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エリア51だけじゃない。UFOとの関連が噂される10の軍事基地(アメリカ)

2020年03月30日 | 世界びっくりニュース
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 2019年9月のエリア51急襲イベント開催から1週間後、アメリカ海軍はついにUFOの存在を公式に認め、その呼称を新たに「未確認航空現象(UAP)」とすることにした。

 UAPと呼ばれようとUFOと呼ばれようと、それらがかつて言われていたように、気象バルーンや軍の秘密兵器の類ではないことには変わりない。

 そのようなUFOや宇宙人をめぐる陰謀論には、必ずエリア51が中心地として登場するが、全米各地には、それ以外にもUFOとの関連が疑われる施設がある。

10. マルムストローム空軍基地(モンタナ州)


Nick Mariana UFO Footage 1950 Great Falls Montana

大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」が配備されるこの基地では、ミサイルサイロ上空にUFOが現れたかと思うと、その直後に10基のミサイルが同時に作動しなくなるという事件が起きた。1967年のことだ。
 
 公開された文書には、ミサイル停止についての記載はあるが、UFOが目撃されたことを窺える証拠はほとんどない。しかし、この事件の前にはまた別のUFO関連事件が起きている。

 1950年、野球のマイナーリーグチームの監督だったニック・マリアナが、グラウンドを検査していたときに明るく輝く光に気がついた。

 それは街の上空を電光石火の速さで飛行する2枚の銀色の円盤で、彼はすぐさまビデオカメラを用意すると、16秒ほどその姿を撮影することに成功した。

 その後、彼はビデオテープを空軍に提出。きちんと返却されたが、テープから肝心のUFOが映っていた35フレームが消えてしまっていたという。


9. カーズウェル空軍基地(テキサス州)



Roswell Witness Robert Porter Flew UFO Wreckage to Texas

 ニューメキシコ州で発生した1947年のロズウェル事件はもっとも有名なUFO遭遇事件だろう。

 これに関連し、航空機の安全管理官だったロバート・シャーキーが、文字が書かれたアルミ状の物質が飛行機に積み込まれるところをカーズウェル空軍基地で目撃したと証言。

 さらに、フライトクルーのロバート・ポーターは、”空飛ぶ円盤”の箱は、空箱のように軽かったとも述べている。

 なお、同基地では1954年にもUFOが目撃された。それはレーダーに捕捉されたT字の航空機で、付近の空港の上空1200メートルを浮遊していたという。

 1965年には、3つの光が灯る三角形のUFOも目撃されている。


8. ライト・パターソン空軍基地(オハイオ州)



Wright-Patterson Air Force Base - The Air Force's Center of Innovation

 ロズウェル事件からまもなく、ロズウェル陸軍飛行場のシニアパイロットだったオリバー・W・ヘンダーソンは、ライト・パターソン空軍基地へ向けて飛び立った。

 機密保持のため、このミッションについて30年間誰にも話さなかった彼だったが、1977年、ついに仕事のパートナーに宇宙船の残骸と小さな宇宙人の遺体を運んでいたと打ち明けた。

 その証拠として見せた金属片は、アルミに似ていたが、ずっと軽く、頑丈だったという。

 さらに1982年に開かれたロズウェルの仲間との同窓会でも、このことに言及。当時の仲間たちもそれを認めていたそうだ。

 そのうちの1人、マリオン・M・マグルーダーは、死の床で当時を回想し、宇宙人の遺体はぐにゃぐにゃに曲がっていたと証言している。


7. フォート・ディックス(ニュージャージー州)



A Look Inside New Jersey's Fort Dix

 1978年1月、朝トイレに目覚めたある憲兵の男が低空を飛行する機体に気がつき、その追跡を始めた。

 憲兵のトラックの前に、痩せた体に長い腕と大きな頭がついた身長1.2メートルほどの灰色の生物が姿を現したので、射殺。遺体からはアンモニア臭がしたという。

 この話は、UFOに関する全情報の公開を進めた「ディスクロージャー・プロジェクト」のメンバーだったジョージ・ファイラー少佐が語ったものだ。

 2017年、国防総省によって米海軍機の性能を凌駕する地球外航空機の映像が公開され、ファイラーの証言の一部が裏付けられた。


6. 29パームズ(カリフォルニア州)



UFO spotted in 29 palms California on 5/20/2019

2019年10月、モハベ砂漠にある「海兵隊空陸戦闘センター・トウェンティナイン・パームズ」――通称29パームズでは、大規模な光の演習らしきものが目撃されている。

 プロジェクト・レッドブックによれば、ここ29パームズにおいて、軍事演習は興味をそそる活動の1つにしか過ぎず、地下では宇宙人が何らかの活動を行っているのだという。

 また研究者のヴァル・ヴァレリアンは、回収された宇宙人のテクノロジーが、この基地の地下施設で解析されたらしいと主張している。

 29パームズは、1950年代以降いくつものUFO事件が報告されている場所でもあり、2019年5月には街の上空にワームのようなUFOまで出現した。


5. フォート・ミード(メリーランド州)



Dan Sherman on Veritas Radio - 1/6 - Above Black: Project Preserve Destiny

 ダン・シャーマンはその著書の中で、「グレイ」に関する極秘ミッションのために、フォート・ミードに派遣されたときのことを語っている。

 1992年に彼に課された任務とは、ロズウェル事件でファーストコンタクトを果たした宇宙人グレイと通信を交わすことだ。

 じつは彼の母親はグレイの遺伝子操作の被験者であったのだ。そのため、シャーマンならば直感的に彼らとコミュニケーションを交わし、そのメッセージを受け取れるだろうと期待されたのである。

 シャーマンは通信設備を搭載したバンで見知らぬ場所に連れて行かれ、そこでメッセージの受信を試みたという。そのとき受信した情報のことを彼は、「アブダクションデータ」と呼んでいる。

 フォート・ミードに本部を構える国家安全保障局は、近年数多くの機密文書を公開している。その中に、宇宙から届く「電波メッセージ」の解読を試みたという記述もある。


4. エドワーズ空軍基地(カリフォルニア州)



UFO or Experimental Military Aircraft?

 宇宙人について懐疑的な人たちは、なぜ彼らが国家のリーダーではなく、一般人に語りかけてくるのかと訝しんでいる。

 だが、じつのところ偉大な指導者だったドワイト・D・アイゼンハワー第34代アメリカ大統領もまた、宇宙人からコンタクトを受けていた可能性がある。ゴルフの休暇中に歯が欠けて歯医者に行ったというエピソードが知られる彼であるが、本当の目的地はエドワーズ空軍基地だったのだという。

 その歯科医師の証言によると、大統領が来院したのは1954年2月20日のことであるらしい。しかし、エクソポリティクスの会長マイケル・サラ博士によれば、アイゼンハワー大統領は基地で青い目の2体の宇宙人に会っているのだそうだ。

 興味深いことに、問題の2月20日にはAP通信がアイゼンハワー大統領が死亡した旨を報じ、その2分後に撤回するという混乱があった。また、大統領の孫であるローラ・マグダリーン・アイゼンハワーも、大統領が宇宙人に会ったと考えていると発言している。


3. カートランド空軍基地(ニューメキシコ州)



U.F.O. over Kirkland Air Force Base

 公開された機密文書には、1980年にカートランド空軍基地の警備兵がコヨーテ・キャニオンでUFOを目撃したという事件の記録がある。しかも同時期、何者かによってレーダーが6時間にわたり妨害されていたのだそうだ。

 じつはこの事件の前、UFO研究家でもある物理学者ポール・ベネウィッツが、ほとんどの毎晩のようにコヨーテ・キャニオンとカートランド空軍基地の方角へ向かって飛んで行く奇妙な光を目撃している。

 ベネウィッツはその撮影にも成功しており、最終的にビデオテープの長さは約800メートルにも及んでいる。さらに謎の低周波通信まで録音されており、ベネウィッツによれば、宇宙人が送信したものであるという。

 それどころか、宇宙人が電磁気的な装置で人々を操っている証拠までベネウィッツはつかんでいたそうだ。


2. ホローマン空軍基地(ニューメキシコ州)



HOLLOMAN AIR FORCE BASE / JOHN PAUL STAPP USAF FILM 72092

 複数のUFO目撃事例が報告されている場所で、そのうちの1つが1900~1965年にかけてのUFOの目撃談をまとめた「プロジェクト1947」に記載されている。

 それによれば、1950年に電子技師のクリフ・ブースが経緯儀で葉巻型のUFOの撮影に成功したという。ただし写真はぼやけており真偽の程は不明だ。

 後年、映画プロデューサーのロバート・エメネッガーが空軍の依頼で、UFOのドキュメンタリーを作成している。

 それが1974年に公開された『UFOs: Past, Present and Future』なのだが、同作品には一番の目玉になるはずだった部分が収録されていない。空軍はホローマン空軍基地に着陸しようとするUFOの映像提供を約束していたらしいのだが、結局反故にされたとのことだ。

 なお、その映像には3機のUFOが映っており、うち1機が着陸。そこから3体の宇宙人が現れるというものだったらしい。


1. ドビンズ空軍基地(ジョージア州)



Black Square UFO Seen Over Conyers, Georgia

 ロズウェルの警察官マイケル・ヒットの『Georgia’s Aerial Phenomenon 1947-1987』には、ジョージア州における234件のUFO目撃事例が記載されている。その多くは民間か、ドビンズ空軍基地をはじめとする軍のパイロットによるものだ。

 1952年の事件では、頭上を猛スピードで飛行し、忽然と消えた物体が目撃されている。それを捕捉したレーダーによれば、時速1900キロという飛行機の2倍もの速さだったという。

 管制官のブルース・ビーチはこの事件を、1950年代にドビンズ空軍基地で目撃された数多くのUFOと結び付けている。なお、彼が働いていた管制塔には、当時では珍しい3Dカメラが設置されていたそうだ。

 また、この基地付近では2019年1月にも四角く黒いUFOが目撃されている。

References:Top 10 Military Bases Linked To UFOs (That Aren't Area 51) - Listverse/

☆アメリカUFOの目撃多すぎるぞ!

北極圏の島で失われた古代大陸の断片が発見される(カナダ・バフィン島)

2020年03月27日 | 世界びっくりニュース
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RUBEN RAMOS/iStock

 カナダ本州とグリーンランドの間に位置する「バフィン島」――北極圏に浮かぶカナダ最大のこの島は、日本の1.34倍にあたる約50万km2の広大な大地が広がる、世界でも5番目に大きい島だ。

  この島で、数百万年前に分裂した古代の大陸地殻の断片が発見されたそうだ。

バフィン島の一部は古代大陸の断片


 バフィン島南部のホール半島で実施されたダイヤモンド探査によって採取された火成岩の分析からは、まったく予想外の結果が得られた。

 バフィン島にあるホール半島は失われた古代大陸の断片であるらしいのだ。

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Wildnerdpix/iStock

 その火成岩「キンバーライト」については、ときおりダイヤモンドの原石が産出されることが特に有名だろう。キンバーライトという名称も、ダイヤモンドの産地である南アフリカのキンバリーが由来となったものだ。

 しかしそれ以外にも、地下から地表へ押し上げられてくる途中で異物を拾ってくることで知られている。

 こうした異物を「捕獲岩」というが、地質学者にとっては嬉しいことに、これを調べることで地球奥深くの様子を詳細に探ることができる。
 
 今回の捕獲岩は、非常に長い旅路を終えたものたちだ。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)の研究グループによると、分析されたキンバーライトは150キロの地下で形成され、地質学的力と化学的力の両方によって地上にまで押し上げられてきたという。

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RobertKacpura/iStock

地球最初期の地殻を今に伝える北大西洋大陸塊 


 地質学的組成という観点から見ると、バフィン島の地下にそれが出現したということは、今からおよそ1億5000万年前に「北大西洋大陸塊」が分裂して始まった壮大な拡散現象の終わりを意味するものであるそうだ。

 北大西洋大陸塊とは、40億~25億年前の「太古代」にまでさかのぼれる「リソスフェア(地殻とマントル最上部の硬い岩盤の総称。「岩石圏」とも)」の岩石のことで、地球最初期の大陸地殻の様子をもっともよく窺い知ることができるものだ。
 
 数百万年前、分裂してバラバラになった北大西洋大陸塊は現在、スコットランド、ラブラドール、グリーンランドで露出している。だがこのほど、意外にもそれがバフィン島ホール半島でも露出していることが判明したのだ。

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JHeinerth/iStock

西グリーンランドで露出する北大西洋大陸塊に瓜二つ


 研究グループは、「シドリャク・キンバーライト岩石区(Chidliak Kimberlite Province)」から採取された捕獲岩サンプル120点を分析。

 その結果、シドリャク・マントルは、バルク組成と鉱物化学の2点において、西グリーンランドの北大西洋大陸塊に瓜二つである一方、隣接する他の大陸塊(ケベック北部、オンタリオ北部、ヌナブト)とはいくつも対照的な違いがあることが分かったという。

 研究論文は、「シドリャク・マントルは、近接する大陸塊マントルの1区画、すなわち北大西洋大陸塊とのみの共通点を示している」と結論付けている。

 研究グループによれば、この類似は、まだホール半島と北大西洋大陸塊がバラバラになる前の構造的な一致を示すものであるそうだ。

 この発見によって、これまでに明らかになった北大西洋大陸塊の範囲は10パーセント強となった。最新のマントルモデリング法を用いることで、この地球最初期の岩石層の形状をこれまで以上に描けるようになるとのことだ。

 今、私たちの地球の理解は、その体積のわずか1パーセント分でしかない最上部の薄い層だけでなく、より深い部分についても進みつつあるそうだ。

 この研究は『Journal of Petrology』に掲載された。

References:phys / sciencealert/

☆まだ、たった1%だったんかいな!

生の魚に潜む寄生虫「アニサキス」が激増中。過去50年間で約280倍に(米研究)

2020年03月25日 | 世界びっくりニュース
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Martin Schotte from Pixabay

 1970年代以降、世界では寄生虫「アニサキス」が283倍にも増加していたことがわかったという。

 アニサキスは白くてちょっと太い糸ような寄生虫で、その幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生している。

 寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動する。寄生している魚介類を生で食べると、その幼虫が胃壁や腸壁に刺入してアニサキス症(食中毒)を引き起こす。

 そういえば、今年に入り、俳優の三浦翔平さんがアニサキス症になり悶絶よりも気絶に近い痛みだと語っていた。最近では芸人の千鳥、ノブもアニサキス症になったことを明かしていた。

悶絶する痛みを生じるアニサキス症とは?


 今回激増が確認された「アニサキス(Anisakis simplex)」は、生の魚介類などに潜む回虫で、うっかり食べてしまうとアニサキス症となり、激しい腹痛や吐き気などに悶絶することになる。

  その多くが、急性胃アニサキス症で、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じる。急性腸アニサキス症の場合は、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じる。

 生で魚介類を食べた後、激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診しよう。

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metamorworks/iStock

過去50年でアニサキスが急増していることが判明


 ワシントン大学の研究グループは、これまでに発表された123本の研究を分析し、53年間(1962~2015年)の間にアニサキスが驚くほど増加していることを突き止めた。

 かつて宿主100匹あたりアニサキス1匹未満だった寄生率が、現在では捕獲された宿主のほぼすべてに1匹以上のアニサキスが寄生している計算だ。

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人間への影響は?それほど心配する必要はなさそうだ


 生魚を食べる習慣がある日本人は、アニサキスの感染リスクが比較的高い。お刺身やお寿司が大好物という人にとっては気になる情報だろう。

 しかしチェルシー・ウッド氏は、それほど心配しなくてもいいという。水産業界ですらこうした寄生虫の増加にほとんど気がついていない状況で、一般の消費者がそれに感染するリスクが上がっているというわけではないとのことだ。

 とは言え、日本では頻繁に芸能人がアニサキス症になったと報じられているので気になるところではある。

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Shutterbug75 from Pixabay

クジラやイルカへの影響は?


 ただし、その最終宿主とされるクジラやイルカといった海生哺乳類についても大丈夫と言えるかどうかは分からないそうだ。

 仮に今回明らかになった数字が正しいのだとすれば、クジラ目の生物は50年前に比べてアニサキスに寄生されるリスクがずっと大きくなっているはずだ。

 寄生虫のせいで海生哺乳類の個体数が回復しないとはあまり考えられていないそうだが、絶滅危惧種の回復を阻害する可能性についてもっと研究を進めるべきだと、ウッド氏は述べている。

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joakant from Pixabay /iStock

アニサキスはなぜ激増したのか?


 寄生虫が激増した正確な理由はまだわかっていない。ウッド氏の直感によれば、海生哺乳類の保全状況が改善したことと関係している可能性があるかもしれないという。

 というのも、調査された期間が、1972年の海洋哺乳類保護法や80年代の商業捕鯨モラトリアムなど、いくつもの保護規制が施行された時期とぴったり一致しているからだ。

 だが奇妙なことに、あらゆる海生哺乳類で寄生虫が増加しているわけではない。たとえば魚やアシカなどに寄生する「シュードテラノーバ(Pseudoterranova)」では、アニサキスのような変化が確認されていない。

 アシカなどの個体数が増えている一方、クジラはそうでないことから、ウッド氏らは今回の研究結果と反対の結果になるだろうと予測していたという。

 こうしたことを踏まえると、アニサキスが増加しているのは、そのライフサイクルの中で寄生しなければならない宿主の数が少ないことや、クジラやアシカの適応度と関係があるかもしれないそうだ。

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piola666/iStock

寄生虫の増加は自然が豊かになった証拠? それとも新たな脅威?


 困ったことに、自然本来の姿がどのようなものか分からないために、寄生虫の増加が海洋生態系が健全になった証なのか、それとも絶滅危惧種や脆弱な種にとっての新しい脅威なのか、判断できないそうだ。

 が、少なくともここ最近の歴史を調べた結果からは、我々人類が海を劇的に変化させてしまったことは分かっている。ならば、次のような疑問が浮かんでくるだろう。

 はたしてアニサキスの増加は、漁業・汚染・温暖化といった人間が引き起こした諸々の事象の影響によるものなのだろうか? それとも宿主である海生哺乳類の個体数が回復したことによるものなのだろうか?

 今のところ、これに対するはっきりとした答えはない。だが、ウッド氏の考えでは、一部の海生哺乳類がかなり健全な状況になったことで、より脆弱な状況にある生物にまで寄生虫が広がるようになったのだろうという。

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Johannes Plenio from Pixabay

こうした傾向は今後も続くのか?


 研究論文で述べられているように、これは数百万といる寄生虫の中のたった2種のみについての結果でしかない。こうした傾向が今後もずっと続くのかどうかもわからない。そのため、また別の分析を行うなどして、さらに研究を進めるべきだという。

 なにしろ、アニサキスのようなもっとも知られた寄生虫ですら長期的なデータが存在しないのだ。それらの過去や今後について分からなければ、人や動物への影響も予測のしようがない。


心配な人は鮮度の良い魚を選び、目視でチェックしよう


 だが今の時点では、人間に対するその影響は軽微なものだという。大好きなお刺身やお寿司を断念しなければならないというわけではなさそうだ。

 厚生労働省のホームページによると、心配な人は、魚を購入するなら新鮮な魚を選んだほうが良いそうだ。丸ごと1匹で購入した場合は、速やかに内臓を取り除き、内臓は生で食べないようにすると良いという。

 また、アニサキス幼虫は目視でも確認できる。白っぽい糸状のものがあったらそれを取り除こう。

 更に食中毒を防ぐには、冷凍(-20℃で24時間以上冷凍する)や 加熱(70℃以上、または60℃なら1分加熱)も有効だという。

 この研究は『Global Change Biology』(3月19日付)に掲載された。

References:eurekalert / iflscience/

☆アニサキスってけっこうデカいんじゃ!

マンモスの骨で作られた2万5000年前の謎めいたボーンサークルが発見される(ロシア)

2020年03月23日 | 世界びっくりニュース
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Antiquity, Alex Pryor.

 ロシアの森林ステップで驚愕の構造物が発掘された。それは60頭以上のケナガマンモスの骨で作られた巨大な環状構造物――ボーンサークルだ。
 
 最初に発見されたのは2014年のことで、場所はロシア、ボロネジから南に30キロの地点にある「コステンキ遺跡」だ。

 ここは旧石器時代の遺跡が数多く発掘されていることで知られるところで、今回のボーンサークルは2万5000年前の最終氷期のもの。直径は約12メートルある。

巨大なマンモスハウス、いったい何の施設なのか??


 これだけ大がかりの構造を作るにはかなりの労力が必要だったはずで、そのことが当時の狩猟採集民にとって重要なものであったことを証明していると、考古学者のアレクサンダー・プライア氏(エクセター大学)は話す。

 一体、何のための施設だったのか?

 その謎を解き明かす手がかりがいくつか発見されている。サークル内で火を燃やした痕跡や野菜のカスだ。またサークルの外にあった穴からもマンモスの骨が見つかっており、プライア氏は食糧の加工や保存をする場所だったのではないかと推測している。

 その一方で、壮大なその構造からは、たとえば儀式が行われていたなど、より実際的な意味があった可能性も窺えるという。

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Antiquity, Alex Pryor.

 マンモスの骨で作られた構造物は、考古学者の間ではよく知られている。規模は少々小さいが、似たような遺跡なら東ヨーロッパ中で発見されているからだ。

 それらは一般に、前回の氷期の凍てつく気候に耐えるための住居――いわばマンモスハウスだったと考えられており、コステンキ遺跡で発掘されたほかのものも含めて、2万2000年前までさかのぼることができる。

 だが今回のサークルはそれらよりも3000年古く、特にその大きさが目を引くという。

 マリョレイン・ボッシュ氏(ケンブリッジ大学。研究には不参加)によれば、その大きさから普通の住居であったとは考えにくいそうだ。むしろランドマークや集会場、あるいは儀式的な重要性のある施設だった可能性が高いという。

 さらに言えば、マンモスハウスの場合、はっきりと料理に使ったことが分かる炉があり、中からはトナカイ、ウマ、キツネなどの遺骸が発見されている。

 ところが、最新のボーンサークルではそのような動物の遺骸は見つかっていない。発見された動物の遺骸はマンモスの骨だけで、プライア氏によれば、そこがまた興味を引かれる点であるという。

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Antiquity, Alex Pryor.

マンモスの骨の構造物の中で唯一、木を燃やした痕跡


 注目すべきは、この類の遺跡から木材が燃やされた科学的証拠が得られたのは、今回のボーンサークルが初めてであることだ。

 発見された木炭の年輪は狭く、おそらくは成長にはかなり厳しい環境であっただろうことが窺えるようだ。だが過去の研究では、氷期の乾燥したステップであっても、コステンキ遺跡周辺の川沿いには針葉樹の森が残っており、これを求めて人間が集まってきただろうことが示唆されている。

 だが、もしそうした人々がボーンサークル内で生活していたのでなければ、なぜ火を起こしたのだろうか?

 ボッシュ氏によると、古来より火は熱源や光源として利用されており、肉を保存用に加工したり、道具の先端に石を接着する膠を作り出したりと、普通の道具と同じ認識をされていたという。

 だが、今回のボーンサークルにおいては、直感的には照明として利用されていたように思えるそうだ。

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Antiquity, Alex Pryor.

 仮に、論文で述べられているように、ここが食糧保存庫だったのだとすれば、肉を乾燥させるために火を使った可能性もあるそうだ。床から動物の脂が落ちた痕跡でも見つかれば、そのことを証明できるだろうという。

 また当時の人は野菜の寄せ集めのような食事を食べていたようだ。木炭から植物の組織が発見されているからだ。類似の遺跡から植物が発見されたのも初めてのことだという。

 現時点では、植物の種までは特定できていないが、現在のニンジンやジャガイモのような塊根に含まれるものに似ているそうだ。

大量のマンモスはどこから?


 そもそも60頭ものマンモスをどこから手に入れたのだろうか? 今のところ、当時の人間がマンモスを狩猟したのか、それとも遺体の骨を採集したのかどうかは不明だ。

 パット・シップマン氏(ペンシルベニア州立大学。研究には不参加)によると、マンモスやゾウなど、長鼻類の動物は賢く、現代の銃器をもってしても群れ全体を狩猟するのは難しいのだという。そのため、当時の人間が一度に60頭のマンモスを狩ることができたとは思えないそうだ。

 むしろ、遺跡の地形に秘密があるに違いないという。地形のためにマンモスの群れが集まり、たとえば川を渡ろうとしたときに犠牲になる個体がいたのではとのことだ。

 またボーンサークルの配置の一部は、マンモスの骸骨の配置そのままであることも分かっている。

 ボッシュ氏によると、これは肉や皮膚が付着した状態の骨を運んできたということを示唆しているという。つまり、ボーンサークルの建設者たちはかなり新しいマンモスの遺体を手に入れることができたということだ。

 いずれにせよ、当時の人間の生活にとって、マンモスが欠かせない存在であったことは間違いなさそうだ。 

 この発見は『Antiquity』(3月17日付)に掲載された。

References:smithsonianmagなど/

☆ギャートルズの世界じゃ!

車上荒らしを撃退する為、車の荷台に細工をした夫婦。作戦成功!泥棒はずぶぬれになって退散(アメリカ)

2020年03月20日 | 世界びっくりニュース
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AxxLC/pixabay

 家の中に侵入してくる泥棒は恐怖だが、ガレージや私道に駐車してある車を狙って、コソ泥を働く犯罪者には恐怖よりも怒りやイライラを募らせることが多いだろう。

 アメリカのカリフォルニア州のある地域で、近所住民らを悩ませている車上荒らしをする泥棒をなんとか撃退するために、1組の夫婦が秀逸な撃退法を思いついた。

 それは、トラックの荷台に細工をしスプリンクラーを設置することだ。この作戦は功を奏したようで、泥棒はずぶぬれになって逃げ去っていった。



Theft Management with a Splash- Funny Sprinkler Video

1組の夫婦、泥棒へのDIY撃退法を考え付く


 カリフォルニア州トゥーレアリ郡ポータービルに住むケイティ・カマレナさんと夫のジョッシュさんは、ここ最近近所をうろついている車上荒らしの話を聞いてうんざりしていた。その泥棒は、停めてある車を狙って、中から価値ある物や道具などを盗み去って行くのだという。

 たいてい、各家の外には誰かが来た時にパッと点灯する防犯灯が設置されているが、泥棒はそれには慣れてしまって驚かないため、まったく防犯効果はないそうだ。

 そこで、夫婦はあるアイデアを思い付いた。私道に駐車してあるピックアップトラックの荷台にスプリンクラーを設置することにしたのだ。


噴射されるスプリンクラーの水が泥棒をずぶ濡れに


 ケイティさん夫婦の家の玄関ドアには、リングドアベルカメラが設置されている。そのカメラに泥棒の映像が捉えられ、早速ケイティさんはFacebookでシェアした。

 暗い中、私道に置いてあるケイティさんたちのピックアップトラックを狙って、まだ若そうな泥棒が自転車に乗って姿を現した。

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image credit: youtube

 その時、荷台から勢いよくスプリンクラーの水が噴射。これに驚いた泥棒は慌てて向きを変えて自転車で走り去った。


 もちろん盗みは実行されず、泥棒はずぶ濡れになるという結果に終わったようだ。

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image credit: youtube

 この映像を見たユーザーらは、「笑える!」「なんていいアイデアなんだ」「撃退グッジョブ!」といった称賛の声を次々に寄せた。

 ケイティさんは、スプリンクラーの購入先のリンクもシェアしており、「泥棒だけでなくお宅の庭に糞をする猫撃退にも使えますよ」と綴っている。

☆俺なら、火炎放射器じゃ!