「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

永平寺に次ぐ禅の道場、宝慶寺

2013年07月10日 | 福井のミミより情報

大野の山の中に、宝慶寺(ほうぎょうじ)という曹洞宗のお寺があります。

曹洞宗の開祖・道元禅師が永平寺を開いた後、その後継者が教団の陣容拡大に走ったのに反対した道元の愛弟子・寂円禅師が、道元に倣って坐禅を深めようと、ひっそりとした山の中に開いたものです。

今でも禅の道場となっており、山門には、「日本曹洞第一道場」という額縁がかかっている永平寺に対して、「日本曹洞第二道場」という額縁がかかっています。

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またお堂には、修行僧の一日を記した黒板が立てかけられてあり、まさにここが修行道場であることを感じさせます。

人里離れた山の中の寺で、門前に商店などはなく、深山幽谷という言葉がぴったりです。今、寺の前には一軒の古民家があり、寺の後ろには、数々の地蔵さんが並んでいます。

   

緑豊かな静かな禅寺は、修業とは言わなくても、物思いにふけるのにぴったりです。一乗谷朝倉氏遺跡や平泉寺白山神社と同様、派手なものはなくても、自然の中に眠る遥かな歴史ロマンを感じられます。