人の好意・親切をあてにする人
次の本(と言っても発売は来年だけれど)の一項目で「甘え」について書いた。こういう抽象的な言葉について書く場合は、まず辞書をひく。『大辞林』では「甘える:人の好意・親切をあてにして、気ままに振る舞う」がある。「ほう、これなら書けるかもしれぬ」と思った。こうした輩に迷惑をかけられたことがあるからだ。しかし、「人の好意や親切をあてにして」では、そんなことをあてにしていない「自分に甘い人」に言及できない。そこで「甘い」を調べた。曰く「物事に対する態度がなまぬるい。厳しさ・正確さに欠ける」「採点や規制が厳しさに欠ける」「不足があっても認めてくれ、厳しく言わないので、接して楽である。処置がゆるやかである」とある。ここまで具体的に書かれると、私のことになるので、反省することしきりで結局筆が進まぬ九月晦日である。ぐはは。
自分が負担できる範囲内で何かを提供するというのは分かるのですが、そこに関わっていなかった人を引っ張り出してくるのってどういう気持ちによるものなんでしょう。
なんで気づかないよって正義の人になったつもりか。