ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「大学に行かせたい」は親のエゴ。でも「行かなくていい」も親のエゴでは?

2020-01-04 23:41:34 | 思うこと
昨日、T君が1週間振りに遊びに来ていました。

そして、お泊り。
奥様の実家に引っ越したので、もう来ないかもと思っていたけど、
意外とあっさりと。大丈夫?

今日の夕方、二人で出ていきましたが、ケン太だけ帰ってきました。
T君のおばあちゃんの家に送っていったそうです。

「今日は車庫入れ、1回で決まった~」と。

まだ車庫やお店の駐車場に停めるのに不安があるケン太。
それで、車で出ることに、少しの勇気が必要のようです。

それでも、T君と買い出しに行ったり、送って行ったり、
なんだかんだと車に乗ってますね。

ペーパーにならなくてよかったです


帰ってきた、ケン太、シャワーしたら、
またすぐ出て行きました。

今度は、高校の同級生4人と待ち合わせして、遊んでから、
我が家に来て、飲むそうでして。
ケン太は明日も休みなので、これは確実に泊まりですね。

まあ、きっちりと遊びますねぇ~
人のことは言えませんが


その4人は、高校卒業後、皆、大学に進学しました。
しかし、今、大学生はひとりだけ。
辞めた二人は、先日、朝までゲーム(麻雀だったそうです)していたニート
もう、ひとりは、在学中からずっとやっていたバイトを継続中のフリーター。

ケン太が在学していた通信制高校は、入学前の不登校経験者が約7割で、
卒業後、6割が大学に進学したと思います。残りは専門学校とかね。
ケン太みたいに何も決まっていなかったのは少なかったはずです。

不登校経験者が多いということで、大学中退率は普通高校と比べると高いとは思います。
でも、まあ、こんなに身近にたくさんいるとはねぇ。
大学に4年間、通い続けることって大変なことなんですね。


ケン太は、高校に真面目に通い続けていれば、学校で受験対策や指導、受験組は補講もあったようなので、
その波に乗って、大学に進学していたかもしれません。
後半の1年半はほとんど家にいて、月2のスクーリングに出ればいいだけで、
ほぼほぼ、卒業だけを目指すコース。
受験の指導などを受けられる環境にはありませんでした。

大学に行きたい気持ちはあったようだけど、
塾に行くなどの行動には移さなかったし、気持ちだけで、それ以上のものにはなりませんでした。

だいたいが「藝大に行きたい」でしたからね。それも水彩画とかで?
でも、家で水彩画を描いたことは一度もありません。
キャンパスや絵の具がないから描けないとか理由付けして。
美大だってまったく無理。現実性のない、ただの夢物語です。

私としても、そんな夢物語を語っているケン太が、仮に大学に入れたといても、
小、中、高と不登校を経験して、課題で躓いてきているのですから、
大学4年間を通いきるという姿など、まったく想像できませんでした。

決めつけちゃいけないけど、間違いなく退学組のお仲間?
正直「大学に行かなくてよかった~」です。



先日もちらっと書きましたが、
ケン太の小、中の同級生ですが、大学受験を2回失敗して、
今は海外の大学にいます。
でも、ここには書けませんが、彼は海外でとんでもないことをやっています。
もちろん、母は知らないですが。

元々、そんなに勉強が好きではなかったと思うし、高校は偏差値40の公立。
高校でも遊んでましたよ。ケン太が「あいつヤバイ」って言ってたし。
それなのに、2度受験に失敗しても、まだ大学に行きたいのかなぁと。
そこまで大学に拘る理由があるのかな・・・と。

でも、これは母親の意向だと思います。

私はよく知っていますが、お母様はとても真面目な方で、息子さんをいつも管理していました。
多分、勉強面で心配していたと思います。
なんとか成績を上げようと、母親が塾を探して、入れさせたり、友達も選んでいました。
息子もそれに反発することなく、母に従うんですよね。
だから、未だに何の疑問にも思わず、母の管理が続いているのだと思います。

「大学は出ておかないと」に息子も従う。

でも、その息子は海外で母が悲しむようなことをして・・・

ひとり親で息子のためにと、頑張って働いて学費を捻出していると思うのに、
なんともやりきれないです。

でもこれは「大学には行ってほしい」という、
親のエゴが招いてしまったことだろうと思います。


でも、「大学には行ってほしい」だけがエゴじゃないです。

私みたいに大学に入った場合の失敗を恐れて、「行かなくてもいい」
これも親のエゴかもしれません。

子どものためを思っての言葉には違いないと思います。
でも、また行かなくなり、あの重苦しい感情に襲われるのは嫌だ。
そこから逃れたい・・・結局、親本位の感情にも支配されているような気がします。

親は思うところはあるにしても、
この方向に行けば、失敗するだろうと想像ができたとしても、
その舵を無理に親の思いで方向転換することはできないと思います。

情報は求められたら与えても、
決断は子どもにさせるべきと思います。
そうすることで、自分の決断に責任を持てるようになると思います。

責任をとれないと人のせいにします。
親のせいにされないようにね。



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