からの明るいタッチの曲が多く演奏され、会場全体をフワ~ッとした幸福感とポジティブなヴァイヴに包み込みます。とにかく曲が良い!それを再認識させられました。
後半は1stアルバムからの曲やカヴァー曲が目立ち、その落ち着いた曲調は、インディアのたゆたうようでありながら凛としたソウルを湛えた歌を引き立たせます。フォーク、ヒップ・ホップ、レゲエなど、ストリート的なエッセンスは彼女の持ち味ですが、そのストリート感をオーガニックに、さらにスピリチュアルに表現できる彼女の声! エモーショナルな高音にどこまでも深い低音。本当に素晴らしかったです。
そんな前半で観客の心と空気を掴み、後半でさらに濃密なインディアの世界に引き込むような流れで、終始穏やかにショーは進みました。
インディアは基本的に前半は楽器を持たずに歌い、後半はエレキ・ギターを持ちながら歌ったのですが、途中、キーボードの弾き語りや、フルートを吹いたりと、曲ごとにアクセントを付けていきます。
さらにある曲ではバック・コーラスの男性と楽しげに且つ激しく踊りながらデュエットしたり、コーラス隊三人と同じ振り付けで並んで踊ってみたり、観客に曲の一部を歌わせたり、そしてそんな演出を楽しげに自然体で魅せるインディアは可愛らしくもありました。
そんな中最も盛り上がったのは、彼女のお母さんが紹介されたとき。二人で顔を見合いながらスタンダードの「Summertime」を歌ったのですが、このお母さんが歌えるんですよ!流石はインディアの母!大人の女性な魅力の見事な声でした。
カヴァー曲では他にシンディー・ローパーの「True Colors」も印象的。ナールズ・バークレーが大ヒットさせた「Crazy」もチラッと歌っていました。
でも何と言っても終盤に披露されたルーファス&チャカ・カーンの「Tell Me Something Good」です。スティーヴィー・ワンダーが彼等に提供した名曲ですが、この曲を取り上げたのもスティーヴィーへのリスペクトでしょうね。そして続けて演奏されたのが1st収録の「Brownskin」。しかもかなりヘヴィでファンキーに仕上げられていました。巧みなアレンジで2曲を関連付けて演奏したところがカッコ良く、さらに「Brownskin」の曲調の根底には「Tell Me Something Good」があったのか?と考えさせられるなかなかにくい演出でした。
そして最後は「Ready For Love」で深く深~く締めくくりました。そして引き際のメンバー紹介で自分のことをスティーヴィー・ワンダー!とか言ってたような?(違ってたらゴメンナサイ)。そんな天真爛漫さが彼女のソウルの秘密かもしれません。
2月5日、渋谷AXでインディア・アリーのライブを観てきました! とにかくインディアの声と、そのソウルに酔いしれました。そして彼女のカリスマ的でありながら親近感溢れるパフォーマンスに会場全体が満たされた一夜でした。
客電が落ち、バンド・メンバーが登場。ギター、ベース、ドラム、キーボード、そして3人のコーラス隊。
まずスティーヴィー・ワンダーの「You're The Sunshine Of My Life」のレコードでショーがスタート。バンドのメンバーと大入りの観客が携帯電話の明かりをかざしながら手を振る、そんな雰囲気のなか待望のインディア・アリーが登場。
まずその服装に沸きました。オレンジ色系の長い布を頭から体に纏い、顔には大きなサングラス。民族衣装的な雰囲気とストリートの感性が融合したようなインディアらしい色彩。
ちなみにその長い布を取ると、頭には後に自らビッグ・ヘアと呼んでいた“縮れ爆発系”の髪型が現れ、全身は真っ白でオーガニックな雰囲気のドレスに。さらにそのドレスを脱ぐと、オレンジのタンクトップにジーンズと、なかなか楽しませてくれます。
そんな外見のイメージやファッションにもインディアはかなりこだわりを持っていることと思いますが、曲構成もかなり練られた見事なものでした。前半は新作からの明るいタッチの曲が多く演奏され、会場全体をフワ~ッとした幸福感とポジティブなヴァイヴに包み込みます。とにかく曲が良い!それを再認識させられました。
後半は1stアルバムからの曲やカヴァー曲が目立ち、その落ち着いた曲調は、インディアのたゆたうようでありながら凛としたソウルを湛えた歌を引き立たせます。フォーク、ヒップ・ホップ、レゲエなど、ストリート的なエッセンスは彼女の持ち味ですが、そのストリート感をオーガニックに、さらにスピリチュアルに表現できる彼女の声! エモーショナルな高音にどこまでも深い低音。本当に素晴らしかったです。
そんな前半で観客の心と空気を掴み、後半でさらに濃密なインディアの世界に引き込むような流れで、終始穏やかにショーは進みました。
インディアは基本的に前半は楽器を持たずに歌い、後半はエレキ・ギターを持ちながら歌ったのですが、途中、キーボードの弾き語りや、フルートを吹いたりと、曲ごとにアクセントを付けていきます。
さらにある曲ではバック・コーラスの男性と楽しげに且つ激しく踊りながらデュエットしたり、コーラス隊三人と同じ振り付けで並んで踊ってみたり、観客に曲の一部を歌わせたり、そしてそんな演出を楽しげに自然体で魅せるインディアは可愛らしくもありました。
そんな中最も盛り上がったのは、彼女のお母さんが紹介されたとき。二人で顔を見合いながらスタンダードの「Summertime」を歌ったのですが、このお母さんが歌えるんですよ!流石はインディアの母!大人の女性な魅力の見事な声でした。
カヴァー曲では他にシンディー・ローパーの「True Colors」も印象的。ナールズ・バークレーが大ヒットさせた「Crazy」もチラッと歌っていました。
でも何と言っても終盤に披露されたルーファス&チャカ・カーンの「Tell Me Something Good」です。スティーヴィー・ワンダーが彼等に提供した名曲ですが、この曲を取り上げたのもスティーヴィーへのリスペクトでしょうね。そして続けて演奏されたのが1st収録の「Brownskin」。しかもかなりヘヴィでファンキーに仕上げられていました。巧みなアレンジで2曲を関連付けて演奏したところがカッコ良く、さらに「Brownskin」の曲調の根底には「Tell Me Something Good」があったのか?と考えさせられるなかなかにくい演出でした。
そして最後は「Ready For Love」で深く深~く締めくくりました。そして引き際のメンバー紹介で自分のことをスティーヴィー・ワンダー!とか言ってたような?(違ってたらゴメンナサイ)。そんな天真爛漫さが彼女のソウルの秘密かもしれません。