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終焉の画家、ズジスワフ・ベクシンスキーが描いた地獄のビジョン、混沌と静寂。

2014年11月24日 | 世界びっくりニュース
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 ポーランドの画家、ズジスワフ・ベクシンスキー(1929年 - 2005年、享年75歳)は、独特の世界観で退廃的で混沌とした絶望と死が見え隠れする作品を数多く生み出した。

 その作風は不気味であり残酷であるものの、その世界にしかない独特の美しさを持っている。

 ベクシンスキーの作品はすべてタイトルがついていない。作品の理論付けや詮索を非常に嫌ったという。これらの作品は、常にクラッシック音楽を大音量で聞きながら描いていた。

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 ベクシンスキーはポーランド南東部のサノク出身。少年時代にナチス・ドイツのポーランド侵攻を経験している。父も祖父も建築関係の仕事をしていた為、本人もクラクフ工業大学建築設計学部を出て建築業務で現場監督の仕事をしていたが、その後芸術の道へ進む。

 1964年の初個展では作品の全てに買い手がつき、すぐさまポーランドの代表的な近代芸術家として認知されるようになった。

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 1998年に妻が病気で亡くなり、その翌年の1999年、ポピュラー音楽の評論家であり映画翻訳家の息子、トマシュが鬱病により自殺した。
 
 2005年、ベクシンスキーのパトロンであり友人であった人物の息子が100ドル(1万円)相当を貸してくれと彼の自宅にやって来たが、その頼みを断った為、その場でめった刺しにされて亡くなった。彼の身体には17箇所の刺し傷があり、内2箇所が致命傷であったという。

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via:damncoolpictures

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