魅力的なオートバイが続々と登場する中、新車で完成度の高いオートバイが持てはやされる昨今ですが、
逆に、多少「不出来で古いオートバイ」でも、個性的な魅力的を持つオートバイがそれなりに存在する事を知って欲しいです。
例えば、ボクが乗る愛車、ビューエル「M2サイクロン」は1999年式で、今年でちょうど20年落ち。
1年半ほど前に現状状態の確認もせず「激安」で購入した、最初から若干「出来の悪い子」です。(笑)
買って直ぐに、エンジンマウントのブッシュがカチカチになってることが判明し、
フレームとエンジンが、いわゆる「リジット状態」になってて、とにかく振動が凄かったので速攻「部品交換」をしました。
その後、今度はフロントフォークからオイル漏れが発覚し、
新品部品の交換があまりに高かったので、ヤフオクで落とした2本の中古フロントフォークを購入し、
信頼性はあまり良く分からないけど、とりあえず交換しました。
その後はしばらく良い子でいたのですが、ある時、今度はガソリンタンクのキャップが外れなくなり、
結局、分解して新しいキャップと交換するハメになります。
で、今度はついに恐れていた突然のエンジンストップ…。
仲間とツーリングに出かける矢先に起こった事件で、その後全くエンジンがかからなくなり、
悲しいかなレッカーを呼んで、そのままオートバイショップにドック入り。
色々見てもらったのですが、結局、電装系のトラブルと判明。
仕方ないので、またまたヤフオクで「ハーネス一式」を購入し交換してもらいました。
ここで一旦、長期入院となったのですが、やっと治って帰って来た矢先、
今度はハンドルからおかしな「揺れ」が起こし出し始め、コーナーリング中グラグラと不思議な挙動を起こしてしまいます。
仕方ないので、ショップで見てもらうと、
トップブリッジを固定するところのベアリングやグリスがおかしいと言う診断で、
現在はオートバイショップにドック入り中です。しかも今月中で車検が切れるのに…。(笑)
まぁ、こんな感じで購入からここまでありとあらゆるトラブルに見舞われているのですが、
それでも、ボクにとってはカワイイ相棒です。
ビューエル「M2サイクロン」の最大の特徴は「トルク力」です。
低回転から激しく加速し、他のオートバイにはない面白さがあります。
とにかく疲れるのですが運転が楽しい。
ハーレー(XL1200改)のエンジンを積んでる割りにワインディングではそれなりに楽しめますし、
それ以前にスタイルがとても気に入っています。
とにかく「出来の悪い子」ですが、高性能な新車とは違い、それでもカワイイ相棒なんですよね。(笑)