ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

先生との再度の面談

2011-06-19 23:57:43 | 部活
ケン太、今朝早く、顧問の先生に会いに行きました。

顧問の先生は8時には外での練習試合があるので出発しなければならない。
それまでの30分話をしたいと、7時半に約束しました。

部活は辞める。
これをとにかく押しとおす。
認められなくても30分耐えればいい・・・と出て行きました。

しかし、8時半になっても帰ってきません。
学校までは5分。

主人が「そのまま家出なんていうことないよな?」

実は私も胸騒ぎ・・・過去に家出しているケン太。

でも、ほどなく帰ってきた。

気晴らししていたようで・・・
まっすぐ帰ってきたくなかったようだ。


ケン太の「辞めたい」はそれだけでは受け入れられませんでした。

剣道に代わってやるたいことを見つけ、それを頑張っている姿をみせてくれたら
認めてあげると。

ケン太は、「やりたいことは今、見つけられない」という。
今までもそれで悩んできた。

先生に返事できないままに、また学校に行けなく状態が繰り返されるのか?
部活ってそんなに簡単に辞められないものなのだろうか・・・


「ケン太は不登校の経験があり、どうしても耐える力が弱い。
どうにか乗り越えてほしいが、学校をお休みしてしまっている状態。
学校をお休みしてしまっては、乗り越える力さえ養うことさえできなくなる。
登校後、今はまだ完全に安定していない。経過観察中。
今は継続登校できることが一番の課題であり最優先すべきと考えている。
登校に支障がでるのなら、部活は諦めざるえない・・・」

おもわず私の想いを先生にメールしてしまった。
すると、すぐ呼び出しがかかる。
私も先生と話したかった。

すぐ学校へ・・・


最終的には「やるべきことを探すこと」がやりたい事でもいいとなり、
部活を辞めることができた。

でも、親子で見捨てられた・・・見離された・・・

そんなやりきれない思いで帰って来た。


「では、これからは顧問としてケン太と関わるというのではなく、
ただ単に教科の先生という関係、例えば、提出物がでていないから1と
付けてしまっていいってことですね」

そんな例えを出す必要があるかな・・・

「このまま部活を辞めてしまったら、勉強もやらないケン太くん、
提出物もださないケン太くん、それでとうとう剣道まで辞めてしまったんだ。
クラスの中でそういう風に思われてしまうんじゃないですかね~
それでケン太はいいんですか?」

少なくともケン太の友達はそう思わない。
顧問の先生はそう思っているんですね・・・

そして、今まで言いたかったことも思い切って伝えた。

悪いことを悪いと叱るのは結構。ありがたい。
しかし、徹底的に潰すだけで終わってしまうと浮上できない。
最後に少しでも救いの手を差し伸べていただければありがたかった。
(これは周りの方が皆言っていること)

すると・・・

「申し訳ないですけど、私はいろんな子と向き合っているわけですから、
ケン太だけ他の子と違う接し方などできません。要するに私の活動方針が
合わないということでよろしいんですね?」

私は活動方針のことなど言ってない。
それに、剣道部だけのことではない。
私の言い方がわるかったのか・・・

それでも先生には感謝する気持ちもあるので、最後にそれを伝えた。

「これまで、剣道部に関係ないワークなど勉強面のことまで面倒までみてもらい
本当に助かりました。それでなければ提出できなかったかもしれません。
そのことはとても感謝しています。」

「部活は課外活動ですから、そもそも宿題を出さず、提出物など出さないで、剣道だけ
やるなんてことは考えられないんです。やることをやっての部活ですから。
剣道ができる子は、ちゃんとやることもやっています。やらない子はやはり
剣道もダメですね」

やっぱりダメだしか・・・

そして最後に

「辞めるということで本当にいいんですね?あとで、やっぱりやりたいと
言いだすことはないですよね?申し訳ありませんが、最初にやるって言って
辞めてしまうわけですから、それは認められません」

念押ししなければいけないことなのかな?
いつでも戻っておいで・・・なんて期待していないけど・・・



家に帰ってくる途中。

「俺は見離された。嬉しいよ・・・」ってつぶやいたケン太の顔を思いだした。
笑っていたのだけど、どこか寂しい笑顔だった。

その時のケン太の気持ちがよくわかる。

なんだか、とってもかわいそうになり泣けてきた。


ケン太。

今までこんな感じで言われていたんだね。

最後はちゃんと自分でケリを付けようとした。
よく頑張ったと思う。

本当はお母さん、運動部は無理かもと思ったんだ。
継続登校だけでも大変だと思っていたから・・・

でも、ケン太が「剣道部に入りたい」って言ったときは嬉しかった。
一度も練習がキツイなんて言わなかったね。


1年間、お疲れさま。

お母さんはケン太の頑張り、認めてあげるからね。



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コメント (12)
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