ブルーシャムロック

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あじさいが見える丘に_4

2009-06-12 11:58:52 | 逆襲の藤隆
「王子様の顏が先生に見えますね。」
私は先生にそう言った。
先生の皮肉とも自信とも言えない其れが入り交じった顏は
何ともいえない感情になった。
「でも、何ともいえない雰圍氣を醸し出していますね。」
私もなんだか佳くなってきている。
「あなた、手塚氏のファンだったよね。」
先生は私のストラップを見ていった。ブラックジャックである。
「はぁ・・・。自分あんまり漫画とかアニメとかGameとか好きなのは
公表したくないけれども、こうしてつけていると手塚氏のファンだと
ばれますかね。」
私は赤くなった。だって其ればかりが自分じゃないから。
一般人向けの小説とかも読んで、それとアニゲとの関連性を
とくのが好きだから。
「まぁ、私も多少はアニゲ路線は好きだから・・・。
貴殿のストラップを見てね・・・。
その手塚氏のSapphire姫を思い出してね。彼女は乙女趣味なんだなと思ってね。」
私は
「じゃあ、今回の絵本のお姫様も・・・。」
と切り出した。
「そう言う事よ。」
と先生はウインクした。
つづく
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