気まずさの代償

 疎遠になっていた身内……いつの頃からか、自らの生活の不甲斐なさ(ちがうかもしれないが)から身内に連絡したり、付き合いをすることが気まずくなっていく…
 家族や親戚の中にはさまざまなことがある。

「誰の世話にもらない」と一人強がりを言って、意地でそれを貫く人もいる。そんな方の葬儀を今日おこなった。
 そうなる前に、「世話にならなきゃ生きてはいけぬ。だったら、自分も人の世話をしよう。世話をしてもらえるに足る人にもなってみよう」
 そんなふうに思考の方向転換ができたら、随分楽にそして、楽しく、暖かく人生を全うできるだろうと思う。

 古歌の「苦労する身は何厭(いと)わねど、苦労し甲斐があるように」(自分が苦労するのは構わないけれども、せめて苦労したら苦労しただけのことがあるようにしたいものだ)が思い出される。 
 
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