バスク地方の旅、最終日は、スペインのサンセバスチャンから陸路でフレンチバスクへ向かいます。
まずはサンセバスチャンの新市街にあるカテドラルへ。比較的新しく建てられたようですが外観は重厚です。
日曜日の午前中なのでミサをやっていましたが、自由には入れました。ミサ中なのでいつも以上に厳かな雰囲気です。
街中の国鉄駅の隣にあるバスターミナルからバスに乗ります。ビアリッツ・バイヨンヌなどのフレンチバスクへの移動は観光シーズンということもあって多いようで、同じような時間帯に複数のバス会社がたくさんバスを出しています。バイヨンヌまで1時間半、家族4人で16ユーロと格安でした。(Flix bus)
バス移動もこの地域では一般的なようで、バスターミナルも近代的です。ビルの地下に、駅や空港のように、行先別にバスの発着場所を示す電光掲示板があり、発着場所も15カ所くらい整然と並んでいます。
バスで国境を超えるのは初めてなのでどうなるのかと思っていたら、スペインとフランスの国境を隔てる川の橋を渡ったところで、運転手からアナウンスがあり、フランスの警察が乗り込んできて、フランス政府が長距離移動の際に求めているワクチン接種証明またはコロナ陰性証明の提示を求められました。
自分の携帯のQRコードのワクチン接種証明とIDを見せたらO Kでしたが、斜め前に娘と座っていた妻は、娘のIDまで提示を求められました。ただ、妻が振り返って、私に娘のパスポートを…と呼びかけたら、「旦那も一緒ならいいよ」、と急に提示不要と言われました。夫婦一緒ならいいけど、片親が子供を連れていたら、離婚の子供連れ去りかと思われるのでしょうか…?
フレンチバスクの中心・バイヨンヌは、大聖堂を中心に川沿いに開けた街。川を渡って旧市街に向かう橋は、なぜか各国の国旗が橋げたに掲げられていました。
旧市街の入り口の広場では、何かのお祭りのようで伝統的な踊りが行われているようでした。
アフリカからカカオ豆が初めて陸揚げされ、フランスのチョコレート発祥の地だそうです。古い雰囲気が残る街中にも、ショコラテリエがいくつもありました。
古い街並みの向こうに大聖堂の尖塔が見えます。
正面のファサードの彫刻は削り取られているようでした。
世界遺産にも指定されているバイヨンヌの大聖堂は、重厚な雰囲気でした。
特産の生ハムをランチで味わい、涼しいパリへ戻りました。
もうすぐ夏休みも終わりです。