水戸梅日記

水戸・いばらき

逆川・下市ジオさんぽ

2015-02-02 | 水戸

「逆川・下市ジオさんぽ」に参加。

「茨城県北ジオパーク推進協議会」と「水戸観光協会」の初めての共催です!

  

まず、笠原水源地にて、「大地の案内人」と言われるインタープリターから、

「笠原水道」についての説明を受けます。

   

  

水戸光圀による「笠原水道」は、笠原から下市まで、総延長10.8キロ。

樋は、凝灰質泥岩という『石』ですが、これが、ツアー後半にある事実と符合します。  

  

    

渓谷美をなす逆川では、下市に向かって右側の崖の下に、

わき水が集まって流れていて、「笠原水道」の名残を感じることができます。

    

   

約10キロの行程の途中、薬王院、常照寺、吉田神社などの寺社仏閣を巡りました。

常照寺の参道は初めてだったのですが、その美しさにうっとり。

  

    

縄文海進により、平らな土地が形成された「下市」に入り、

江戸時代に作られた「備前掘」の“水の流れ”について、説明を受けます。

    

農業用水だった備前掘ですが、水門を二つ築くことで 

1メートル高い場所にも導水できていたそうです。

     

  

車丹波守遺恨の地、中沢池公園など、新しく知ったスポットも。

中でも、水戸電気鉄道の痕跡、ユニークでした!

  

そして、ジオツアーのクライマックスとなる「吉田古墳」へ。

石室に壁画があるこちらの古墳、最近、”八角形”だったことが確定したそう。

  

そして、ここが「おおっ!」と思ったところなのですが・・・、

この石室に使われた『石』というのが、笠原水道の岩樋の『石』と同じ材質のもの。

  

7世紀頃の「古墳」の石室の石と、江戸時代の「岩樋」の石が同じ・・・、

ということに、何とも言えないロマンを感じてしまうのでした。

   

  

お昼(刺身定食)をいただいた下市の「山城屋」。

明利酒類「別春館」では、梅酒の試飲ができました。

  

  

そして、お土産に「ジオどら焼き」と、

今回も充実したツアーで、関係者の方々に感謝です!

  

 

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