2019年度の上半期、400cc以上での大型バイクに限定された「販売台数」の累計がネット上で出ていますが、
はえある第1位に輝いたのがカワサキ「Z900RS」、そして第6位にはスズキ「KATANA/GSX-S1000&F」が入っています。
他にも第2位にハーレー「フォーティーエイト」、第4位にハーレー「FX」など、
最新の装備やデザインを施したバイクではあるものの、
過去の「遺産」を兼ね備えたモデルが上位を占めてる事が伺える結果となっています。
カワサキ「Z900RS」は間違いなく、70年代の名車「Z1」を今に起こしあげたニューコンセプト車であるし、
スズキ「KATANA/GSX-S1000&F」は、80年代初頭に人気を博したスズキ「GSX1100S KATANA」をリメイクしたオートバイです。
ハーレーに関しても同じ事が言えますしね。(笑)
要するに過去に人気があったオートバイを、今の時代に合わせて登場させたモデルが、結局のところ人気という事です。
言ってしまえば、最新モデルと言っても全く新しいものではなく、
なにがしの「付加価値」が付いたものが、世間の注目をさらっているし、売れているというのが現実って事ですね。
この結果から「人は過去に思いをはせる」事がわかってくるし、
一旦、人気が上がれば時代を超えて「人気は継続される」ことも分かります。
もしそうなら、他のメーカーにも「チャンスがある」事が言えますよね。(笑)
例えば、ヤマハの名車「RZ250-350」を今風にリメイクしたモデルが登場すれば、
必ず売れるということも予想できます。
また、ホンダだって、あの「CB750F」を、AMA(アメリカンスーパーバイク選手権)スペンサーモデルとして、
かなり意識したデザインのオートバイが登場すれば、それも必ず売れることでしょう。
ここまで分かりやすい結果が出てることを考えれば、ヤマハやホンダも負けずに出せばいのに…。(笑)
個人的にはそう思っちゃいますけどね!
ここで逆に、ボク的に考えてしまうのですが、
今の新しいオートバイの中で、いずれ「名車と言われる可能性があるもの」ってあるんでしょうかね?
カワサキの「H2」かなぁ?
それとも新型「SS」モデルの中のどれか…?
いまいち、心当たりがある車両が「思いつかない」って気がしませんか?(笑)
高額&高性能で素晴らしいオートバイは数あれど、
決定的な名車となり得るオートバイが存在していないんじゃないかって個人的には思うんですよね。
まぁ、これに関しての結論は20年後にならないと分からないって事かもしれませんけどね!(笑)