倭(やまと)の「真言」に思いを託して・・・

『定本講談全集』最終巻七を読了。思えば、この全集を目にしたのは、東日本大震災当日に芝の東京プリンスホテルで予定していた昼食会がキャンセルされて、その再チャレンジの日に、たまたま通り掛かった神田の古本屋だった。手元のお金不如意で、お店で近所の郵便局を聞いてATMでお金をおろしてすぐに購入し、配送しもらった。してみると、全集を読了するのにほぼ3年かかったことになる。聞いたことがない表現、いつか使ってみたい表現に付箋を貼りつつ、その表現をパソコンに打ち込んだページは、すでに60ページを越えた。してみれば、数百項目の芳彦新表現辞典ができたことになる。ある状況でしか使えない絶妙な表現な言い回しの数々。これらを縦横無尽に使った文章は、この二年で書き上げる本に集約されることだろう。言葉に対して敏感でいたい真言宗の坊主にとって、大和言葉の真言の集大成になれば面白いと思う。

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Unknown (しみず)
2014-09-17 07:23:27
本のページに仕舞われていた言葉たちが先生のお話として人々の心に伝わる。何だか素敵です。
 
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