伸びる準備

石巻の娘から「16日に迎えに来て」と連絡があったのが昨日のこと。

いわき市の大学に行っている石巻の女の子は、家の一階が浸水。それでも現地でボランティアをしている。
娘たち被災していない地方からのボランティアはスケジュール管理してもらって、お休みの日があるらしい。しかし、現地の人は、それどころではないだろうと思う。いてもたってもいられないのが実情だと思う。

緊張状態がずっと続く人たち・・・。それを見て娘が「学校が始まるまで東京で少しのんびりしたほうがいい」と判断したようだ。

剣道をやったことはないが、打ち込んだ手が伸びきっていればそれ以上の技は出せないそうだ。肘が曲がっていればこそ、次の力が出る。
彼の地の方々は、緊張と頑張りで、身心ともにつっぱった状態なのだろう。
ゆるめる算段をする時期を迎えている被災地もあるだろう。曲げないと、次に伸ばすことができない。

「行くならついでに何を持っていけばいい?」と聞いた。
先週の話では「化粧品とストーブで食べ物をあたためるためのアルミホイル」だったが、昨日の話では「カセットボンベ、カセットコンロ、上下のレインスーツ、シャンプー、掃除道具、家庭用洗剤」だそうだ。


焚き出しによる全員が同じ食事ではなく、それぞれの家で食べたいものがあるだろう。そのためのボンベである。
泥だしのための作業着には上下のレインスーツが一番いいらしい。
シャンプーなどは、やはり豆にしたいだろうと思う。
水が出た時のために、そろそろマジックリンやタワシを準備しておきたいらしい。

「土嚢もあれば助かるよ」と娘。
「だってテレビじゃたくさんあるように映ってるぞ」
「あのね、あっても減る一方なのよ」
「そりゃそうだわな。じゃ、集めてみるよ」
 別の仲間の話では、漁師町ならではのこととて、お酒とタバコは大いに喜ばれるとのこと。--さすがにこれは資金的に大量には用意できぬが、よく分かる。
 土曜の早朝に出発します。これは必要になるだろうと思うものがあったら、15日金曜日の夜までに密蔵院へ持ち込むなり、送ってください。確実に石巻のボランティアスタッフのもとに届けます。

--昨日集めた物を種類別に明記するのを終えたら、買い出しに出ようと思う。
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コメント
 
 
 
お気をつけて (ruri)
2011-04-13 16:07:10
まだまだ大きな余震が続いているようですね。お気をつけて行ってらっしゃいませ。
この余震もすべて戻るためのもの。今しばらくの辛抱です。ただただ、もうこれ以上の被害が出ないようお祈りするばかりです。
 
 
 
ほしいもの (プラケア)
2011-04-13 16:36:56
欲しい物が判れば的確な対応が出来ますね。
この間、皮手袋とマスクが手に入らないということで少しばかりを宅配便で家内が送りました。ついたよとお礼の電話が早速あったそうです。
別便で無洗米のペットボトルを送ってもらえるそうなので集めているところに持参しました。
少しはお役に立てるといいなと思っています。
 
 
 
ほしいもの ()
2011-04-13 18:02:32
その場所、そのボランティア、それぞれ欲しい必要なものが違うみたいですね。石巻のもっと詳しく、的確なものリストを教えてくださいませませに。
 
 
 
物心両面 (和尚)
2011-04-13 22:43:44
ruriさん>さぞや彼女のお母さんは心配のことだと思いますので、家内と二人で行ってきます。「こんな夫婦なら安心だわ」と思ってもらえるように・・・。

プラケアさん>関西はやはり早いし、強いし、着実ですね。すごいや!

文さん>ほんとうに各地域で、そして時間の経過でみごとに異なりますね。夕方に娘から電話があったので、金曜までに何か別のものが出てきたら教えてくれと言っておきました。逆に「お酒なんか持ってきたって、私のところじゃ配れないよ」と言われました。ぐははは。なーに、酒好きなところは匂いでわかるから個人的に渡そうと思います。ぼははは。
 
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