保健福祉の現場から

感じるままに

障害者の自立支援

2006年11月16日 | Weblog
先日、精神障害者施設の運営協議会に出席した。世間では好景気といわれるが、授産施設や共同作業所における受注の確保が年々困難になっているという。聞けば、単純な組立作業は中国等に流れており、そこで受けられないものを受注しているのだという。それでも地元企業には何とか融通していただいている。有難いことである。しかし、授産施設は早晩、給付施設に移行しなければならない。それによって、訓練等給付として、1割自己負担が必要になるが、現状の賃金を軽く超えてしまうのである。施設長の悩みは尽きない。本当は、給付施設に移行して、多少脱落者がでても、ある程度の通所者数を確保できれば経営的には成り立つのかもしれないが、割り切れないのである。今後、障害者福祉の「構造改革」はどうなるであろうか。
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