オートバイに乗るライダーの大半は「人より速く走りたい」って気持ちを、少なからず持ってるはずです。
それが可能か不可能かはとりあえず関係なくて、心のどこかから来る自分自身の「気持ちの問題」だったりします。
なんせ、早ければ同じライダーから「尊敬の目で見られる」と思ってるからだけど、
誰もがそう思ってるかどうかは、実際のとこ謎です。(笑)
でも、ある意味、オートバイに乗ってる限りは「速く走れる」が重要視されてる事は間違いないのかもしれません。
もちろん他の部分でもオートバイは楽しいし、目指すものは人それぞれですけどね。
で、とにかく速さを本気で追求する人は、やはりサーキットに行きます。
一般道より限界点が高いですし、本質的には安全ですからね。
回数を重ねれば、当然、走った事がないライダーより技術も上がりますし地道に努力すれば、
誰でもそれなりに速くなります。
でない人…、一般道でしか走らない人でも、もしかしたら「心でサーキットを走ってる」のかもしれません。(笑)
まぁ、どちらのタイプにせよ、オートバイで速く走れる様になりたい気持ちに違いはないはずです。
それにしても何故、ライダーはそう考えてしまうのでしょうか?
普段、クルマで安全運転を心がけてる人でも、オートバイに乗ると飛ばすって事ある気がします。
これに関しては、ボクなりの考えというか感じる部分があるのですが、
まず1つ、オートバイは単純に「そもそも速い乗り物」であるという事です。
もちろん車両にもよりますが、クルマと比較して見ると、オートバイって間違いなく速い乗り物ですよね。
そして、2つ目は「影響力」です。
オートバイを紹介してる雑誌やWEBは、一見「性能」をインプレッションしていますが、
その中心にあるのは、やはり「速さ」です。
性能や個性を語ってる様で、実はどれだけ速く走ることが出来るかを検証してると言っても過言じゃないですよね。
また、イメージ的に「速く走ってる画像や動画を見せる」傾向もある気がします。
これに関しては、知らないうちに「洗脳されてる」と言ってもいいかもしれませんね。(笑)
そして3つ目ですが、これが一番かもしれません。
ズバリ、オートバイの「レースと経費」です。
どうゆうことかと言うと、クルマのレースを見ればクルマで速く走りたい気持ちは出てきますが、
本格的なスポーツカーにするとなると、改造費にメチャメチャ費用がかかりますよね。正直、現実的ではないって感じです。
しかし、オートバイならパーツもお小遣いレベルで買えますし、目標を持てばそれなりの費用も抽出できます。
ここが、大きく関係してる気がするんですよね。
レースで走りに影響を受けて、プロが使う同じパーツを自分のオートバイに組み込む。
マフラー、キャブ、タイヤ、などなど。
かなりレーシーなオートバイを、仕上げる事も決して不可能ではない。
これら全てが相まって、結局ライダーはオートバイに速さを求め、目先の運転技術的な事よりも、
とにかく「飛ばしたくなる」ってのが、実際の状況じゃないかってボクは勝手に思うんですよね!(笑)