鏡と童心

 昨日は20年来の知り合いの獣医さんに頼まれて、私的なグループ9人の方相手に『般若心経』について90分、お話をさせていただきました。
 「般若心経」を読んだことがない方々に、90分で「般若心経」の話をするのは初の試み。

 アウトラインというか、大雑把と言いますか……。私としては、人気のある「般若心経」が、暮らしの中で活用できることをメインに話を展開……。

 すると、途中の質問コーナーで、

「自分の顔は鏡か写真でしか見られないけど、実はそれは左右反転した自分の顔で、実像とは違う。見たり聞いたりするものが、実は真実の姿と異なっている--そんなことも般若心経は言ってるの?」
「はあ、そうとも言えるでしょう」

すると別の紳士が
「般若心経は、いつでも童心のような心で、素直に全てのものを見ていく心を言っているのでしょうか」
「はあ、そうとも言えるでしょう」

--ということで、多くの善良な方々は、大切なことが何かを「般若心経」を読まなくても、分かっておいでなのです(ただし、般若心経が言わんとすることは、上記のポイント以外にも膨大なものがあります)。

 フェイス・トゥー・フェイスの場は、人数が少なくて布教としては効率的ではないにせよ、やはりいいものです。大切にしたいと思います。
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