宅配坊主

大阪のKさん宅でおこなった「写佛の庭」と法話。個人のおうちでやったのは初めてだった。シェフのご主人が用意してくださったお料理も美味しかった。13人の方が写佛している間、私は別室でお地蔵さま描き。
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聞きたい人もいるんです。

今日は墨田区の小学校で道徳の公開講座。全校生徒と先生と父兄の方々約400名相手の40分。ざわついている子供たちがほとんど気にならなくなってきた。かわいそうなのは、私の話を聞きたいのに隣の子にちょっかいを出される子だ。あはは。帰りの昇降口で握手求める子が三人いた。手を振ってくれた子もいた。下町の子供たちは、いつの世も変わらない。明日は大阪へ出陣。昨日から五日連続の外でのお話と望年会的宴。どれだけ人に関心が持てるだろう。※写真はイメージです。

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寒いと冷たいと閻魔さま

今朝の江戸川区鹿骨(ししぼね)は、寒いというより冷たい。寒いなら外に出た時、手全体が冷たいのだが、冷たいは指の先端だけに冷たさを感じたあとにそれが手全体が広がっていくのだ(駄目だ・・・。うまく表現できぬ)。私はとっくにマフラーをして生活しているというのに、閻魔さまにマフラーをつけるのを忘れていたことに気づいて、あわてて巻いていただいた。師走のちょうど折り返し、16日朝の出来事である。

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強制終了の謎

今日は寺の住職をしていた叔父の葬儀。最後の喪主の挨拶の前にお寺の親戚筋代表による謝辞。この顛末が傑作だった。普段から話がくどく、長いらしい住職が「今日の私の謝辞には制限時間がないと昨日お聞きしました」と始まった。よくある二世代前からの因縁話からスタートしたのだが、4分ほどたった時、いきなりおっしゃった。「ただいま、私の袂(たもと)に入ってるマナーモードにした携帯電話がブルブルと鳴っております。きっとどこかにいる家内からの『早くやめろ』との合図だと思いますので、このへんで謝辞にもならぬご挨拶を終わらせていただきます」。アッパレである(もちろん、奥さんが)。柩の中で叔父も大笑いしていたことだろう。

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冴え渡る師走の夜空に

「年末になったら改めてご連絡いただけますか」と執筆依頼を延期してもらっていた出版社2社から相次いで来たメールの対応をしてから母校の大学へ。月に一回だけゲストでやらせてもらったいる伝道学の授業だ。ご詠歌を取り混ぜての90分はまるで歌番組みたいだ。授業を終えて埼玉で住職をしている叔父のお通夜へ。子供の頃からとても可愛がってもらった。叔父のお寺を出ると、冴えわたる師走の夜空にきれいな満月。79年の人生の役目を終えた叔父の、晴れやかな心境に似ているかもしれぬと感じた。

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疑似体験的長時間労働

出勤してから帰宅するまで12時間という人は、世の中には佃煮にできるくらいいらっしるだろう。しかし、お寺にいる坊主はその感覚がない。感覚はないのだが、今日は午前中のご詠歌から宗派に出す研究資料原稿の整理と大学の授業のレジメを作るのに12時間かかった。これを毎日やっていたら、私なら一週間で過労で倒れるだろう。世の出勤から帰宅まで12時間という方々の苦労がしのばれる。明日は午後2時から「読経の庭」です。

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禿びる

密蔵院の前庭兼駐車場はアスファルト。そこに落ちた落ち葉を掃けばおのずと箒がすごい速さでちびる。「ちびる」を漢字で書けば「禿びる」である。意味は「先がすれてへる。すり切れる」だ。そろそろ寿命になったので、ホームセンターに買いに行ってビックリした。一本195円だ。どうしたらこんなものが200円で作れるのだろう。田舎へ行けばちびた箒は自宅で直すのだろうが、あいにく境内に竹がないから仕方がないやら、ありがたいやらである。

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寒い夜と犬の散歩と手袋

夜になって、急に冷え込んできた江戸川区。夜の犬の散歩にでかけようと外に出ると、手袋をしないと40分の散歩を耐えられそうもない。ところが、15分も歩いていると手袋をはずしたくなるほど手が温まる。血行がよくなったのだ。ほとんど運動をしない私だが、寒い夜と犬の散歩と手袋のおかげで、体が冷えていることに気づける。

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『悩みが幸せにかわるレッスン』

今週は日曜日から明日の金曜日まで6日連続でご詠歌のお稽古(そのうち五回が忘年会付きなのでブログを書けないというありさま)。朝はガラガラ声なのに、20分唱えていると元の声に戻る。こんな喉を授けてくれた両親に感謝です。で、昨日(7日)の読売新聞の二面下のトップでも宣伝していきただきましたが、今週『悩みが幸せにかわるレッスン』(php)が発売になりました。6年前に書いた『煩悩力』の改定文庫版。当時は多くの書店で仏教書コーナーに入れられてしまった本ですが、中身は「煩悩こそ、幸せの元」を具体を織りまぜて書いたいつのもように、元気になる一冊です。さらに読みやすく、お求め安くなって新登場。表紙のバクもかわいいです。よろしかったら手に取ってみてください。

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二つの黄色。

朝6時に栃木を車で出て、密蔵院の10時からのご詠歌に間に合った。師走、物も人も動くから都心へ入る道はどこも大渋滞だった。寺に戻ると、二つの黄色が迎えてくれる。銀杏の葉と花梨の実が青空に映えてきれいだ。境内の景色に負けないように、くっきり、はっきりした気持ちで今日一日を過ごそうと思う。

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