保健福祉の現場から

感じるままに

松平健

2020年12月19日 | Weblog
12.19NHK「俳優 松平健さんが新型コロナウイルスに感染 所属事務所が発表」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201219/k10012773291000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001)。<以下引用>
<俳優の松平健さん(67)が新型コロナウイルスに感染したことを所属事務所が発表しました。それによりますと、松平さんは、18日午前、37度5分の発熱の症状があったため都内の医療機関を受診し、PCR検査を受けたところ、19日になって新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。現在、松平さんは、保健所の指導に従って療養しているということです。所属事務所は「関係者の皆様、ファンの皆様には、ご迷惑、ご心配をおかけしますことおわび申し上げます。事務所としましても、本人の回復に努めますとともに、引き続き新型コロナウイルス感染予防、拡大防止を実施してまいります」としています。>

そういえば、12.16読売新聞「軽症者療養施設で男性死亡、安否確認に4時間…対応に問題認め知事陳謝」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20201215-OYT1T50279/)が出ていたが、12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p27「低酸素血症があっても呼吸困難を訴えないことがある 」「SpO2 を測定し酸素化の状態を客観的に判断することが望ましい」は、新型コロナの診療では重要なポイントであろう。12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p28「診察時は軽症と判断されても発症2週目までに急速に病状が進行することがある」は注意しなければならない(特に高齢者)。さて、現状では、12.8NEWSポストセブン「新型コロナ軽症者に使われるアビガンの効果 医師の実感は」(https://www.news-postseven.com/archives/20201208_1618542.html?DETAIL)の「医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師もこういう。「軽症なら経過観察。食事を摂れず脱水になるようなら点滴などで対症療法にします。効果が証明されていないアビガンやレムデシビルには期待しません。肺炎など症状が悪化したらデキサメタゾンの投与を希望します」」のような意見が少なくないようである。12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p28「抗ウイルス薬の投与が考慮される」は「中等症」からで「軽症」にないが、11.27Web医事新報「[緊急寄稿]これからの新型コロナ対策はどうあるべきか─universal masking,PCR検査,そしてアビガン」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=15981)の「厚生労働省はファビピラビル使用の「患者の要件」として、日本感染症学会の「COVID-19に対する薬物治療の考え方 第6版」を引用している。そこには「酸素吸入・侵襲的人工呼吸器管理・体外式膜型人工肺(ECMO)を要する低酸素血症、酸素飽和度94%(室内気)以下、等の症例では薬物治療の開始を検討する」とあり、「無症状者や低酸素血症を伴わない軽症者では薬物治療は推奨しない」となっている。しかし、これは本来の抗ウイルス薬の使い方ではなく、抗菌薬の使用法であり、このような指針では、多くのSARS-CoV-2患者の、ファビピラビル早期治療の機会を逃す可能性がある」とある。12.17沖縄タイムス「アビガン 有効性判断困難 コロナ薬で国が報告書」(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/679643)が出ている。
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