Good Frlend!(motovlog)

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1990年代にあった過去のWGPチャンピオンマシン、ホンダ・NSR500。(番外編vol.3295)

2022-06-27 10:07:21 | 日記

そうですねぇ、個人的には1990年ってボクがちょうど25歳になる年で、それまで10代から悶々と「頭の悪い峠小僧」をやる事で、オートバイのモチベーションを保っていた状況から、

もうそろそろ20代も中盤になるし、そんな「無謀な行為」は卒業して「もっと違う大人なカタチ」でオートバイを楽しみたいと考え始めた、非常に懐かしい時期のお話になります。(笑)

ただ、ボクは「引退の道」を模索してましたが時代的には、まだまだ「峠小僧」たちの存在はその後も広がる一方で、オートバイの進化(レーサーレプリカ)も続いていく事となっていましたけどね。(笑)

で、そんな時代に突入した頃、相変わらず「オートバイレース」に対しては関心を持ち続けて観ていたボクだったですが、そんな時代にあったホンダの「WGP」最高峰マシンがこの「NSR500」シリーズです。

この「NSR500」を「世代別」に区分すると「3つの世代」に分ける事が出来て、まず初期モデル(TYPE-1〜3)が1984年から1986年までで、そこから中期モデル(TYPE-4~8)が1987年から1991年まで、

そして後期モデル(TYPE-9~18)が1992年から2002年までとする事が出来ます。で、その違いは進化による「構造」の違いと、思考と設計による「方向性」の違いで分かれる状況となります。

まず、初代モデル(TYPE-1)まで遡ると1984年式からになるのですが、この1年だけはマシンが大きく違い「排気管(4本のチャンバー)がガソリンタンクの下を這う」ちょっと変わったものだったのですが、

メンテナンスの悪さや、熱対策の問題、さらにタイヤへの負担などが問題視され、1985年の2年目(TYPE-2~)より一般的な「2ストV型4気筒エンジン」へと変更(進化)する事となります。

ただ、1986年(TYPE-3)までって、V型エンジンとキャブレターの配置の関係上、排気管4本の「全てがエンジンの下」を通るデザインとなってたため、とても複雑な取り回しのチェンバーとなっていました。

そこから、V型エンジンの角度(90度から112度)に変更したことによりそれが解消され、後ろ2本が後方排気となったのが1987年型(TYPE-4~)からで、1991年(TYPE-8)までおおよそ同じ設計で、

細かな仕様とカウル形状のデザインのみ変更される時代となります。ただし、この頃の全体の特徴として「エンジンパワーの向上と軽量化」に関しては年々優れたものへと進化していました。

で、1992年代(TYPE-9~)に入ってからは、それまでの「ハイパワー化」にストップがかかり、とにかく逆にライダーが「乗りやすい方向」へと思考の方向転換が図られる事となります。

また、ここから、いよいよ「ホンダの快進撃」が始まり1999年まで、ひたすら「ワールドチャンピオン街道をまっしぐら」となって行く事になります。(笑)

その立役者とも言え、この時代で思い出深いのが、1994年から1998年まで「5年連続で世界チャンピオン」となるオーストライア出身の天才ライダー「マイケル(ミック)ドゥーハン選手」の存在です。

また、これはこの時代を知るオートバイのレース好きなら誰でも知ってる有名な話ですが、1992年に起こしたオランダGPの「予選中の事故」により彼の右足が一時期、自由に使えなくなり、

ホンダが「苦肉の策」としてリアブレーキをクラッチレバーの横に配置すると言う「ドゥーハン専用のリアブレーキレバー」を開発します。

これが良かったのかどうか?は未だに謎な部分なのですが、そこからの快進撃が「あまりに凄かった」ので、他のホンダワークスライダーもこのリアブレーキレバーを試してみたりしていたらしいのですが、

結果的には「扱いづらい」と言う事で、最後は「マイケル(ミック)ドゥーハン選手」だけのものとなっていきます。(笑)

さらにボク個人の思い出としては、やはりこの時代での「NSR500」の「カラーリング」で、初期はタバコメーカー「ロスマンズカラー’」そして後半は今もメインスポンサーを務める「レプソルカラー」です。

近年の「motoGPマシン」のカラーリングを見ると複雑で、メインスポンサーのカラーリングにインパクトと日本人がよく知らないメーカーだったりで、イマイチどのマシンを見ても「ピンと来ない」のですが、

この時代のカラーリングは、全てのチームにおいても非常に「キャッチ」で、カッコいいイメージがあります。まぁ、振り返れば、ほとんどがタバコメーカーだったですけどね。(笑)

で、2002年には4ストマシンとの混走となり、2003年から正式に「WGP」から今の「motoGP」へと変更された事で、遂にこの2ストモデル「NSR500」も終焉を迎えます。

GPレースがスタートした1949年から、非常に長い歴史を持った最高峰の「2スト500ccマシン」も時代の流れ(環境問題)には敵わなかった様で、現在の4スト大型排気量マシンへと移行しますが、

ボク(現在56歳)にとっては、やはりこの時代が「ボクのオートバイにとっての青春」であり、思い出しても一番「エキサイトして応援してた時期」だったですね。(笑)







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