風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

W杯決勝T進出

2010-06-25 23:59:03 | スポーツ・芸能好き
 普段はJリーグに見向きもしない私ですが、今朝は3時半にいそいそと起き出し、テレビにかじりついていました。そして国を背負って立つサムライ・ブルーの勇姿を見たいだけの野次馬の期待にも、120%応えてくれました。
 これまで、誰か個人の手柄にするのを憚られるほど、固い守りのチームプレーで生き残ってきた日本チームですが、今日は本田の存在感が光り、彼を活かせたことがW杯で初の高得点に繋がったのではないかと思わせます。3得点の全てに彼がからみ、BBC放送をしてロナルドのようだと絶賛せしめたほどでした。最初のFKは、ゴールまで37mと、彼が得意とする頃合いの距離から、頃合いのパワーで放った無回転ボールは、GKを逆方向に誘ったかのように、右に揺れ、更に左にストンと落ちてゴールに突き刺さり、魔球のようでした。続く遠藤のFKでも、本田の影が付きまとい、本田が打つことを想定したような日本チームと相手チームの壁に助けられながら、絶妙なコース・コントロールで見事に追加点をもぎ取りました。後半、2-1の追い上げムードを突き放す3点目は、相手チームのGKとDFを引き寄せながら、冷静に岡崎にパスを繋いで、無人になったゴールに転がすだけのダメ押しを演出した、本田の技ありと言えます。
 今大会は、前回優勝・準優勝のイタリアとフランスが一勝も出来ないまま敗れ去るというハプニングに見舞われ、ヨーロッパ人はブブゼラの騒音に弱いのではないか!?と指摘する向きもありますが、図星かも知れません。なにしろ日本の電車の社内アナウンスや商店街の音楽を苦手とする彼らのことです。それに引き換え、日本人や韓国人をはじめとするアジア人には、腹に響くあの低音は、最初こそ耳障りですが、慣れてしまえばどうってことないどころか、ある種の懐かしさすら感じるのではないでしょうか。
 次は火曜日夜11時とか。熱い夜が続きます。
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