保健福祉の現場から

感じるままに

変異ウイルスはいつから国内に

2021年01月01日 | Weblog
1.1NHK「「感染爆発を危惧すべき状態 変異株との関連も心配」専門家」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792751000.html)。<以下引用>
<東京都で12月31日、新型コロナウイルスへの新たに感染が確認された人が1300人余りとなったことについて、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「これほど早く1000人を超えるとは思っていなかった。1300人というのは、高い水準が続いていた中でも突然増えてきた印象で、『急増』と言える。このペースが続くと、いわゆる感染爆発という状況になりかねず、非常に危惧すべき状態だ」と話しています。また、イギリスなどで広がっている変異したウイルスについて「31日の増え方を見ていると、変異株との関連も心配だ。これだけ急激に増えた要因として変異株が影響している可能性も否定できないので、しっかりとモニターする必要がある」と話していました。そのうえで、濱田教授は「東京や首都圏全体で、街に出ている人の数は若干減っているが、それでも多いと感じている。県境を越える移動は控えている人が多いと思うが、都内なら動いていいということではない。いろいろな人を招いて新年会をするのもよくない。いつも顔を合わせている人でこぢんまりと新年を祝うつもりでいてほしい。また、正月休みが明けて仕事が始まる1月4日以降は職場に人が集まるので、さらに感染が広がる可能性がある。緊急事態宣言のような国の対応や、各自治体の対応を、もう少し強く行うべき状況になってしまったのではないかと思う」と述べました。>

12.31NHK「コロナ変異ウイルス 新たに6人感染確認 英国などから到着」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201231/k10012792161000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_039)。<以下引用>
<今月下旬にイギリスなどから国内の空港に到着した男女6人がイギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。厚生労働省によりますと、感染が確認されたのはイギリスとUAE=アラブ首長国連邦に滞在歴がある10歳未満から50代までの男女6人です。6人はそれぞれ今月23日から26日にかけて関西空港や羽田空港、成田空港に到着した際の検疫で新型コロナウイルスへの感染が確認され、その後、国立感染症研究所で検体の遺伝子を解析した結果、イギリスで感染が広がっている変異したウイルスだと分かったということです。いずれも宿泊施設や病院で療養しているため、いわゆる濃厚接触をした人はいないということです。イギリスと南アフリカで見つかっている変異したウイルスは感染力が強い可能性があるとされていて、日本国内で感染が確認されたのは合わせて21人となりました。>

「新型コロナウイルス感染症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)(https://corona.go.jp/)(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html)(https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019)について、12.26NHK「コロナ変異ウイルス相次いで確認で水際対策強化へ」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201226/k10012785521000.html)では「厚生労働省によりますと国立感染症研究所では、空港の検疫所で感染が確認された人について、出国した国や地域にかかわらず検体の遺伝子解析を行っています。12月12日から21日にかけて到着した人のうち感染が確認された68人について検体の遺伝子を解析した結果、5人から変異したウイルスが見つかり、全員がイギリスから到着していました。国立感染症研究所の脇田隆字所長は、25日夜の会見で「空港検疫で確認されたので、真の意味で国内に侵入して流行が拡大していることではないと受け止めているが、病原性などわからないことがあるので、しっかり分析する必要がある」と述べ検疫以外で感染が確認された人について民間の検査会社からも幅広く検体を集め、解析を進める考えを明らかにしました。」とあった。12.25「英国及び南アフリカ共和国に滞在歴がある入国者の方々の健康フォローアップ及びSARS-CoV-2 陽性と判定された方の情報及び検体送付の徹底について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000712474.pdf)では「本邦入国前14 日以内に英国及び南アフリカ共和国に滞在歴がある入国者の方々の健康フォローアップ並びにSARS-CoV-2 陽性と判定された方の情報及びウイルスゲノムを確認するための検体の提供の徹底をお願い申し上げます。」とあるが、遺伝子解析の徹底が英国・南アフリカ滞在歴者に限定されてはいけない。「国内で遺伝子解析ができているのは全体の1割程度に限られている」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201222/k10012778821000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_041)とされている。11.11「新型コロナウイルス感染症における積極的疫学調査について(要請)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000694560.pdf)で「行政検査を委託している民間検査機関に保管されている遺伝子検査でSARS-CoV-2 陽性(Ct値が30より大きい及びCt値のない場合は除外)と判定された精製RNAの残余液(20μl 程度)を6の照会・送付先へ提出ください。」「対象者から改めて検体を採取する必要はなく、検査後の残りRNA 一部を提出ください。」とあるが、抗原検査陽性者や自費検査陽性者に対する行政検査としての無料のPCR検査が必要で、遺伝子解析にも積極的につなげるべきであろう。12.31「英国及び南アフリカ共和国に滞在歴がある入国者の方々の健康フォローアップ及び SARS-CoV-2 陽性と判定された方の情報及び検体送付の徹底について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000713240.pdf)では「これまでに送付していない検体がある場合には、12月20日以降の検体を優先的に送付いただくようお願いいたします。」とあるが、それ以前はどうなのであろうか。遡りを優先すべきではないのか。12.7NHK「入院時「陰性」患者から感染しクラスター発生か 札幌の病院」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201207/k10012750701000.html)では「厚生労働省は、毎週、報道などをもとに▽自治体がクラスターと認定した事例や、▽2人以上が感染した事例をまとめています。」と報道されているが、クラスター発生事例の遺伝子解析はどこまでされているであろうか。国内で、変異ウイルスによるクラスター発生はないのであろうか。12.28FNN「特措法改正案 早期審議へ 変異種いつ日本に?」(https://www.fnn.jp/articles/-/125283)では「この変異種について、政府高官は「もっと前に国内に入ってきたおそれもある」と話し、過去にさかのぼって検体を調査していることを明らかにした。」とあった。感染拡大を単純にGo toのせいにするのは楽なのであるが...。
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