古い時代を知る「旧車ファン」にとって、たまらないレースと言えば、
まず思いつくのが「テイストオブ筑波」ですね。
排気量などで、数種類にカテゴリー分けされていますが、
中でも「モンスタークラス」が一番のビッグイベントです。
かつての70〜80年代初頭までに販売された「鉄の塊!時代の大型バイク」が基本ベースとなっていますが、
そのカスタム幅と言えば、現在のスーパースポーツに引けを取らないほどの「フルカスタム」レベルの仕上がりです。
実際にも、一見、見た目だけはそれだと分かりますが、どうやら中身は全然違う様なんですよね。
しかし、一応は「テイストオブ筑波」で設けられた「レギュレーションの範囲内」ではある訳です。
画像を見るに激しいライディングが可能な仕様となっていますし、
見た目からは想像もつかないレベルで、トップスピードも速そうです。
とにかくオヤジ世代のボクが感激するのは、どんなに古いオートバイでもお金をかけて改造すれば、
確実に「速いマシンになれる」と言う事です。
特に古いオートバイに乗ってるボクなんかは、そう思っちゃいます。(笑)
で、その改造でまず1つ言えるのは、どんなにカスタムしても旧車の場合、基本設計は変えられないので、
この時代の盲点は「重さと重心の高さ」にあります。
一般的なレベルだと、要するにどうやっても、速いコーナリングワークは望めないって訳です。
それを「克服」して頑張ってるのが「テイストオブ筑波」に出場するマシンという事なんですよね。
その気になれば、どんなオートバイでも速くする事が出来るって事です。
お金はかかりますけどね!(笑)
実際、カワサキ「Z900〜1000」や「Z1100GP」、スズキ「GS1000」に「GSX1100S-刀」、
ホンダ「CB750〜1100R」などがベース車両として使われていますが、
かつてのモリワキで言うところの、まさに「モンスター」です。(笑)
多分ですが、エンジン内もかなり強化されてるでしょうし、フレームも大幅に改造されてて、
足回りに至っては、最新のものを使用してる様です。
まぁ「そりゃそうでしょう!速くて当たり前」って言ってしまえばそれまでですが、
サーキットの場合、マシンの出来栄えが速さに大きく影響を与える事は間違いないので、
初めから速いマシンと比べ、どうカスタムされたかって事で、どう優れたオートバイに変化していくか?
ここが「大きな問題点」になる事は言えるはずです。ただ、大金をつぎ込んでカスタムするだけじゃダメ!
また、仕上がり次第でライディングフォームも大きく影響しますしね!
とにかく、カスタム好きな人や、70年代あたりの旧車が好きな人にとっては、
間違いなくたまらないイベント「テイストオブ筑波」ですし、
これからも長く続けて欲しいレースだと思いますね!(笑)