福井市にある国の重要文化財で、福井藩松平家の菩提所である臨済宗の大安禅寺に、このところ何度か仕事でお邪魔しています。
今の時期アジサイが咲き誇る山の中腹にあり、木立に囲まれた厳かな雰囲気が漂うほか、立派な伽藍や見た目にも麗しい仏像の数々など、普通に訪れても立派なのですが、最近はありがたいことに、副住職さんから、お寺の歴史や寺宝の数々についての説明を聞く機会をいただいています。
その中でも、坐禅や法話に際して伺うお話で印象深かったことをシェアします。
・禅で大事なのは自分と向き合うこと。すなわち、自分の心を冷静に見つめるもう一人の自分に気づくこと。その意味で、坐禅の「坐」という字は、土の上に人が二人いると書く。
・そのためには心の掃除が必要。心の掃除をして心身を整えれば、笑顔と元気を保つことができ、他人への感謝の念も湧いてくる。
・人はみなオギャアと生まれていつかは死ぬ。即ち、この生命は「預かり物」。我を捨てて、親・家族をはじめとする他人との絆、感謝の念を忘れずに。
枯山水の庭のように、心がスッキリしますね。。。
素敵なご縁をいただき、ありがとうございます。