保健福祉の現場から

感じるままに

地域医療ビジョンの行方

2014年10月31日 | Weblog
地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=216011)の10月31日資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000063556.html)が出ているので目を通しておきたい。「2025年の医療需要の推計の考え方について(案)」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000063545.pdf)では、「医療需要について、医療機能(高度急性期機能・急性期機能・回復期機能・慢性期機能)ごとに算出する。」「入院の医療需要は、1日当たりの入院患者数であり、基本的には、人口(性・年齢階級別)に、入院受療率(人口10万人対入院患者数。性・年齢階級別)を乗じることで、算出する。」「各医療機能の医療需要を推計する際に、疾病ごとの医療需要も推計する。「5疾病とそれ以外」又はDPCの「主要診断群18分類」」とあるが、気になるのは、患者流出入や受療率格差の加味の仕方である。都道府県別の標準化入院受療比(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000063550.pdf)が出ているように、格差は小さくない。さらに慢性期病床では介護施設状況の加味も気になるところである。地域医療ビジョンでは病床機能報告(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html)がどのように活用されるかも注目である。
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