Good Frlend!(motovlog)

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当時の近代的なスタイルを持った4スト250cc4気筒ネイキッド、ヤマハ・ジール。(番外編vol.3285)

2022-06-17 00:03:57 | 日記

今から考えてみれば、かつての1991年って年はオートバイにとって「飛躍の年」となり、この年にレーサーレプリカも最終に近いモデルが登場してますし、新しいジャンルとなる「ネイキッド」も多く登場します。

そんな当時にあって、それまでに無い「斬新なフォルム」に、4スト250cc4気筒エンジンを搭載したスタイルモデル、今日の主役であるヤマハ「ジール」も登場します。(笑)

またエンジンこそ「FZR250」から引用された高性能なものでしたが、味付けは非常にマイルドなもので、どちらかと言うと「初心者向けのモデル」として開発された経緯を持っていました。

それを裏付ける上でも最大の特徴と言えるのが「足付き性」の良さで、まさにホンダ「VT250スパーダ」か、このヤマハ「ジール」かと言うイメージが当時、世間の噂にもなってた気がします。

それだけに、若い女性ライダーが好んで乗ってた印象がボクの中で残ってて、ジャンプしてるイルカを模したデザインも「カワイイ」と言われてたりしてた様な…。(笑)

まぁ、とにかく1990年代の先進的なデザインを持った250ccクラスのネイキッドバイクと言うことで、そこそこ人気を集めるのですが、世間は同一のネイキッドでも「ネオクラッシック」なものを求めていた為、

結果としては販売開始からわずか2年余りで廃盤となってしまいます、しかしその後の数年間は中古市場で人気を博し、大勢の若いライダーに乗られてた印象もあった気がします。

で、この「ジール」の詳細なスペックを見てみますと、まずエンジンは「FZR250」譲りの超高性能エンジンを搭載しており、水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が249cc、

最高出力は40psで、最大トルクが2.7kgとなっていました。またフレームはアルミとスチールの混合で構成されたダイヤモンド式が採用さあれており、エンジンは吊り下げ式、

さらに、4気筒からなる排気システムは片側2本出しとなってて、これもデザインの上で引き立て役になってた感がありました。

今のソリッドなデザインと違いこの「ジール」に関して言えば、とても角の取れた「丸い印象を与える優しいデザイン」でしたが、これも当時、ヤマハのデザイナーの意図するところだった様です。

非常にプライベートな話になりますが。この頃付き合ってた彼女がボクの影響から中型バイクの免許を取得し、早々に「オートバイ探し」をしてた時にこの「ジール」も候補として挙げられてました。(笑)

なので当時、個人的に「新車を試乗した経験がある」のですが、とにかくシートが低くかった事が一番印象に残っています。

また、車体は比較的軽量(乾燥重量で164kg)で、低速で乗っててもニーグリップもしやすく安定してくれてて、見た目に反して「全てが素直」だったことも記憶に残っています。

とりあえずボク的には自分がヤマハを乗り継いでた経緯もあったので、彼女にこの「ジール」を勧めたのですが、結局、本人はホンダ「VT250スパーダ」が良いって事でそっちを買いましたけどね。(笑)

まぁ…とにかく1990年代に入って「ネイキッド」モデルがもてはやされて来ると、この手の250ccモデルに関しては乗りやすさや見た目のインパクト(個性)がとても重要になって来てて、

多分ですが、それなりに「オートバイが多様化」されて行く中でメーカー側としても「何が流行って、何がズッコケるのか?」よく分からない状況でもあった気がします。(笑)

それだけに、この「ジール」に関してもある意味ヤマハの「試験的な要素」が含まれて登場したんじゃないかって勝手に想像してしまいます。

で、最後に中古市場を見てみますと、大体安いもので20万円あたりから、高いものになると100万円前後で取引されている様です。

この価格差は確実に「程度」によるもので、保存状態が良く走行距離の少ないものが高額化してる感じがします、非常に球数は少ないですし現存してる車両もごくわずかだと考えられます。

多分どうしても欲しいと言う方がいるとするなら、良質なものを探すとなると、かなり苦労しそうな気がしちゃいますね。(笑)

さて、そんなヤマハ「ジール」ですが注目に値するかどうかは、登場から30年経った現在にあって皆さんがどう見るか?…個人的には何となく「微妙な1台」な感じがしますね!(笑)






コメント
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