かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

ラダック MEETS スズカ (2)

2011-11-28 04:55:44 | アズワンコミュニテイ暮らし
 もう少し、ジュレーラダック一行が、コミュニテイーの探訪をし、お互いが交流した
様子を紹介したい。
 
  19日の夜の懇談会は、寛いだ雰囲気だった。
 鈴鹿に住む人からは、牛丸信さん、伊与田さん、中野敏美さん,小野みゆきさん、本山照子さん、坂井さん、
それにぼくが参加。
 
 写真は、懇談会第一部の様子。





 10時過ぎても、話は尽きることなさそう。
 途中、石黒恒太くんが飛び入り。
 あちら、こちらで結構、話が弾んでいた。
 夜も更けて来た。ぼくは退席した。

 翌朝(11月20日)は、アクションタイム、里山体験が予定されていた。
 昨日の雨は、あとかたもなく、快晴。
 8時過ぎ、車で迎えに行く。
 研修所の食堂で、朝ごはん。
 聞くところでは、一番遅い人で、2時半まで話していたとか。
 食卓のそこここで、それぞれ食べているけど、和やかな空気を感じた。


 鈴鹿サーキットのコースの下をくぐって、鈴鹿の西端にある丘陵地帯の一角にある徳居里山に
出かけた。
 高崎広さんが、待っていてくれた。

 この里山は、今年の冬に下刈りにとりかかり、谷津田周辺の里道も笹竹を刈り払って、日の目を
見た。
 そこを、高崎さんの先導で歩く。秋の日差しがまぶしいほどに降り注いでいた。


 クヌギの植樹をした。
 「何もかも用意してくれて・・天皇陛下の植樹みたい・・」とか言いながら、植えた。
 「炭やシイタケができるように・・生きてるかなあ・・」
 スカルマさんは、黙々と何本も植えていた。


 この”アズワンコミュニテイー普段着で探訪”は、言ってはなんだけど、モリだくさん。
 里山から、鈴鹿カルチャーステーションに戻り、お茶会と懇談会。
 
 お茶会は、片山弘子さんが受け入れてくれた。
 スカルマさん、初体験とのことで、弘子さんの立ち居振る舞いをじっと見つめ、
弘子さんが”茶”に向かう時の気持ちについて語るのを、耳をそばたてて聞いていた。


 お茶会のあとの懇談会には、小林耕一くんや福田博也くんも加わった。
 参加の人から「昨日の夜は、若い人たちが寄っていたというけど、どんな話をしているの?」
と質問。
 「ええーと、そうだね、ううーーん、まあー」となかなか聞きたいという人が知りたいという
ことに至らない。
 「そうですねえーー仲良くするってどんなことみたいなこと・・」と福田くん。
 「いやあーまあー、そうだねえー、なんというかな、世界中で何十億って人がいて、その人たちとは
別に仲が悪いなんてことないのに、そうそう、それなのに身近な何人かの人と仲が良くないっていうのが
変だよなあ、みたいな。そんなの言っているのがあって、・・・そんなかんじかなあ」と小林くん。

 昨日から、少々歳を重ねているコミュニテイーの人たちと接してきた参加者の人達は、この若者たちの醸し出す雰囲気に、何かを感じとっているようだった。

 この後、コミュニテイ食堂中井宅で、佳子さんの手料理をいただく。

 ジュレーラダック一行の”アズワン・コミュニテイー普段着で探訪”の日程は、一応ここまで。
 
 こころに残っているのは、夜の懇談会だったか、誰かが、「そうよ、みんな仲良くやりたいと
思っているのに、NPO同士、仲良くやれないのよね」みたいなことが話題になったとき、佐奈子さんが
「サイエンズというものがないからじゃないかな」と言っていたように聞いたこと。

 振り返って、”サイエンズ”というようなコトバを日常のなかではあまり使ってはいない。
 でも、じぶんのなかには、”サイエンズ”というものをこんなふうにとらえているのかなあ、というのは
ある。
 それと、佐奈子さんが、表現した”サイエンズ”が同じかどうか、そんなことはわからなし、
ある意味ではどうでもいいような気がする。
 仲良くしたいと思っているのに、なぜ、思ったようにいかないのか?
「どうしてなのか?」
 そこから、はじまるもの。
 そういうものが、じぶんにも、それぞれの人のなかにもあるんじゃないのかなあ。