一言加えて、四無量心の慈
今日は「写仏の庭」。13時からの昼の部を前に、家内が作ってくれた昼食はラーメン。美味しくいただいて、写仏の冒頭で何をお話ししようかと住職へ戻ろうとしたが、今書いている原稿のことを思いだして、にわかに、自分が使った丼をさっと洗っって水切りかごへ。それを見て家内は「あら、珍しいじゃない」の一言。たしかに珍しいのだが、その言葉のあとに「偉いわね。助かったわ」と言ってくれれば、写仏の冒頭の話が、もっといい話になったのだがなあ・・・。わははは。贅沢な亭主であり、坊主である。ちなみに今日のお手本は、如来慈菩薩という仏さま。仏さまが持っている(つまりは私たちが理想とすべき)はかり知れないほど広い四つの心(四無量心:慈悲喜捨)のうちの「慈」を象徴する仏さまである。