言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

続投!?

2010年01月23日 | Weblog
 先般、私の2期目の挑戦が決まった日に、今夏行われる参議院議員選挙に青木幹雄氏の5期目の出馬が決定しました。

 自民党島根県連は参院選に勝てる候補ということで青木氏の擁立を決めたのでしょうが、内外共に世代交代を求める声は少なからずあったと思われます。私は多選批判をするつもりは全くありません。しかしながら、「適当な候補者がいない」とか「勝てる候補を出さなければならない」などという幹部のコメントを聞くと非常に残念な気持ちになります。それは逆に言えば、人材育成・後継者育成をしてこず、組織として勝たせようとする意気込み・自信がないから青木氏に頼るしかないと言っているようなものに聞こえるからです。

 自民党島根県連の組織の硬直化、人材不足は深刻な問題だと思われます。幹部を構成する県議会議員の皆さんには早くそのことに気づいていただき、内部から有望な人材を選出していただきたいと思います。

 さて、大田市立病院の医師不足の問題は更に深刻です。救急医療を担う常勤の整形外科医4人が、連携して急患に当たる外科医が不在になるのに合わせ、3月末で島根大学病院に引き揚げることになりそうです。市立病院は島根県中部の1市3町をカバーする大田医療圏の中核医療機関ですが、救急告示病院の指定を取り下げることになり、深刻な医師不足を背景にした異常事態に、市民はもとより関係自治体まで危機感を募らせています。
 
 今日も終日その件で同僚議員と意見交換をしていましたが、この非常事態を打開できる決定的な解決策は残念ながら見当たりません。
 しかし、少しでも可能性があるなら、あらゆる方策を尽くすことが必要なのではないでしょうか。殊更不安を煽るつもりはありませんが、悪化する一方の大田市立病院の状況をみますと、病院長の手腕不足にたいしての責任問題を追及しなければならないかもしれません。また、派遣元の医学部に対しての研究費名目の資金援助も必要な気がします。きれいごとで事態は好転しませんから。市民生活を守るために。

 ちなみに私は2年前の一般質問で以下のように提案しています。
Q:(前略)それから、この問題は、おそらく副市長さんにお聞きするようになるとは思いますけれども、出雲市が島根大学医学部の方へ年間幾らかの寄附をされています。そのシステムにつきましては、出雲市、それから、出雲市議会、それから、JA、商工会議所、この4団体が協議会を設置されまして、そこから、1,000万円の寄附をされていらっしゃいます。大田市も近隣の市として、この体制に何かしらの協力、もしくはそういう観点から、副市長さんのご所見をお伺いできればと思います。

A:1つ、私の方に具体的なご提案をいただきました出雲市さんの事例でございますが、これ、私も新聞等を見る中では、承知をしております。私の勘違いであれば、ご訂正させてもらわないけませんけれども、この趣旨は、たしか、がんの撲滅に向けてのそういう趣旨での寄附であったやに、私は承知をしているところでございます。したがいまして、若干、趣旨が違うかと思いますけれども、いろいろ諸施策を講じる中で、一番、有効なといいますか、ポイントといいますか、即効性はないにしましても、今、ご提案あったことがよしとすれば、いろいろな事例も調べる中で、全体の中で合わせまして、検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。


 

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5 コメント

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どないするの。 (関東人)
2010-01-23 04:09:10
三浦君、市立病院どうするの?
ほんとにシャレにならないよ。

ほんときれい事では済まないよ。市の一般職の給与下げて、その分医師の給与上げて医師確保するしかないよ。
それと、市から助成してでも、大田高校から自治医大なり出雲の医大なりに学生行かせて、必ずへき地医療の名目で大田市に帰らさないと、もう駄目だよ。

おいらの、お袋は東京に引き取ったけど、親族一同みんな大田市立病院のお世話になってるのよね。

出雲まで毎日救急走らしてたら、いずれ受け入れ断られるよ。
追記 (関東人)
2010-01-23 04:19:56
仕事柄、医者と会う事が多々あるのですが、関東地方の勤務医は、医師になる為に莫大な投資をしています。私立医大だと何だカンダで額費用6年で、5000万前後。

開業医に至っては、設備投資で数億。(開業医の診療所でも、CTどころかMRIちよっと大きなところだと、PETまで買ってます。)
と言う事で、東京では過剰投資の医師の破産も増えています。
その辺上手く利用して、医師の募集に注力してみてわ・・・。

身内に患者が多いだけに協力しますよ。(私も一応社会保険労務士ですので。)
Unknown (山猿)
2010-01-23 08:07:32
両方とも人材不足からくる深刻な問題か?

埋もれた人材はいるのに、その上に載っているだけで自ら課題解決を図ることも動くこともできない行政・議会の体質に大きな問題を感じます。

県民・市民が分かるようにオープンな議論、活動をを期待します。
Unknown (主任)
2010-01-24 04:48:44
選挙を前に大変な課題ができたようですね。これでは病院と言えなくなります。高齢地域、絶対に「医師不足です」とか「医大への引き上げなので仕方ない」ではすみません。こうしている今も救急車が走っています。市民の不安は広がっています。よろしく頼みます。この問題!!!
分からないなぁ〓 (グラン)
2010-01-24 22:44:22
結果はわかった。

これから大変なのも、分かる!当然である。
しかし、まだ今一つ解らない事がある。

結果に対しては、原因があると思うのである。一体ここに至った原因は何なのか?今一つ解らないのである。

①こんな話は、降って湧いた様に、突然出て来た話では無いと思える。いつ頃から、この話は出ていたのか?

②医師達は、何が不満なのか?又医師側から何らかの問題提議でもあったのか?

③市側は、それに対して、何を打ち合わせして、どの様に対応したのか?あるいは対応してきたのか?

④この件についての担当責任者は?
議会の責任委員会は?
⑤市長の考え、対応は?又今後の対応策等、詳しく一連の流れを含めて、市長名にて、市民に説明する義務はあると思うが?

何でこんな事になったのか?市民は全然解っていないと思う!

当然、私も解らない

至急の説明を求めます

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