「逆川・下市ジオさんぽ」に参加。
「茨城県北ジオパーク推進協議会」と「水戸観光協会」の初めての共催です!
まず、笠原水源地にて、「大地の案内人」と言われるインタープリターから、
「笠原水道」についての説明を受けます。
水戸光圀による「笠原水道」は、笠原から下市まで、総延長10.8キロ。
樋は、凝灰質泥岩という『石』ですが、これが、ツアー後半にある事実と符合します。
渓谷美をなす逆川では、下市に向かって右側の崖の下に、
わき水が集まって流れていて、「笠原水道」の名残を感じることができます。
約10キロの行程の途中、薬王院、常照寺、吉田神社などの寺社仏閣を巡りました。
常照寺の参道は初めてだったのですが、その美しさにうっとり。
縄文海進により、平らな土地が形成された「下市」に入り、
江戸時代に作られた「備前掘」の“水の流れ”について、説明を受けます。
農業用水だった備前掘ですが、水門を二つ築くことで
1メートル高い場所にも導水できていたそうです。
車丹波守遺恨の地、中沢池公園など、新しく知ったスポットも。
中でも、水戸電気鉄道の痕跡、ユニークでした!
そして、ジオツアーのクライマックスとなる「吉田古墳」へ。
石室に壁画があるこちらの古墳、最近、”八角形”だったことが確定したそう。
そして、ここが「おおっ!」と思ったところなのですが・・・、
この石室に使われた『石』というのが、笠原水道の岩樋の『石』と同じ材質のもの。
7世紀頃の「古墳」の石室の石と、江戸時代の「岩樋」の石が同じ・・・、
ということに、何とも言えないロマンを感じてしまうのでした。
お昼(刺身定食)をいただいた下市の「山城屋」。
明利酒類「別春館」では、梅酒の試飲ができました。
そして、お土産に「ジオどら焼き」と、
今回も充実したツアーで、関係者の方々に感謝です!