ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「どう向き合う?わが子の不登校」

2014-01-24 23:23:14 | 思うこと
先日、情報番組「あさイチ」で、不登校を取り上げていました。

「どう向き合う?わが子の不登校」というタイトル。

予約録画しておいたのですが、なんと視聴予約だったみたい
気が付いたらつけていなかったはずのテレビがついていてびっくり。
ということで前半少し、見逃しちゃっいました(ドジ女


子どもが「学校へ行かない」といった時に親はどう対応するか・・・

実際に不登校だった子は「何も言わないでほしい」と。

「何も言わないでいてくれたら、明日は行こうと思えるけど、
何か言われると行きたくなくなる」

最初は強引に、それでも動かないので説得したり、なだめすかしたり・・・
親はどうにかして行かせようとしてしまうものです。
私も最初はそうでした。

直接的ではなくても、何か親が働きかければ働きかけるほど、
子どもは結局は行かせようとしているだけ・・・と親の心を読みます。
辛い胸の内をわかってくれない・・と思ってしまうのかも。
そうなると信頼関係まで崩れていき、時には暴力という形になる場合も・・・

親が何かしようとすればするほどその逆になってしまうのですね。
どんな働きかけにも動けない我が子に、親は否が応でもそれに気づかされることになります。

ケン太もそうでした。
「行かない」の言葉に理由を聞き出そうとしたり、
説得しようとすると布団をかぶって何も話さなくなってしまう。

行こうかどうしようかと葛藤している時に親の不用意な言葉がけで
かえって行かないことを選択させてしまった時もあると思います。

「親心は下心」

番組の中でのこの言葉はまさしくそうだなと思いました。

不登校のことの理解を深めるにはいい番組だったなと思います。



ただ、起立性調節障害のことも取り上げていて・・・

朝、頭痛やめまいで起きられない、だるい・・・
自律神経の働きが悪くなって起きる症状ですが、今は中学生の10人に1人という
割合で発症しているとのこと。

不登校は体調不良を訴えることが多いのですが、まさしく同じ症状。
病気という可能性も。
11のチェック項目のうち3項目あてはまれば専門医にかかってみては?

それについてはちょっとう~ん・・・と思います。

不登校の子はたいがい学校に行けないことに苦しんでいます。
学校に行こうとすると、自律神経が乱れ
体調に変化が起きて当然だと思うのです。

症状が出ているのですから病院に行けば病名をつけてもらえます。

起立性調節障害だから学校に行けなかったのだ・・・
まずは病気を治すことが先決。

そう捉えて(安心して?)病気を治すことに専念してしまうのは怖い。

確かに薬を処方してもらって少し症状が緩和されて学校に行ける子はいます。
朝起きれるようになり学校に行っても大丈夫だったことで自信がつき、
そこから登校できるようになった子を実際に知っています。

私は薬を否定しているのではないのです。
薬がお守りになることもあります。

でも、どんな薬をつかってもよくならず、もっといい薬を・・・
と求め続けている方もいます。

薬に頼らなければ起立性調節障害は治らないのでしょうか?
もちろん重症化して薬に頼らざる得ないケースもあると思います。
でも、全てがそうでしょうか?

思春期の子を薬漬けにしてほしくないです。

私は、復学して症状が治まった、まったくなくなったという
方をたくさん知っています。

行けなかった学校に行けた。
ただ、それだけのことです。

ケン太もそうでしたから・・・



視聴者の方からのご意見でこういうのが・・・

「不登校はまったく理解できない。単なる怠け。
引っ張ってでも行かせるべき。親が甘い。
社会は厳しい。学校に行けないものが社会に出て行けるわけがない」

言葉を正確に覚えていないのですが、このような内容でした。

ただ、不登校の子の親は元々はそういう親だったケースも多いんですよ。

教育熱心で躾にも厳しくて怠けを許さない親。
いわゆるちゃんとした親?
ちゃんとした親ほど子どもをちゃんとさせようと思う。
動かぬなら尻を叩くべきだと思っている。

親の思うように動ける子はいます。
親と子の相性が良かっただけです。

全ての子がそうではないです。

親が求めるように動けず止まってしまう子がいます。

こうあるべきだ!の中で育つと、子どもも柔軟性を持てません。
学校という社会の中で生きにくくなってしまう子もいます。

ちゃんとした親ほど危険かもしれません。
思わぬ落とし穴があることを知っておいたほうがいいと思います。




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11 コメント

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Unknown (mayukipi)
2014-01-25 09:54:34
いつもおじゃましています…読み逃げですみません(>_<)
こんな病気もあるんだとあさイチで紹介されたのは、私にはありがたいことでした。実は、我が家の長男も去年の秋に起立性調節障害(OD)と診断されました。現在は通っている高校から不登校認定をいただき、毎日遅刻での登校です。
息子の場合は、ふらつきやら頭痛については初期よりも軽減され、今は睡眠障害に一番困っています。夜は寝られずサプリに頼り、朝は起きれない(本当に何をしても起きません)。
薬は体調に合わせて、飲んだり飲まなかったりと調節しているようです。フラツキがひどい日は飲むけれど、なんとか行ける日は飲まない。休みの日は体調が良くなるまで寝ていてもいいので飲まない。
遅刻でも学校には平気(…かは分かりませんが)で行くので、今現在学校に行きたくないわけではないようです。
ただ、おかしくなった自律神経を元に戻すのに時間がかかっている感じ…でしょうか?
同じようにODと診断されていても症状はいろいろ。息子の場合は検査で病名がついて安心したようでした。
家でODかもと思って悩んでいるよりは診断を受けてみるのもひとつの方法かもと思います。検査で違っていたら違う診断が出るでしょうし…。
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Unknown (琉聖)
2014-01-25 10:24:05
そんな番組やっていたのね!
いつ見るの?今でしょ!?だったわ 笑

まさに、タイムリーなテーマだったわね。

私も、ガミガミ言っちゃう親だな…。最近は、だいぶ堪えてるけど…内心は『何甘ったれてるんだよ!』って思ってる。
義務教育なら、卒業だけは出来るけど、高校は留年、退学の可能性があるしね。やっぱり、イライラしちゃうんだなぁ…。上辺だけで子供を心配しているフリをしてるから…子供は、親の本心を見抜いているんだろうね。

本当に子供の事を考えるのなら、今は黙って見守ってあげなきゃいけないんだろうけど…

まだまだ未熟な私は、それが出来ません。

進級だのなんだのってこだわりを捨てて、高校なんて辞めてもいいと考えられれば…親子共々気持ちも楽になるんだろうね。

今、娘はギリギリのラインにいます。

来週から登校出来れば、今の高校を続けていく事が可能かも?ってところです。

ただ、本人が「辞めたい」っていい始めてるから…無理かな?って気がします。
返信する
Unknown (mayukipi)
2014-01-25 11:53:58
コメントが上手く載りませんでした(>_<)
我が家の高1の長男も起立性調節障害(OD)です。
昨年の秋に発症し、今は学校から不登校認定を受け対応してもらっています。毎日のように遅刻で登校中ですが、学校に行くのが嫌なわけではないようで、遅刻でも毎日登校しています。ふらつき、めまいの症状が軽くなってきたので、主治医の先生と相談して、薬は飲んだり飲まなかったりです。体調に応じて自分で調節しているようです。息子の場合は病名が分かり、怠けているんじゃないと学校側にわかってもらえたので精神的にはとても楽になったようです。体調はそれで、よくなるわけではないですが・・・。
お子さんによっては診断によってこころの状態が良くなる子もいるかもしれません。検査で症状が違えば病名もつかないでしょうが…。
必要でない薬に頼るのは確かによくありませんが、グレーなら病院に行って早く対応したほうがいいと思います…。
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mayukipiさんへ (みぃみ)
2014-01-25 13:33:13
はじめまして!
コメントありがごうございます。

もしかしてコメント切れちゃいました?
gooブログのコメ欄は絵文字を使うと絵文字のところで切れちゃうことがあるみたいなんです。せっかく書いてくださったのにごめんなさい。
お手間をとらせて本当に申し訳ないですが、もしよろしかったら再度お願いします。
返信する
琉聖さんへ (みぃみ)
2014-01-25 13:56:45
そう、やってたの!ケン太がまだ家にいる時間に始まってしまうので普段はあまり見ていないのだけど、友達が教えてくれたのでしっかり見ました。

朝行くのか行かないのか・・・その姿をみると親はハラハラ、イライラ。何かひとこと言ってやりたくなるのは誰もそうだと思う。でも、言ったからといって動けるわけじゃない。ということもいずれ解ってしまうのよね。

番組の中では「見守ってあげる」しかないという結論だったけど、これは最終的には覚悟を決めて見守るしかない。ということであって全部本人に任せて何も関わなくてもいいというわけではないと思う。子どもを動かそうとするのではなく、子どもに内緒で学校側と連携をとり学校に戻りやすい環境を整えたり、子どもの話をよく聴いて方向性を探ってあげたり、親としても役目はあるものね。

高校は義務教育ではないから学校に行くべき!にはならないし、他の選択肢でもいいわけで・・・あくまでも決めるのは本人だけどやはり親もこたえるよね。親はヘルプを出してきたら相談にのってあげられるくらいだものね。娘ちゃんが辞める選択をして、先のことも今は考えられない状態だとしても、時間が経てばきっと自分の道を切り開いていってくれるのではないかと思う。応援しているね!
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Unknown (♡虹色レンジャー♡)
2014-01-25 16:05:21
急がなくても大丈夫ですからねwww
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Unknown (しょこら)
2014-01-25 17:03:17
私も番組見ました。悩みの真っ只中にいるので…
学校なんて毎日登校するのが当たり前と思っていたけど、、、
高校になると単位とか気にしないとダメだから、親の方が焦ってしまう。
親がメンタルやばいかも…なハラハラドキドキの毎日。
それが子供にも伝わってしまうのかなぁ…
負のスパイラルにはまってしまってるような、、、
親が無理にでも学校まで連れて行けば良いと言われても、布団から出ない子をどうやって連れて行けば良いのか、、、
今日は登校したの?と無神経に聞かれることも。
夜は元気に翌日の支度して寝るのに、朝になると体調不良で起きれず、遅刻して行く、行く気はあると言いつつ、結局欠席の日々。
遊ぶエネルギーはあるのに学校となると、、、
遊ぶエネルギーがあるだけまだマシだよと言われても、、、
本業がおろそかではねぇ…子供の思考回路が理解出来ない毎日。
親がカウンセリング受けても、本人が変わろうとしない限り周囲が何をやっても無駄なような。
結局は何も言わずに見守るのが早期解決につながるのかもと思いつつ、試行錯誤の毎日。
そんな時にこのブログに出会えて、気持ちが少し楽になった気がします^_^
返信する
♡虹色レンジャー♡さんへ (みぃみ)
2014-01-26 01:07:22
はい!ありがとう!
では、近々に・・・
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しょこらさんへ (みぃみ)
2014-01-26 01:07:41
はじめまして。コメントありがとうございます。

学校に行くことは当たり前なはずなのに、当たり前じゃなくなった時、親は奈落の底に突き落とされたような気持ちになりますね。これはその立場になってみないとわからない気持ちかもしれません。

「無理にでも学校まで連れて行けば良い」・・・これこそ不登校のことを全然わかっていない人が言う言葉です。その裏には「連れて行かない親が甘い」という感情が含まれています。だから親は傷つき孤独に陥ってしまいます。小学生だって無理に連れて行くことなんてできません。我が家も含めて私の周りの不登校経験者もほぼ皆それをやっています。その時だけ連れていけても結局は行けなくなります。身体は動かせても心までは動かせなんですよね。なんの意味もないと思います。

夜は元気に支度をする、でも、朝になると体調不良。、行く気はあると言いつつ欠席・・・・お子さんは行こうとしているのですね。そうでなければ体調にはでないと思うので・・・遊んでいるようでも行けない自分に本人が一番苦しんでいると思います。遊んで気を紛らわすしかないのかもしれませんね。高校生になれば欠席日数や単位が進級にかかることは本人が十分にわかっていると思います。それでも動けないんですものね。動かそうとしても動かない。親は、お子さんの話を否定せずに聴き、受け止めてあげることしかできないのかもしれませんね。

親も辛い時ですね。でも、道は必ず開けると信じて頑張りましょうね!
返信する
Unknown (mayukipi)
2014-01-26 10:54:41
お言葉に甘えて再度…

我が家の長男は昨年の秋に起立性調節障害と診断されました。県立高校に通っていますが、高校の方でも不登校認定していただき、対応していただいています。
学校に行くこと自体が嫌ではないらしく、遅刻しながらの登校で「あんまり交流がない子でも、教室はいると「おはよ~」っていってくるんだよ」と言っています。
主治医の先生と相談して、薬は体調に合わせて飲んだり、飲まなかったり、量を減らしたり・・・。ただ、夜寝られないので睡眠サプリだけは毎日飲んでいます。
長男は病名がわかって、「怠けてるんじゃない」ということがはっきりわかって、気持ちが楽になったようです。
何とか2年生には進級できそうですが、来年度はどうなるやら…。
親は見守って、頼まれたことだけ手伝うくらいしかできないんでしょうねぇ。
もっかの悩みは長男よりも父親。
しんどい場面を見ることがない父親には、やはりなかなか病気を理解してもらえません。今回、あさイチの録画を見せたので、少し反省したようですが…父親が一番のストレスの元っていうのはかいぜんしたいなぁ…と思う毎日です。
返信する

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