goo blog サービス終了のお知らせ 

保健福祉の現場から

感じるままに

ICD-11とARIサーベイランス

2025年06月25日 | Weblog
「社会保障審議会 (統計分科会疾病、傷害及び死因分類部会)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_164149.html)のR7.6.11「「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」第11回改訂分類(ICD-11)の「疾病、傷害及び死因の統計分類」への適用について(報告)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58823.html)(https://www.mhlw.go.jp/content/10701000/001503647.pdf)では「感染症に起因する胃腸炎又は大腸炎」「中枢神経系感染症」「性感染症」などは位置付けられているが、「呼吸器感染症」がない。「急性呼吸器感染症(ARI)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ari.html)のサーベイランスを機に、「呼吸器感染症」が位置づけられても良かったように感じる。ところで、IDWR速報データ(https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/)に関して、R7.6.24CBnews「百日咳の報告数、微減も過去2番目の2,970人累計は昨年の約8倍 JIHS公表」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20250624154341)が報じられている。NHK「感染症情報と医療・健康情報」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/medical/)の「約20種類の感染症データ・情報」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/)での百日せき「感染症状況マップ」はわかりやすい。今年度からスタートした「急性呼吸器感染症(ARI)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ari.html)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-250407.html)(https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/content/teiten_ARI/index.html)の届出基準は「咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか1つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例」であり、風邪症候群サーベーランスといえるかもしれないが、「病原体定点サーベイランス」(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001432892.pdf)では細菌検査は行われておらず、「不検出」の割合が大きいかもしれない。その中に、百日咳、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎などがどれほど混在しているか、確認されても良いように感じる。国立健康危機管理研究機構(https://www.jihs.go.jp/index.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/tvision231211.html)について、R7.3.3新潮社「風邪が「5類」で小児科はパンクしないか? 日本医療「官製談合」の本当の犠牲者」(https://www.fsight.jp/articles/-/51224)の「新組織の発足に合わせて、ポストと予算が増えるため、新たな事業を立ち上げたというのが真相だろう。」は本当であろうか。R7.6.5Web医事新報「【識者の眼】「新たに始まったARI感染症サーベイランスへのダメ出しと代案」西村秀一」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26501)は興味深い。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 摂食障害 | トップ | バイオシミラーと高額療養費制度 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事