Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

1990年代の250cc4気筒スポーツバイクの変化、ホンダ・JADE250。(番外編vol.3283)

2022-06-15 10:25:42 | 日記

ここのところ、次々と1980年代中期から1990年代初頭にかけて登場した、4スト250cc4気筒「レーサーレプリカ」を年を追ったカタチでご紹介してきましたが、

前回もお話しした様に、1990年代に入ってからはそれまで大人気を博してきた「レーサーレプリカ」自体が全てにおいて徐々に「衰退の一途」を辿る事となって行く状況にあって、

その次に「新しいムーブメント」を起こしたのが、カワサlキ「ゼファー400」からなるこの手の「ネオクラッシック系」ネイキッドモデルだったりします。

そんな「ネオクラッシック系」ネイキッドモデルの中でも、非常に早い段階で登場した4スト250cc4気筒モデルが、今日ご紹介するこのホンダ「JADE250」です。

まず先に伝えておくと「ネオクラッシック系」と言うのは、かつて人気を博した「過去のオートバイ(特に1970年代中期〜1980年代初頭)」を、

新しい技術を盛り込んで「再生すると言うコンセプトバイク」となるのですが、この「JADE250」の場合は、一応、かつての大人気車種「CBX400F」がそれにあたるとされています。

しかも、のちに400ccモデルで一斉を風靡する事となる、同ジャンルのホンダ「CB400SF(スーパーフォアー)」が1992年からの販売開始だったので、

実はこの「JADE250」の方が、それより1年早い登場だったんですよね。もちろん「ゼファー400」の流れを汲んで登場した250ccモデルです。

で、この「JADE250」ですが、性能面より見た目のフォルムにこだわっており、製造コスパも含めて「新しい4スト250ccコンセプト」として当時人気を得る事となります。

とは言え、エンジンは「CBR250RR」からの流用となっていますからパワーは十分にあり、それでいて乗り味も素直なものだったりします。

と言う事で、この「JADE250」の詳細なスペックを見てみますと、エンジンは先ほど言った「CBR250RR」譲りの水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が249cc、

また最高出力が40psで、最大トルクが2.4kgとなっていました。

さらに、フレームは1970年代に戻ったようなスチール製のダブルクレードル式で、フロントブレーキはシングルの4ポッドを採用、ヘッドライトは一般的な丸型1灯で、

ホイールは前後とも17インチでタイヤはバイヤス、但しリアのサイズは「CBR250RR」と同じ140/70-17で、250ccとしては太めのものがはめられていました。

デザインを見ていきますと、タンク形状やサイドカバーからリアカバーのラインは「CBX400F」と非常に似通っており、特に翌年の1992年に登場したNEWカラーは、

ツートン仕様(S型)で、かつての「CBX400F」を彷彿させるものだったりします。

また当時、個人的にもこの「JADE250」には知り合いが持っていたので試乗したことがあるのですが、その時の印象としては「とにかくよく回るエンジン」って感じでした。

ただ、個人的には当時「レーサーレプリカ」系の4スト400ccをメインに乗り継いでいたので、特に速いって印象はなかったです。(笑)

で、最後に中古市場を見てみますと、大体安いもので40万円あたりから、高いものになると85万円前後で取引されています。

4スト4気筒エンジンを搭載した250ccモデルとしては、安からず高からずと言ったラインですが、比較的球数は揃ってて探すのに苦労はなさそうです。

さて、そんなホンダ「JADE250」ですが、現行型のネイキッドを選ぶか?それともこの手の過去にあったネイキッドを選ぶか?あなたならどちらがお好みでしょう!(笑)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする