ブルーシャムロック

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初めての朝は

2016-09-23 19:30:16 | 信・どんど晴れ
大学に入学直前。
私は、ひょんな事から神奈川県にある大学に進学し、その神奈川県の釜利谷駅近くの
シェアハウスに他学の女子学生と住むことになった。
一人は秋田出身の人と、もう一人は石川出身の人だ。
聞くところによると、雪国の人は、冬雪が降っていたとしても、時間厳守することが
多いらしい。だから、南国だから時間を守らないって思われたくない。
関東に多い、沖縄の人のやり方だろう。どうも奄美の人は関東には多くないからな。
奄美が雪国の人に違うところを見せてやろうかなと思っている。
基本的に、奄美の人は勉強熱心で、炎天下でも時間を守る傾向があるが、なんでそれが関東では理解されないのか。
秋田出身のROOMMATEが言うように、東北に優しい場所が関東にあるからなのでは。
或いは鹿児島の本土の人や、沖縄の人が器用なのか。
關東について思うけれどもやたらそれが目立つ。大学の近くの酒屋さんには鹿児島の本土の芋焼酎、
パチンコ屋のポスターにはやたらとシーサーが目立つ。
でも、東北の人が関東に多いって、父が出入りしている料理屋で読んだ週刊誌で読んだけれども、
この土地ではそれをあまり感じてはいないようだ。
でも、父が大好きで歌っていた曲が「ああ、上野駅」と言う曲がある。なんで上野駅なんだろう。
ここは、私が個人的に憧れている下町の一部だ。
私はよくわからないけれども、あの曲の内容東北から関東に来た人の話だった。
私が今度住むことになった秋田出身のROOMMATEに関連があるような。
今度彼女に話してみよう。
目覚しをセットして、私はROOMMATEたちより早く起きる。
「ねぇ。明日は八景島シーパラダイスに行くんだっけ。」
そういったメールをROOMMATEたちに送る。
八景島シーパラダイスはどちらかといえば釜利谷駅より泥龜駅のほうが近いという。
「泥亀駅近くに、三浦金沢市立図書館がある。」
石川出身のROOMMATEに秋田出身のROOMMATEに画面を見せていた。
「ふーん。」
秋田出身の女性はそっけないことを言う。
「いろいろ借りたら、面白いからね。」
石川出身の女性は嬉しそうだった。
彼女が上京した時手にしていたのは可児才蔵という武将の本だった。
「この小説の主人公って、確か高校時代のクラスメートが好きだった漫画に出てきた人だったね。」
うろ覚えだが、こういうことを秋田出身の女性がいたのを覚えていた。
次の朝、みんなより30分早く起きた。
「おはよう。」
二人に挨拶した。
「えっ。」
二人はびっくりしていた。
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