今日、夕方のニュースの枠で、ある家庭が紹介されていました。
声優を目指している、高校生の娘ちゃんが事務所に所属できたそうです。
娘ちゃんの夢がかない、事務所のホームページに、娘ちゃんの宣材写真と、いろんなシチュエーションの音声が収録されているのを確認して大喜びのお母さん。
飲食店を経営しているお母さんは、もう嬉しくて嬉しくて、お店に来る常連さん達にそのホームページを教えている姿が映し出されていました。
娘ちゃんはたまに?お店のお手伝いに来ているようですが、母親がいろんな人に宣伝しているのをあまり快く思っていない様子。
「宣伝してくれるのは嬉しいけど、私の前ではやめてほしい・・・」
そう母親に伝えたものの、母親は嬉しさを抑えきれず、宣伝しつづける。
娘ちゃんが不機嫌でいると「お店でそんな顔しない」とも言われていました。
そんな顔になったのは、お母さんの宣伝のせいなんだけどね。
娘ちゃんはスタッフに胸の内を明かしました。
「事務所には入れたけど、まだ仕事はもらってないし、この先、どうなるかもわからない。
宣伝してもらうのは嬉しいけど、すごいプレッシャー・・・」
と憂鬱そうでした。
確かにね。仕事が決まっていたら「見てね」と言えるけど、まだ、何も決まってないわけだしね。
プロになったことを知られれば知られるほど、プレッシャーになるのもわかる気がします。
結局、仕事が終わった娘ちゃんは、険悪な雰囲気のまま?お店を出て行きました。
「いつも最後はけんかになって・・・」と思わず涙する母親。
「親の心、子知らずだから」と。
う~ん。ごめんなさい。
私は逆に「子の心、親知らず」では?・・・と思ってしまいました。
「やめて」と言われたのなら、なぜ「やめない」のだろう・・・
宣伝してほしくないわけじゃなくて、自分の前ではやめてほしい・・・というだけなのに。
娘ちゃんの芸名に、母親の名前の漢字ひと文字を入れた娘ちゃん。
母親のこと好きだと思うのに。
だから逆に?「それくらいいいじゃない!」になってしまうの?
ケン太もその番組を観ていました(けん太は有給)
私が「宣伝したい気持ちはわかるけどねぇ~」と言うと、
「宣伝じゃない!あれは宣伝とは言わないの!ただ自慢したいだけ!!」と嚙みついた(そうなの?
)
「それに、母親は何もわかってない。事務所に入ったからといって、仕事が来るわけじゃない。まったく別ものだからね。
1年目は安く使えるから、わりと仕事がきたりするんだよ。でも、そこで実績を残せないと、2年目からはもう仕事はこない。
そういう人いくらでもいるからね」
厳しい~
声優って大変なんですね。
確かに狭き門だものね。
娘ちゃんは、その厳しさを肌で感じているから、プロになれたことは嬉しくても、大喜びなんて出来ないのだと思う。
子どもが笑顔でいると、やはり親も自然に笑顔がこぼれます。
子どもが喜んでいると。やはり親も嬉しい~
一緒に喜び笑顔でいられる親子でいたいですね