見ること虚しからず(不空見)

今日の『写仏の庭』、お手本は不空見(ふくうけん)菩薩。すべてのものの本質をしっかり見ることができる仏さま。見ることに特化した仏さまだ。左手の蓮の上に火炎があって、その中に顔がある。意味からすれば眼だけあればいいのだが、顔のパーツすべてがそろっている。もっとも、火炎の中に眼だけあれば、ロード・オブ・ザ・リングのサウロンみたいになっゃうな。あははは。昼の部は午後1時から3時。夜の部は午後7時から9時。密蔵院客殿で。

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Unknown (しみず)
2015-05-21 06:41:19
不空見ですが、物事の本質を見ることの大切さを説いているのでしょう。しかし、般若心経では五感の眼も定まった実体が無いと言っています。
難しいです。
 
 
 
今その時 (和尚)
2015-05-21 10:45:07
しみずさん>五眼具足を表す仏なのだそうですが、五眼にもさだまった実体はないけれど、今、その時の縁がそろっていれば、在るってことでしょう。縁がそろった今日を大切にまいりましょうぞ。ぐははは。
 
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