ブルーシャムロック

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いんびじぶる・てぃあーず_3

2009-05-18 21:28:05 | 菊の名前異聞
「南北朝時代って、確か朝敵足利尊氏の時代ぐらいしか思いつかない。」
妻は答えた。
「そうだね。」
私も同調した。
かくゆう私も歴史音痴で、南北朝時代の小説を書き始めた女性に
何となく注意を受けたのだった。
店のモニターが、NEWSを映し出していた。
「私にとって南北朝時代は、男のRomanticと歴史の深さがある。」
小説の作者の女性である、心なしかキレイになったかなと考えていたが、
「下焦がうまくなったのかもね。」
同性である妻の辛辣な聲がした。
「そうかもね。」
女性も同意した。
「彼女、演劇部に所属していて、原稿が書きたいが爲に、演劇を志した
という異色な側面があるから。」
男性が思いついたことを口にした。
「ああ。所属していた演劇部はお笑いばかり強調していたから、」
私も同調した。
「お笑いがそんなに重要だったか?私もなんだか考えている。」
妻はそう答えた。
「コントばかりやっていて、お笑い研究会かって、隣の部室の落研にからかわれていた。
お笑いが本業の部からしたら、あの演劇部はおかしかったのかも。」
女性はドリンクに口を付けた。
「なんというかなぁ。私にとってはぬるくてよかったけれども。」
私は苦笑した。
つづく
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