R6.9.30「新たな地域医療構想において精神医療を位置付ける場合の課題等に関する検討プロジェクトチームの開催について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001309843.pdf)。
R6.9.30CBnews「新たな地域医療構想に精神医療、PTで課題検討 10~11月に 厚労省」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20240930190138)が目にとまった。R5.3.25朝日「精神科病院での暴行は「構造的な問題」 都立松沢病院名誉院長の視点」(https://www.asahi.com/articles/ASR3Q53PDR3BUTFL01G.html?iref=com_apitop)と「構造的な問題」と整理されているが、抜本的な改革が必要と感じる。「精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai_442921_00009.html)のR6.5.20資料「精神保健医療福祉の現状等について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/001255285.pdf)は最近の精神保健医療福祉の動向がわかりやすくまとめられている。但し、これは全国レベルの話であって、都道府県、圏域ではどうなのか、問われるように感じる。例えば、医療計画(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)では精神疾患も柱の一つであるが、R5.6.15「医療計画について」(https://www.mhlw.go.jp/content/001108169.pdf)p30~36「精神病床に係る基準病床数」と「既存病床数」がそれぞれの都道府県でどうなっているか、気になるところかもしれない。一応、医療機能情報(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/teikyouseido/index.html)(https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2300/initialize)では各精神科医療機関の状況がある程度わかるが、不十分であろう。R5.3.16衆議院「精神科「滝山病院」での看護師による患者への暴行等に関する質問主意書」(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a211030.pdf/$File/a211030.pdf)のR5.3.28答弁書(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_t.nsf/html/shitsumon/pdfT/b211030.pdf/$File/b211030.pdf)p2「政府としては、精神科病院ごとの入院患者の死亡者数について把握していない。」とあったが、例えば、一般病床・療養病床対象の「病床機能報告」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html)では、病院病棟別に死亡退院数(割合も計算可)が把握・公表(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/open_data_00008.html)されており、精神病床についても「630調査(精神保健福祉資料)」(https://www.ncnp.go.jp/nimh/seisaku/data/)において把握・公表することは考えられないであろうか。R6.5.20資料「精神保健医療福祉の現状等について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/001255285.pdf)p70~72「令和6年度診療報酬改定及び障害福祉サービス等報酬改定」によって、「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai.html?tid=141270)の取りまとめ(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000051138.pdf)(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000051135.pdf)の「精神科病院の構造改革」は進むであろうか。例えば、令和6年度診療報酬改定(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00045.html)のR6.3.5「令和6年度診療報酬改定の概要 【重点分野Ⅱ(認知症、精神医療、難病患者に対する医療)】」(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001238907.pdf)p11「地域移行機能強化病棟入院料の継続と要件の見直し」がされるが、地域移行機能強化病棟入院料の届出医療機関数・算定回数」はどこまで増えるであろうか。どの医療機関が「A318 地域移行機能強化病棟入院料」(https://shirobon.net/medicalfee/latest/ika/r04_ika/r04i_ch1/r04i1_pa2/r04i12_sec3/r04i123_A318.html)を届出しているかの検索は、医療機関地方厚生局届出情報(https://caremap.jp/cities/search/facility)の基本診療料「移機強」で検索すると容易にわかるが、届出なしの県が少なくない。「精神科病院の構造改革」のためには、精神病床について、一般病床や療養病床と同様の施策を実施することが必要と感じる。以前、キャリアブレイン「認知症専門の介護医療院を提案 日慢協・武久会長「精神科の空き病床を活用」」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20180412204312)が出ていたが、慢性期の精神病床については、今後、地域医療構想策定ガイドライン(http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/28513.pdf)p17「療養病床入院受療率の地域差解消」と同様な取り組みも期待されるかもしれない。