瞼にいるメダカの卵が孵化しそうな

 大嵐の予定だった東京ですが、少々期待外れの霧雨と少々の風。

 この中、近所のお世話になっているお寺のお施餓鬼。拝むお坊さんの数は足りているので、私は法要前のチター奏者の内藤敏子さんの演奏をきいて、その後法要までのつなぎのお話と、法要中の解説役(イヤーホーンガイドみたいな感じです)。
 どういう事をやっているのか……それが分かると仏教の法要は100倍楽しめます。

 続いて4時。密蔵院に30人ちかい男性がナップザックを背負って来時。「三つのダイヤモンド型」の会社を退職した方々が、毎月一回、江戸護符内のお寺を回っているそうで、もう回るところがないから、今月は江戸川区の名所探訪。
 朝から葛西を皮切りに北上。最終目的地はJRの駅の居酒屋さんというお洒落ぶりですが、その前に行程のゴールとして密蔵院を選んでくれました(どこかのお寺の住職が「密蔵院というお寺の住職なら話をしてくれるはずです」と言ったとか……)。
 若い私からエールのつもりで30分のお話をさせていただき、最後に密蔵院恒例の元気太鼓付きの般若心経を全員で!わははは、楽しかった。
 それにしても、今やどこの観光地へ行ったって、元気なのは女性ばかりだと嘆いていた私にとって、今日の元気な旦那方との邂逅は、今後の布教活動に良い影響を与えてくれました。

 そして、夜は金町のご詠歌をやって22時帰宅。帰りの車の中で、ここしばらく続いている左目の下瞼の痙攣が多発。
 意を決して密蔵院隣のドラッグストアーへ。このお店には檀家さんのお孫さんがバイトをしている。お店に入ると早速彼を見つけて「瞼が痙攣するんだけど、それに効く目薬ってある?」
「はい、ちょっと待ってください」と言って薬剤師の人をマイクで呼び出してくれた。
 私は左下瞼を指さして「ここがピクピクするんですよ」と症状を説明した。
 本当ならより具体的に「下瞼の中にメダカの卵があってそれが今にも孵化しそうな感じでピクピクするんです」と言いたいところだったが、気味が悪い例えなので遠慮した。
 すると、クダンの薬剤師さんの対応がすこぶる丁寧。
「それはですね。目薬では治りません。カルシュウム不足や栄養不良、あるいは疲労が原因の場合が多いようですから、休養をちゃんとお取りになったほうがよろしいと思います」
「ああ、そうなんですか。ありがとうございます」と言い、バイトの彼に「ありがとう」と言って店を出た。
 徒歩20秒で家についてことの次第を妻に伝えると……
「それで、何も買わないで出てきたの?」
「うん」
「……」
……そっか、親切にしてもらったんだから、何か買ってくれば良かったな、と思った。ぎゃははは。
 良い一日だったのだが、やろうと思っていた原稿着手に、今日も至らず。
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コメント
 
 
 
活きのいい目蓋 (PRINCOちゃん)
2008-06-06 09:18:47
昨夜はお世話様でした!
目のピクピクは肩こりが原因かも知れません。目と肩はかなり密接に繋がっているそうです。



、、、、結局のところ解決法は、、、休養が必要かと(^^;)
 
 
 
その感覚・・・わかります~。 (さるなし)
2008-06-06 22:25:42
私は、寝不足の時にピくピクします。
和尚さん、ユックリなさって・・といっても無理かなぁ。

メッチャ寒い頃に「三つのダイヤモンド型」の会社を退職した方々は、ウチにもみえましたよ~。


 
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