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もしも世界の終焉が近づいているのなら、どこが一番安全なのか?絶対に生き残りたい人が行くべき世界14の避難場所

2019年07月31日 | 世界びっくりニュース
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Image by Stefan Keller from Pixabay

 人類はノストラダムスが予言した1999年を生き延びた。マヤの暦が予言した2012年も生き残った。

 それでも、地球の周りには文明を破壊しかねない地球近傍天体が無数に存在する。深刻さを増しつつある気候変動、地球温暖化が海面を上昇させて社会機能が麻痺する恐れもある。

 大国同士の緊張がエスカレートして、第三次世界大戦が勃発するかもしれない。あるいは、地獄の蓋が開いてゾンビが襲来するかもしれない。

 そんな世界の終わりが迫っても、絶対に自分だけでも生き残る! 人類滅亡は自分が阻止する!と思っている勇敢な人だっているだろう。

 ここで紹介するのは、何が何でも生き残りたい人々が目指すべき世界各国の避難場所だ。

1. アイスランド


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 大西洋北部に浮かぶ孤島。この地理的条件のために、いかなる軍隊も容易に侵略することはできないだろう。

 それでいて生き抜くための資源にだって困らない。電力は完全に地熱発電だし、海に行けば豊かな海産物をとることだってできる。氷に閉ざされた極寒の地を想像するかもしれないが、案外暖かい室内で、美味しいものに囲まれながら暮らすことができるのだ。

 ついでにアイスランドには、金融危機で銀行システムが崩壊寸前まで行きながらも、どうにかしのいだ実績もある。ここの住人たちには、終わりの日を生き残るために必要な柔軟さとしたたかさを備えている。味方にできれば頼りになるはずだ。


2. トリスタン・ダ・クーニャ(イギリス領)


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「世界一孤立した有人島」とギネスブックに掲載されている大西洋に浮かぶ島。一番近い大陸であっても2000キロ離れているので、侵略者がやってくることもないだろう。

 人口は300人程度なので、きっと新しい住人を歓迎してくれることだろう。海産物が豊富なので、隠れ住むにはぴったりだ。


3. グアム(アメリカ)


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 絶対にアメリカではなければダメだという人にはオススメ。太平洋に浮かぶこの島には米軍が駐留しており、第三次世界大戦が勃発してしまったような世界情勢がやばいときでも、きちんとあなたを守ってくれるはず。島自体の経済は主に観光や米政府からの補助金で成り立っている。


4. チェンマイ(タイ)


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 スイスの投資家マーク・ファーバーをご存知だろうか?

 世界情勢についてやたらと悲観的なことで有名な人物で、戦争が起きたら住むべき場所(田舎の農村)や、ドルへの影響といったことについて常に警鐘を鳴らしている。

 その彼が自宅を建てる場所として選んだのが、タイ北部にあるこの街だ。

 素晴らしいことに、東南アジアが戦争、麻薬、虐殺、政治的動乱で揺さぶられた数十年間であっても、チェンマイは平和で安定していた。悲惨な歴史が繰り返されたとしても、この街でなら生き残れる確たる証拠だ。


5. デンバー(アメリカ)


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 ここを目指すべき理由は、周辺にシェールオイルが埋蔵されていることが挙げられる。ゆえに燃料に困ることはない。

 また内陸にあり、周囲が山に囲まれていることもポイントだ。他国から侵略を受ける可能性は低いし、温暖化によって海面が上昇したとしても、何の心配もない。むしろ気温が高くなったことで農地の生産性は上がる。


6. 南極


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 おそらく世界で一番暮らしにくい場所の1つだろう。だが、だからこそ大戦争が勃発したようなときには最高の避難場所となる。

 厳しい冬を生き残れるだけの十分な食料を持ち込んで、世界情勢が安定するまで調査基地の中で耐え忍べばいいのだ。どんなに戦況が悪化したとしても、こんな南の最果てに戦禍が迫るようなことはないだろう。

 ただし温暖化で海面が上昇するようなことがあれば、そこにいるペンギンと運命を共にすることになるので気をつけよう。


7. プンチャック・ジャヤ(インドネシア)


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 インドネシアにそびえ立つ人を寄せ付けない急峻な山々だ。快適な暮らしは望めないかもしれないが、求めるものが生存だというのなら、天然の要害は頼もしい限りだ。

 ここでは世界最大の金鉱が発見されているために、動乱の時代にはこれを利用しない手はない。また世界第3位の銅鉱も存在する。


8. ケープタウン(南アフリカ)


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 西側諸国の経済が破綻した。そんなとき、南アフリカ第二の人口を誇り、美しい風景が広がるこの港町がオススメだ。

 最大の特徴は、経済が北半球のものとそれほど連動していないことだ。それゆえに西側諸国で起きた混乱の影響を受けにくい。世界経済が恐慌に陥ったとしても、ケープタウンは何事もないかのように平然としていられるだろう。


9. ベルン(スイス)


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 ヨーロッパ動乱の時代であっても、スイスが天国であったことは歴史が証明している。その首都であるベルンは、スイスアルプスという天然の要害に囲まれ、巧みな外交術も備えていることから、ヨーロッパで最高の避難場所といえよう。

 スイスは過去数百年で永世中立国という立場を貫いてきたが、そのことは第三次世界大戦でも有利に働くはずだ。また、ただでさえ肥沃な農地に恵まれているというのに、その生産高は温暖化が深刻化するにつれて上昇する。

 なおベルンという都市名は、ドイツ語の熊が語源だとされている。そのために500年前から野生の熊穴を管理する伝統があり、「熊公園」があったりする。
 

10. ネッカー島(イギリス領)


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 ヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソンが所有する島だ。彼に頼めばきっと避難させてくれるはずだ。彼はどんなときでもナイスガイだったのだから。


11. ティエラ・デル・フエゴ(チリ・アルゼンチン)


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 世界で核戦争が起きてしまったときはここを目指そう。ここで吹く特徴的な風のパターンが死の灰からあなたを守ってくれる。また最果ての地であるので侵略の恐怖に怯える必要もない。


12. ユーコン(カナダ)


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 カナダ最西端にある準州で、人口はまばら。経済は観光と政府からの助成金に依存している。しかし混乱の時代であっても、そこで暮らすわずかな人々はきちんと生きていけるだろう。

 狩猟の対象となる野生生物は豊富にいる。このことは崩壊直後の、農業が現実的に難しい時期には重要となる。

 また世界が復旧する途上では、周辺に眠るレアメタルが物を言うはずだ。いくつか河川が流れているので、ここを交通や運送のルートとして利用することもできる。

 ただし非常に寒さが厳しい土地なので、防寒の準備だけは怠らないことだ。大自然の中で生きる覚悟さえあれば、やっていけるはずだ。


13. カンザスシティ(アメリカ)


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 アメリカ国内でどのような事態が起きたとしても、ここは多分大丈夫だろう。

 沿岸部の都市ではないので、外国の侵略や海面の上昇といったことを気にする必要はない。農地に恵まれているので、農業や牧畜に向いているし、鉄道が発達しているために混乱期であっても輸送に困ることもない。

 むしろ、そうした時期こそ、活動の拠点として繁栄するかもしれない。


14. ルイス島(イギリス)


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 北大西洋に位置し、スコットランド本土から船で3時間という距離にあるこの島は、ゾンビの襲来時にはぜひ避難したい場所だ。過去950年間侵略を許したことがないという歴史が、その安全性を物語っている。

 天然資源が豊富にあるので、食糧やウイスキーに事欠くことはない。世界の終末をどんちゃん楽しく生き抜くにはぴったりだ。


☆俺は、カンザスシティ(アメリカ)やな!

国鉄時代の列車のニオイがする石鹸「国鉄の香り石鹸」がネットで販売予約受付中!

2019年07月29日 | 世界びっくりニュース
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image credit:Amazon.co.jp

 職場の生産性がアップする香りやゾンビの香りなど、世の中にはそれってどんな匂いなの!?と驚くフレグランスなんかが登場している。

 嗅いでみるまで分からないだけに嗅いでみたくなるわけだが、こちらの石けんもなかなか気になる新商品である。

 ビイエルテイが展開する鉄道関連グッズのブランド・COQTEZ(コクテツ)から、「国鉄の香り石鹸」なる石けんが新発売されたようだ。

 国鉄車両の消毒液の匂いなどを表現した香りがするらしく一度でも国鉄に乗ったことがある人ならきっと満足できるそうだが・・・?

国鉄時代の特急電車内の匂いを再現した「国鉄の香り石鹸」が販売中


 7月1日より通販サイト、アマゾン(Amazon)で予約販売中の「国鉄の香り石鹸」。保存されている国鉄時代の特急電車内の匂いを調香師が嗅ぎ、それを再現した自信作なのだとか。

 国鉄の香りを楽しみながら肌を洗える手作り無添加石けんだ。パッケージのデザインは次の3種類があるが、中身はすべて同じ石けんなのだそう。

1. 国鉄20系客車をイメージした青箱
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image credit:Amazon.co.jp

2. 国鉄151系電車をイメージした赤箱
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image credit:Amazon.co.jp

3. 国鉄0系電車をイメージしたクリーム箱
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image credit:Amazon.co.jp

4. 「国鉄の香り石鹸」3種類がセットになったギフトボックス
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image credit:Amazon.co.jp

 価格は各1300円(税抜)、ギフトボックスは3900円(税抜)。送料が別途必要だが、8000円以上(税込)購入の場合は送料無料となる。

デスクチェアにぴったりかもしれない「国鉄運転席レプリカ品」も


 こちらの石けんの発売にあわせて「国鉄運転席レプリカ品」も登場。青モケットを使った国鉄車両の運転席のレプリカ品で、実際に国鉄に納めていたメーカーが製作する逸品だ。

 シート部分は本物の国鉄運転席だが脚部は一般的なキャスター付き事務椅子となっており、デスクチェアとして使うのにもぴったりとのこと。

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image credit:Amazon.co.jp

 完全受注生産のため届くまでに3~4ヵ月ほどかかり、お値段は31万3000円(税込)。座面の高さや角度を調節できたりもするようなので、仕事を遅延なく進めたい人は買ってみる?

 なお、これらの商品の売り上げの一部は、初代国鉄「ブルートレイン」ナハネフ22 1007修復基金にあてられるらしい。日常的に国鉄を取り入れたい鉄道好きにはたまらないグッズかもだね。

References:ビイエルテイ / Amazon.co.jpなど /

☆有在庫転売しようかな!

現代に残された2000年以上前の古代ローマの巨大地下貯水槽(イタリア)

2019年07月26日 | 世界びっくりニュース
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 イタリア、フェルモ県にあるヴィア・デジリ・アチティ(Via degli Aceti)の、目立たない入り口を入り、古い石の階段を降りると、2000年前の技術の粋を集めた驚異を目の当たりにすることができる。

 そこには、驚くほど保存状態の良好な古代ローマの貯水槽が広がっているのだ。その規模と精巧な仕組みから、2000年以上前にこの丘の上の要塞を造ったローマの建造者たちの驚くべき技術知識がとてもよくわかる。



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古代ローマ皇帝の命令による水道システムプロジェクト


 このとてつもない大がかりなプロジェクトを命令したのは、 ローマ帝国の初代皇帝のオクタビアヌス(アウグストゥス)である。オクタビアヌスは、属州統治や都市整備に尽力し、ローマの平和の時代をもたらした人物である。

 彼は、イタリアのアドリア海沿岸のローマ人コロニー、Firmum Picenum(現在のフェルモ)に飲料水を供給するための水道システムを構築しようとしたのだ。

 水は自然の泉や雨水から集められ、町のトゥファ石(沈殿した炭酸石灰から成る多孔質石灰石)の地下深く、技術者が造った貯水槽に浄化されたのち貯蔵された。この貯水槽はそれぞれ傾斜を緩くして設置されていて、通気システムまで整っていて、実に巧妙に調整されている。

 この水システムは、近くのポルト・サン・ジョルジョ港近くの遠征船に水を供給するのにも使われたと考える歴史家もいる。

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地下貯水槽や修道士たちのワインセラーに


 ローマの時代が終わると、この地下貯水槽は使われなくなり、戦争で疲弊したフェルモ市民のゴミ捨て場になってしまった。

 しかし、13世紀、ドミニコ修道士たちが新たな修道院を作ろうとして、偶然この貯水槽を見つけたため、ここは再び日の目を見ることになった。

 修道士たちは、この地下貯水システムの一部をワインセラーとして、より実用的に再利用したのだ。現在でも、ワインを貯蔵するために修道士たちが造った階段室や落とし樋を見ることができる。

 天井や洗浄台、通気用の井戸に使われた板の跡、壊れたテラコッタや、水漏れを防ぐために使った防水モルタルなどが混じった残留物など、今日の訪問者は、もとの仕事の痕跡を見て驚くことだろう。


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第二次大戦中は空襲時の防空壕に


 1950平方メートル以上の広さに、10室×3列、30の貯水槽が連なっている。それぞれの水槽はわずかに隣より低くなっていて、水槽から水槽へと水がゆっくりと流れるようになっている。

 水位はおよそ70インチ前後に保たれていて、水槽から水槽へ流れていく間に、水を空気にさらす曝気移動ができるようになっていて、連続している水槽の底に沈殿物が落ちるようになっている。

 10個のシャフトが周期的に開いて、この地下貯水槽の空気を循環させ、換気ができるようになっている。

 第二次大戦中は、この巨大な地下スペースは空襲時の防空壕になった。爆弾が投下されている最中に描かれた壁の落書きを今でも見ることができる。遥か2000年前のこの水システムは、つい最近の1980年代まで、町の一部への水を実際に供給していた。

CGバーチャルツアー映像

Cisterne Romane - Posizionamento da Piazza del Popolo

 古代ローマ時代地下貯水槽は、見学することができるが、ガイドなしでは立ち入ることはできない。チケットは地上のポポロ広場にある観光局で買うことができる。

References:Cisterne romane di Fermo/

☆俺の好きな場所や!

短時間の手軽な運動で脳機能が高まるという研究結果が報告される(米研究)

2019年07月24日 | 世界びっくりニュース
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 直ぐに脳の機能を高めたい?
 ならば外に出て、ひとっ走りしてくると良いかもしれない。

 『eLife』に掲載されたアメリカ・オレゴン健康科学大学のチームの研究によると、短時間、軽く運動を行うだけで、学習や記憶を司る海馬の結合を強化してくれる遺伝子をブーストできるという。

 「手軽な運動でいいんです。器具が完備されたジムに通う必要はないし、1日に10キロ走ったりする必要もありません」と研究チームのゲイリー・ウェストブルック氏は話す。4000歩を軽く走ると、海馬のシナプスの成長が促進されるという。

運動は脳にいい


 これまでも、人や動物を対象とした実験によって、定期的に運動をすると脳にいいことはわかっていた。

 だが、それが直接脳にいいのか、それとも心臓や肝臓、あるいは筋肉といった他の器官が健康になった結果なのかははっきりしなかった。

 たとえば定期的に運動を続けることで心臓が鍛えられれば、脳に送られる酸素の量も増えるだろう。運動によって脳が健康になるのはそのためかもしれない。

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4000歩相当の運動でシナプスが増える


 この点をはっきりさせるため、ウェストブルック氏らは、運動を単発で行ったときに脳がどのように反応するのか、マウスを使った実験で確かめてみることにした。

 普段はあまり動かないマウスに、2時間ほど回し車で走ってもらったのだ。その運動量は、人間でいうと4000歩分に相当するものだった。

 すると海馬のシナプスの成長が促進されることが確認された。海馬は脳の中で学習や記憶を司る領域だ。


カギを握る「Mtss1L」遺伝子


 解析の結果、運動中をすると神経細胞の中の「Mtss1L」という遺伝子が活性化されることが判明した。

 Mtss1Lは細胞膜を曲げるタンパク質をコードした遺伝子だ。運動によってこの遺伝子が活性化すると、シナプスが形成される「樹状突起棘」という神経細胞の成長が促される。

 これは神経細胞間の信号の流れをよくするために、それだけ脳がブーストされると考えられるわけだ。

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試験前の一夜漬けにも有効かも?


 これの凄いところは、定期的に運動を続けていなくても、気まぐれにパッと運動しただけで遺伝子が活性化されるという点だ。

 ということは、明日はテストなのに全然勉強していない、どうしよう? と追い詰められたら、ブワッと外を走りに行って、さあ一夜漬けだっ! ていう戦略も有効かもしれないってことだ。
 
 でも頑張りすぎて疲れちゃったら勉強どころではないだろうから、そこのさじ加減を計算しておくといいかもしれない。あと、効果を保証するものでもないので、その点もよろしくだ。

References:Study reveals a short bout of exercise enhances brain function | OHSU News/

☆もっと運動しとけばよかった!

アルゴリズムによる死。キラーロボットの出現は思う以上に速いのかもしれない

2019年07月22日 | 世界びっくりニュース
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BrendanHunter/iStock

 進軍中の部隊が重要な都市まで迫った。だが兵士を突入させて、泥沼の白兵戦が展開されるような事態は避けたい。ならばドローンで守備兵を片付けておくか――。

 テクノロジーの発達によって、かつては映画の中だけのものだった状況が現実になりつつある。今、各国の軍隊ではこうした自動技術に大いに興味を抱いている。

 米軍が従軍している地域では、軍用ドローンがすでに空を飛行している。それはターミネーターのようなキラーロボットとは少々違い、発砲するかどうかは人間が決めており、完全な自律型致死兵器システム(LAWS)はまだ存在しない。

 しかし、それを人間に代わって決定するアルゴリズムならある。カリフォルニア大学バークレー校のAI研究者スチュアート・ラッセル氏によると、LAWSは自動運転車よりも技術的に簡単であるらしく、2年以内にはかなり効果的な兵器が登場するだろうという。

アルゴリズムによる自律攻撃


 自律型致死兵器システム(LAWS)は、人工知能などが搭載されていて自律的に動き、標的を判断して殺傷する能力をもつロボット兵器を意味する。

 攻撃を判断するアルゴリズムには、攻撃対象のリストが与えられており、カメラなどで捕捉したものが、かなりの確率でリストの対象であると判断されると攻撃に移る。

 あるいは、過去の戦闘に基づき攻撃指示が下るだろうと判断される場合に攻撃するよう設定したり、戦場で銃を持った人間に攻撃するといったやり方もある。

 ここ数年でAIは大きく発展したが、特に顔認証技術や物体認証技術はきわめて正確になった。これらはLAWS開発には特に大切な技術で、今それが不可能から現実へ向かって急速に動いていることを示している。

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iStock

LAWSのメリット


 攻撃の判断を完全に機械任せにしてしまうことには、恐ろしいほどの倫理的意味合いがある。それなのに、なぜそんなことをしようというのだろうか?

 軍の立場からは、まったく新しい世界が開けると言える。たとえば、各ドローンを兵士一人一人が操縦しなければならないのだとすれば、それを大量に展開するにはそれだけ人員を割かねばならない。

 また現在のドローンは基地と情報の送受信を行わねばならないが、それはタイムラグの原因となるし、万が一通信が遮断されてしまえば、まったく使い物にならなくなってしまう。

 だがLAWSならそんな弱点はない。わずかな人員で大量に運用することが可能で、通信が遮断されて無力化してしまう心配もない。


従来の兵器よりも人道的?


 さらに人道的であるという見方もできる。なにしろ生身の人間を過酷な戦場に送る必要がないのだ。

 しかも、その人間は間違いを犯す生き物で、機械ではないからといって戦争犯罪と無縁なわけでもない。その点機械なら、どのような状況でも常に冷静で、適法な対象だけに攻撃を仕掛けることだろう。

 しかし、この議論には致命的な欠陥がある。合法であることと正しいことが常に同じとは限らないからだ。

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Computerizer from Pixabay

法と正義、どちらが大切か


 たとえば、かつてアフガニスタンでタリバンが6歳の少女を戦場に派遣したことがあった。その子はヤギ飼いの格好で米軍に近づき、その位置をタリバンに伝えていた。

 戦争法では、戦闘員に年齢の要件を定めていない。よって、その女の子はタリバンの戦闘員とみなされるのであって、米兵が射殺したとしても戦争法違反ではない。

 だが現場の兵士はそのように考えないだろう。子供を殺すのは人の道に外れることだと考える。

 ところが機械は戦争法に従うようプログラムされており、子供を殺害することが善か悪かを考えたりはしない。

 ときに生身の兵士は法律よりもずっと悪いことをするが、反対にいいことをすることもある。法律だけでなく、道徳によっても規律された人間ゆえのことだ。

 ならば、戦争法に従い、それに反するような命令を拒否するようプログラムしつつ、同時に人の命を奪う際は人間の監督を必要とする——そんな兵器だって作れるはずだ。

 だが現実には、LAWSの開発は完全な自律型へと向かっている。


強力かつ低コストな兵器の問題性


 完全なる自律型兵器は楽に低コストで人を殺せる。だが、その帰結は恐ろしいものだ。

 まずLAWSの開発が続けば、いずれはかなりの低コスト化が実現されるだろう。なにしろ今日でさえ、手頃な価格のドローンを一般人が入手できるのだ。

 もし、戦場でそんな戦闘ドローンがテロリストの手に渡ったら? 彼らは、それを容易に大量生産できるようになる。

 LAWSはまた民族浄化やジェノサイドをきわめて効率的にやってのけるだろう。そのような行為を望む人間は、特定の人種をターゲットの要件に入力するだけでいい。

 そしてもちろん、例の心配もある。すなわちAIが人類に対して反乱を起こし、私たちを駆逐するという可能性だ。

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Computerizer from Pixabay

透明な開発プロセスが必要


 そんな危険性があるからこそ、AIの開発は公開されながら行われるべきなのだ。極秘に開発されていたのでは見落としてしまうような欠陥も、大勢の目に触れれば発見される可能性は高くなる。

 そして何より開発に焦らないことが大切だ。ところが、困ったことにそれが起こりやすい分野がある――軍事である。

 現時点においてAI技術で最先端を行っているのは米国だ。その米国がAI兵器の優位性を過度に振りかざすようになれば、他国もまたAI開発に注力するようになるだろう。開発競争の勃発だ。

 AIによる過ちはそうした状況で最も起こりやすく、かつ最も危険なものとなる。


生物兵器禁止条約の先例


 殺人ロボットへの対抗策の文脈で指摘されるのが、かつて生物兵器の使用が禁止され、これがかなり成功していることだ。

 生物兵器はその開発が進み、危険性が認識されるようになったことから、1972年に生物兵器禁止条約の署名が開始され、1975年に発効された。

これに成功した背景にはいくつか要件があった。まず、国家が生物兵器によってそれほどメリットを得られなかったことがある。やたらと安価でしかも容易に入手できる大量破壊兵器など、国家にとっては厄介なだけだ。

 LAWSに関しても、同じことが主張されている。たとえば核兵器の拡散防止に苦労してきたこの70年を振り返ってみるといい。LAWSで同じようなことが繰り返されるのは、政府も望まないはずだ。

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Computerizer from Pixabay

議論が進まない理由


 ところが国連の場でこれに関する議論はなかなか進んでいない。

 その要因としては、まずそもそも多国間条約の議論とは一般にゆっくりとしたものだということが挙げられる。だが、技術の発展は非常に急速で、議論がついていけない。

 もう一つ、より重要なことに、そうした条約に反対する国があることが挙げられる。米国もそうした国で、反対の理由については、LAWSには人道的な側面があり、この点を検討する前に禁止するのは時期尚早だとしている。

 無論、禁止派の声も根強い。LAWSをいつまでも国家の軍隊だけのものにしておくのは至難の技だろう。いずれは国家以外のグループの手に渡る可能性が大きい。そうなる前に禁止をするべきであるし、いずれ禁止するのだとしたら実用化される前にした方がずっと容易だ。

 またAIの研究者にも、自分たちの開発した技術が軍事利用されることに強い抵抗感を示す人たちがいる。
 
 かつてグーグルが国防総省のメイヴァン計画に関与していることが明らかになったとき、従業員が大反対し、結局計画はお蔵入りとなったことがある。同様に、マイクロソフトの従業員も、自分たちの技術の軍事利用を拒んだ。


私たちは危険な未来を回避できるのか?


 殺人ロボットは潜在的に非常に危険な代物だ。全体主義国家や非国家主体の手に渡ってしまえば、恐ろしい事態になることは目に見えている。

 同時にLAWSはより大きな流れの一部だとも言える。AIはかつて不可能だったことを可能にした。それは人間の認知能力を超え、今後もますます強力なものになっていくだろう。

 今、それが自律兵器であれ、裁判の判決を下すものであれ、私たちは社会の重要な機能をよく理解されておらず、人間のことなどさして考えていないかもしれない機械に委ねようとしている。

 完全なAIはまだ登場していないが、私たちはその日の到来に備えておかなければならない。それも映画の中の出来事が現実になってしまう前に――。

References:Death by algorithm: the age of killer robots is closer than you think - Vox

☆中国と朝鮮を実験場にすればええんじゃ!