雀と和尚の背伸び

体調は悪かったが、とりあえず一件目の法事をやってみようと思った。駄目なら残る二件は副住職に託せばいい。不思議もので、人前でしっかり何かを努めなければならないと、脳内ナンチャラカンチャラ物質が出るのは経験上わかっている。少し具合が悪くても治ってしまうのだ。3件とも違った法話をしようと決めて、副住職と一緒に拝んでみたら、どうということなく3件の法事を拝めた。そこで、気を抜くと疲れが出て風邪を悪化させるから、そのままパソコンに向かい、急いでもいない原稿に取りかかり、行き詰まったので犬を連れて散歩に出た。公園で雀が餌をあさっている。観ると雀は歩けないのではないかと思った。ピョンピョン両足でジャンプして移動するだけだ。時々かわいらしく背伸びをして様子をうかがっている。私も今日は少し背伸びをして法事をやってよかったと思う。

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脳内ナンチャラカンチャラが出ない日

まったく情けない。原稿を早めに書き上げたと思ったら、鼻水と咳と微熱である。原因はわかっている。気のゆるみと飲み過ぎによる体力低下である。ぐはは。お葬式から帰って来て「病は気から」と考えて、16項目のうち6項目を五時間で書いたが、それでも脳内からナンチャラカンチャラ物質が出ないようだ。明日は法事が珍しく3件もあるから、それまでじっとしていることにした。

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二毛作と衣替え

昨日の御詠歌で、稲刈りをした後の田んぼで育てたそら豆はねっとりしていてとても美味しかったという話を聞いた。思わず「だって、そら豆ができるのは今頃でしょ。もう田んぼに水が入って苗が植えてあるから、そら豆なんてとれないじゃないですか」と言った。すると「昔の田植えは6月半ばから下旬だったんですよ」との答え。昔より田植えは、一カ月近く早くなったそうだ。シメシメ、良いことを聞いた・・というわけで、6月はまだだが、さわやかな今日、タンスの中の襦袢や白衣、作務衣などの衣替えを挙行。タンスの引き出しが「ああ、軽くなった」と喜んでいる気がする。

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山手線のようにやって来る、発車する、次が来る・・・。

何だか山手線みたいだと思った。昨日来週発売の本の告知をしたばかりなのに、今日は7月発売予定の本の原稿(3回見直した)を出版社に送った。締め切りより3週間早く書き上げた。が、面白いもので、昨日、知り合いの編集者から「夏に出したい本があるから、ぜひやってくだせぇ!」という連絡をもらった。あはは。御詠歌や写仏などの合間を縫って、出たり入ったり、忙しいことである。

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『感情的にならない生き方』

今月21日phpエディターズ・グループから発売予定の『感情的にならない生き方』(¥1000+税)のカバーが届きました。物事の道理から、自心のあり方から、感情の波を上手にコントロールして上機嫌に生きるコツを下町の坊主がいつものように、愉快にご指南申し上げます。

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ずれている傘

「雨が嫌ならお気に入りの傘を買えば、楽になる」--は、いくつかの本で書いた”都合通りにならないことを楽しくする”具体例である。以前は衣を着ても濡れない大きな傘を買って喜んだのだが、外出時には持ち歩きができないほど大きいのが難点である。一昨日雑貨屋へ入ったら奇妙な傘があったので、梅雨用に買った(写真)。お分かりだろうか。折り畳み傘だが、シャフトが中心からずれてついているのだ。うはは。右手で持つと、頭がちょうど傘の中央にくる。傑作だと思う。

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五月とワンピース

『会うならばある日五月の雨上がり水玉模様のワンピース着て』--俵万智さんの歌である。家内が病院ではなく美容院でもらってきたカレンダーの五月に、カーネーションの花の写真とともに書いてある。a母音が並んださわやかで素敵な歌で、思わず声に出したくなる。それだけでなく、余計な説明がないのにイメージがすぐにフッと浮かぶ。おおた慶文さんのイラストのようだ。この歌と慶文さんのイラストを同時に載せるのはベタすぎて辟易される方も多いだろうが、今日のさわやかな東京の天気に免じてお許しいただきたい。梅雨入りまでは今日の天気のように、心もカラッとしていたいと思う。

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連休ボケか?

せっかく天気もいいのに、遅々として進まぬ二回目の校正。普通なら一日で200ページはいけるのだが、今日は40ページ。大型連休ボケだと自分を慰めて、夕飯のおかず作りのうち一品をかって出た。走りはじめは機関車だって遅い。ぐはは。

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撒き餌

長男と次男が観てきた『レヴナント』。帰宅した二人が口を揃えて言ったのは「疲れる映画だったぁ。お母さんは無理だよ」。むむむ。俄然観たくなったので、今夜のレイトショーで観ることにした。家内を誘ったのだが、子供たちの感想が効いているのか及び腰。ぬぬぬ。ならばとて、「早めに行って、春夏ものの服を買って、食事をしてから観よう」と餌を撒いた。すぐに「じゃ、行く」と言う。あはは。ウイ奴じゃ。

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アボガドの行方

昨日「今日の料理」で平野レミさんが「食べれば北京ダック」を作っていた。家内と見ていて「美味しそう!」とシンクロ。ということで、今晩挑戦することにした。しかし、調味料の五香粉もテンメンジャンもないし春巻きの皮もないから、買い物に行かねばぬ。すると家内が「カリフォルニアロールも作ろう」と言い出し、アボガドとスモークサーモンを買ってくる羽目になった。還暦前の男にとっては高難度の買い物である。滅多に行かない生鮮食品売り場。捜索に最も手間取ったのはアボガドだった。家内に聞くと、お店によって野菜売り場か果物売り場か変化するのだそうだ。気の毒な果実である。あはは。

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