かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

秋の芋煮祭・・・鈴鹿・街のはたけ公園にて

2011-11-10 11:06:59 | わが健康生きがいづくり三重の会記録
 ここのところ、秋深まるというより、春の陽気に包まれている。
 11月5日(土)午前10時から、鈴鹿・街のはたけ公園で
    芋煮祭が、開かれた。
 地域再生コーデイネターのメンバーに、健生みえの会の会員も加わって準備した。
 この祭には、地元の農業委員の方や農に関心のある地元の人や子連れの家族も参加した。


 おむすびは健生みえの会の女の人たちを中心に握ってくれた。
 ご飯は、それぞれの家庭で、炊飯器で炊いた。炊飯器ごと、もちよった。
 伊藤敏正さんは、奥さま手製のカブの千枚漬けをかかえてきてくれた。おむすびに添えた。

 菰野の伊藤正人さんは、鉄製にオクドさんと、"はそり"というその地域では呼ばれて鍋を
持参された。
 芋煮は、健生みえの会会長中井正信さんの奥さま佳子さんが腕によりをかけて、作った。
 里芋は、アズワン・ファームの若者が最近掘り上げたものをいただく。
 
 石焼き芋機を鈴木英治さんが担いできてくれた。
 健生みえの会の顧問余川さんは、ずっと石焼き芋機の番をうれしそうにされていた。

 
 芋煮祭のなかに、サツマイモ堀りタイムがあった。子どもたちが、喜んで掘りはじめた。
子どもたちが、掘れなくて苦戦していた。そうしていたら、伊藤正人さんがどこからか
鍬を見つけてきて、子どもたちが掘りやすいように土を起こしてやっていた。


 中井正信さんは、街のはたけ公園がスタートした昨年春から、このはたけ公園に気持ちを
入れてきた。
 もちろん、このはたけ公園を参加者に案内してくれた。


 地域の大人による”ベジタブル・コミュニテイ”メンバーの案内は、中野豪さんがしてくれた。
 土作りに、街のそれぞれの家庭でやりはじめたダンボールコンポストを使っていくという夢は
宮地が話した。




 はたけ公園の東端に人工の池がある。
 この池には、蓮が植えてある。
 この池は、この土地が借りられるようになって、一番はじめに中井さんが着手したものだ。
どこからかユンボを借りてきて、勝手に掘った。
 「来年はレンコンが食べられる」
 中井さんは、案内のとき、必ずこの言葉を添える。


 この日、50センチの落差の水の力を利用して、2メートルの高さに水を汲み上げることが
できるという装置の実験も行われた。
 神戸に住む佐藤秀一さん。
 みんなが説明を受けた。「いけるのかなあ?」


 中井さんが力を入れて案内するところがある。
 ミカンのはたけだ、三畝ほどに、ミカンの苗が並んでいる。
「日本一、おいしいミカンなんです」
 これも。必ず伝えてくれる。
「ただし、美味しく出来るかどうかは未定です」
 このミカンは、いまのところ無農薬で通している。


 大豆の足踏みもあった。
 今年、植えた大豆を来年の種用や、あわよくば味噌づくりまでできないかという算段だ。
 大豆栽培は、ほんとういうと、失敗だった。
 三重大の大豆栽培の研究者の梅崎先生から、いろいろアドバイスをいただいている。
 来年への夢はある。
 料理研究家も辰巳芳子さんがすすめている"大豆百粒運動"にならって、子どもたちと
大豆栽培と味噌作りなどチャレンジすること。



 見学やイモ掘りの後は、芋煮汁をフーフーしながら啜ったし、里芋もメッチャ美味しかった。
お替りの人で鍋のまわりは賑わった。




 日々の暮らしのなかに、農の営みが、どんなふうにあたりまえに、織り込まれていくか。
ただの祭り企画に終わらない、そういう一歩にならないかなあと思った。
                                       (宮地)
 


 
 

 


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