Good Frlend!(motovlog)

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やっと出た出た、やっと出た!カワサキ・ZXR250-初期型。(番外編vol.3278)

2022-06-10 11:06:04 | 日記

1980年代の中観から始まった「4スト250cc」における「レーサーレプリカ」モデルにあって、何故かカワサキだけ2気筒からなる「スポーツツアラー」に焦点を起き続け、

この手の本格的なスポーツモデルを出してこなかったのですが、1980年代最後の年にあたる1989年、ついに4気筒エンジン搭載の初期モデル「ZXR250(X250A型)」が登場します。

当時のボク(23歳〜24歳ごろ)的には、まぁ「やっと出して来たか!」って感じでしたが、流石に後出しジャンケンだけあって他社モデルと比較しても新しい装備が万歳になっていました。(笑)

この時代のカワサキは、今と全然違ってて「一般道を快適に速く走る」スポーツツアラーモデルに販売の矛先が特化してました。

例えば400ccクラスだと「GPZ400R」から「GPX400R」を経て「ZZR400」など、はたまた250ccクラスも同様に「GPZ250R」から「GPX250R」を経て「ZZR250」などが主力となってましたが、

しか〜し、この時代ってこれまた今とは全然違ってて、若い世代が中心の「レーサーレプリカ」全盛期、2スト250ccマシンを主軸に、4スト400ccにしろ、この4スト250ccにしろ、

とにかく売れるのは、中型排気量の「レーサーレプリカ」ばかりで、他のジャンルは無視され、この手のスポーツ系バイクだけに絞られてた感がありました。それが「極端だった」んですよね。(笑)

それだけに、この時期のカワサキのオートバイに対する「開発意図」が、ボク個人の見解としても全然「分からなかった(金のなる木であった原付スクターも作らない…)」のですが、

そう言った流れを思い返して見ても、この初期モデル「ZXR250」は、センセーショナルでしたし衝撃的でしたし、みんなが待ち望んだものとして満を辞しての登場に感じました。

で、この初期モデル「ZXR250」のスペックを詳しく見ていきますと、まずエンジンはカワサキにとって初となる水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が249cc、

最高出力は排気量MAXの45psで、最大トルクが2.6kgとなっていました、またフロントは倒立フォークが採用されていたり、フレームはオートアルミ製のダイヤモンド式が採用され、

先に登場してた兄貴分にあたる「ZXR750」と同じデザインの丸型のデュアル式ヘッドライトや、ガソリンタンク上部から送り込むエアーインテークなども装備されていました。

フォルム(デザイン)はそれまで出してきた、カワサキの「ぼってりしたモデル」とは全く別物で、かなり「レーシーで洗礼」されたものだったです。(他社はとっくの昔からだったですけど…(笑))

当然、あっという間に人気モデルとなるのですが、パワー規制(250ccなら40psまで)が始まった1991年に1度だけマイナーチェンジがなされ、最終で1999年まで生産される事となります。

また車重は(乾燥重量)で144kgと非常に軽く、新開発エンジンは何と上が、19.000回転まで回る超高回転なものだったりします。

今の時代の250ccスーパーバイクと比較しても、負けず劣らずの性能を持っていたのですが、気が付けば既に登場から30年近く経っています。(笑)

まぁ、自分も歳をとったなぁって(現在56歳)しみじみ感じてしまいますが、この初期モデル「ZXR250」が登場してた時期のボクってのは、まだ、いわゆる頭の悪い「峠小僧」だったので、

実際に買って乗りはしませんでしたが、同一の400ccモデル「ZXR400」と共に、かなり注目して見てた1台だったです。(笑)

で、さらに付け加えるとこのエンジンに関しては後に人気モデルになる「バリオス」から「バリオス2」に搭載され、新しい排気ガス規制となった2007年まで生産される事となります。

現在新車で販売されてる、カワサキの250cc4気筒エンジンを搭載した「ZX-25R」が2021年より売られていますが、これに搭載されてるエンジンは当時のものとは違い、

キャブのフューエルインジェクション(FI)化や、超高回転モデルと違い低回転で強いパワーを引き出せるものとなっており、吸排気の関しても当時のものより進化したエコエンジンだったりします。

とにかく今のカワサキは、この時代と違って勢いが凄いですよね。(笑)

最後に、この初期モデル「ZXR250」の中古市場を見て見ますと、大体安いもので30万円あたりから、高いものだと100万円を超える車両まであります。

ざっと見て「金額に大きな差」が生まれていますが、これは年式より「状態の良し悪し」が大きく関わってる様で、かつて峠で走りまくったものは比較的安く、

大切に保管されてるのもが高いと言う感じになっている様です、さて、今の新型「ZX-25R」も良いですが、この「ZXR250」も良いバイクだと思います…いかがなものでしょう!(笑)








コメント
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