猫か、カラスか

 千葉県の佐倉へお話に行ってきました。

 終わってみたら汗だくでしたが、話の最中は暑さなど感じている暇はありませんでした。

 裏に里山があるお寺。蝉がたくさん鳴いていました。

 密蔵院の回りではまだ、ほとんど鳴いていません。
 
 佐倉のご住職たちの推論では「猫が多いからだろう」「カラスが多いからじゃないのか」--など。

 猫やカラスに自然淘汰されて数が減少するような蝉たちではないような気がしますが、ひょっとするとひょっとするのかもしれません。

 7年間、土の中で、「その時」を待っていた蝉たち。

 今年卵として生を受ける蝉たちは、これから7年の時をへて、「その時」に立派な羽を生やす。さて、今年から7年間、土の中で過ごす蝉と競争して、7年後、私も心に立派な羽を生やすことができるだろうか。

 ちょっとそんなことを、意識している、梅雨あけの東京の坊主です。
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コメント
 
 
 
蝉の声 (ごんべいどう)
2010-07-19 21:56:24
こちらでも蝉見ませんね~。
土の中に七年、外に出たらビックリ木が森がありません。
蝉にしたら、違う世界になってるんでしょうね。
近所では、蝉では無く戦時中の爆弾がたて続けに出てますよ。
 
 
 
60年以上か・・・。 (和尚)
2010-07-20 15:44:39
ごんべいどうさん>ほう、不発弾?その度に非難ですか?
 
 
 
ご無沙汰です。 (南無)
2010-07-20 22:29:50
セミの声、全然聞こえないですねぇ。聞こえるのは鳥のさえずりと子どもの喋り声です。今日、私の住む神奈川では最高気温35℃です(゜Д°) セミも夏バテでしょうか。
PS大金剛輪陀羅尼を称えるとき、在家も印を組むべきなのでしょうか。これに載っています。
http://mandalaya.com/nyumon.html
 
 
 
うーん。 (和尚)
2010-07-21 12:00:42
南無さん>本やネットで印を勉強するのは、密教ではアウト!!師匠から直接伝授が基本です。じゃないと、怪しげな世界に行ってしまうからです。
 
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