水戸梅日記

水戸・いばらき

土地の文明

2007-04-11 | 読んだ本
土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く 土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2005-06-11

 

 「土地の文明 -地形とデータで日本の都市の謎を解く-

  竹村公太郎さんという、

  国土交通省の元官僚だった方が書いた本です。

 ある方に貸していただいた本で、本の帯は、荒俣宏さん。

  「『知力』がどんどん湧いてくる本だ。」

 

 たとえば、第1章~第3章 「徳川幕府百年の復讐」 は、

  皇居の正門は、半蔵門であって、

  『忠臣蔵』は、徳川幕府の復讐劇ではないかというお話です。

  (「ダヴィンチ・コード」より面白いかも。)

 

 そして、この徳川幕府の話を思いついたのは、

 天皇陛下が半蔵門から出るところを目撃したことからだった

 という『目の付け所の良さ』に驚いてしまいます。

 

 

 ふと思いついたさまざまな「謎」を

 地形やデータを駆使して、丁寧に説明していきます。

 

●北海道  石狩川を執念深くショートカットして真っ直ぐにした理由

●鎌倉   頼朝が異常に狭い土地に幕府を開いた理由

●奈良   ホテル・旅館客室数が全国最低の理由

●滋賀   県民一人当たりの製造業付加価値が最も高い理由  

●大阪   五・十日渋滞の理由

●福岡   川も食料も資源もないのに大都市である理由

 

 どの話も興味深く読むことができました。

 

 最後のソウルの「清渓川復元事業」では、

 公共事業のあり方について深く考えさせられました。

 

Nihonnnohito 「日本秘湯を守る会」による

 「日本の秘湯」も紹介していただいたのですが、これは既に私も持っていました。

 この本の中の1軒に宿泊すると、スタンプ1個がもらえて、スタンプが10個たまると、1軒に無料宿泊できるというシステムになっています。

 (現在、3軒目の無料宿泊を狙っていますが、ここのところ全く行けてなくて、タイムオーバーになりそうです・・・。)

 

コメント
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