効能書きを読んだ後にすること
昨日9日は徳洲会看護部主催の学術セミナー。死に方などを研究している高橋泰先生、樋口恵子先生の話は研究者らしくデータを駆使したもので、実に興味深かった(私は40分「どう生きるか」しか話さなかった)。日本でも延命のための胃ろうが無くなった現在、これからは北欧やフランス型の寝たきりになって、食事やトイレが自力でできなくなったら亡くなっていく(結果的に寝たきりの病人がいない)死に方が主流をしめるようになるだろうというお話。そのあたりは坊主が関わる領域ではないだろうが、「こうなったら、諦めて死にます」という意志決定あたりでは、多いに関われるだろうと思った。さてもさても、私にとって効能書きを読んだような刺激的なセミナーだったが、これを受けてこれからどんな活動を私がするのか・・・・「効能書をいくら読んでも、病気は治りませんし、治せません」という言葉が脳裏を過った。むはは。