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蘇ったカタナ、まず最初はこの250ccモデルから、スズキ・GSX250Sカタナ。(番外編vol.3286)

2022-06-18 00:03:16 | 日記

1980年に登場したスズキの名車「GSX1100Sカタナ」より、既に11年も経過した1991年に、まず最初の「ネオクラッシック」モデルとして登場したのが、このスズキ「GSX250Sカタナ」です。

で、最終型で1998年まで生産されることとなります。まぁ、それまでにもスタイルの一部を模した「類似モデル」はスズキのバイクとして存在していましたが、ここまで完全に再現されたのはこれが初となります。

また、その翌年の1992年には、この流れを汲む400ccモデルの「GSX400Sカタナ」や、1994年には初期モデルの完全復刻として「GSX1100Sカタナ」が追加販売される事となります。

なぜこの250ccモデルから「再生がスタートされたか?」その理由は不明ですが、この頃はいわゆる「ネオクラッシック」系のスポーツモデルがモテはやされかけてた「初期の時代」だったので、

それまでで一番人気モデルとなってたスズキの名車「GSX1100Sカタナ」をベースに当時の「最新技術」を盛り込んだ「カタナ」を登場させる事は当然で「必然」だった事だけは確かな気がします。(笑)

さらに、それをよく分からせる内容として、この「GSX250Sカタナ」の場合「GSX1100Sカタナ」が空冷式だったものに対して「バンデット250」から流用された水冷式の4気筒エンジンが採用されてたり、

当時より主流化されてた、ホイールサイズの17インチ化であったり、リアのサスペンションの高性能化であったり、スタイルこそ、そっくりでも「新しい要素を多く含んでいた」事がそれを物語ってて、

いわゆるこの時代に合わせた性能を持たせつつ、かつてのモノに近い雰囲気をまとった、まさに流行りの「ネオクラッシック」コンセプトであったオートバイとしての1台だったです。

また、1996年から教習所で大型バイクの免許が取得出来るようになるまで長きに渡り「限定解除」の時代が続いており、その為に世間ではずっと「中型バイクが主流」となっていたため、

あえて大型排気量バイクでの再生ではなく、当時、特に車検のない250ccモデルが若い世代を中心に高い人気のジャンルになってた事で、250ccモデルとなったんじゃないかって勝手に想像しちゃいます。(笑)

で、ここでこの「GSX250Sカタナ」のスペックを詳細に見てみますと、まずエンジンは先ほど言った「バンデット250」から流用された水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブが搭載されており、排気量は248cc、

最高出力は40psで、最大トルクが2.7kgとなっていました、またガソリンタンク容量は17リットルで、機械式キャブレターが搭載されており、フレーム形状は昔ながらのダブルクレードル式が採用されていました。

さらにタイヤはバイヤス仕様で、タイアサイズはフロント110/70-17、リア140/70-17となっており、フロントブレーキは大軽ディスクでシングルの4ポッドが使われていました。

また、ここまで見ていきますと、翌年に登場する「GSX400Sカタナ」が「GSX250Sカタナ」と比較して、忠実に初期の「GSX1100Sカタナ」を再現したものとして登場した事も含め、

世間で、この「GSX250Sカタナ」をあまり良い印象で見ていなかった人たちも多くいて、排気量が小さいし似てて本物じゃない「偽物」って言ってる人がボクの周りでも結構いました。(笑)

ただ、逆に考えてみれば、250ccクラスとしての製造コスト面を思えば、どうしても「流用パーツを多く利用する」ことで少しでも「安く仕上げる必要があった」ことは容易に想像できますし、

もちろん、性能面では当時の250ccモデルとして素晴らしい出来栄えですし、本家の「スズキ」が作ったモデルですから排気量こそ違えど、間違いなく「カタナ」であると言える気がします。(笑)

さらに、オートバイを趣味で見た場合、排気量を気にするライダーが多い事は間違いなくて、中には「大きければ偉い」なんてよく分からない発想の人も事実いますし、

勝手な「理屈や偏見」でオートバイを見てる人もいますが、1100ccじゃなくて中型250ccだから「カタナ」じゃないって考え方は、何度も言いますが完全に「間違ってる」と言いたいです。

それより、どうであれスズキが放ったマシンですから、偏見の目で見るのではなく素直な気持ちでこの「GSX250Sカタナ」を考察して欲しいですね。(笑)

で、最後に中古市場を見てみますと、大体安いもので25万円あたりから、高いものともなると100万円前後で取引されています。

この価格差は程度によるものですが、高い車両があることは流石に今の時代にあって、250cc4スト4気筒エンジンを搭載したネイキッドモデルある事が価格の高騰と繋がってる気がします。

また、当時で無茶な乗り方がされていないものや、走行距離の少ないものも多く残ってる様で程度の良いものも探せば結構あります、さてそんな「GSX250Sカタナ」ですが、皆様いかがなものでしょう!(笑)






コメント
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